信州諏訪発気まぐれ親父のブログ

信州から日々の情報・映画・草花・軽登山等‥気まぐれに情報発信していきます

マッドマックス フュリオサ

2024-06-06 12:35:39 | 映画

    世界の崩壊から45年。暴君ディメンタス将軍の率いるバイカー軍団の手に落ち、故郷や家族

    すべてを奪われたフュリオサは、ディメンタス将軍と鉄壁の要塞を牛耳るイモータン・ジョー

    が土地の覇権を争う、狂気に満ちた世界と対峙することになる。狂ったものだけが生き残れる

    過酷な世界で、フュリオサは復讐のため、そして故郷に帰るため、人生を懸けて修羅の道を歩む

    胸を熱くさせてくれた大作『Fury Road』から10年弱、前日譚が観れる感慨深さ

    フュリオサの半生に焦点を当てた今作 前作の様にノンストップのど迫力アクションだけではなく

    彼女の心の強さも描き、荒廃した世界観は更にブラッシュアップされ、2時間半1秒も中弛みする事

    なく観れたあんなに激しい戦闘シーンに一切のグロさを感じさせず、簡単に血飛沫ブシャーも見せ

    ずに、このクオリティのアクションになるなんてジョージ・ミラー監督始め製作陣は天才か?!

    2大主演も最高でした!観てるこちらもフュリオサの怒りが宿る程の悪役ディメンタスを演じた

    クリス・ヘムズワーズさんフュリオサはひたすら強いからシャーリーズ・セロンさんがハマり役

    かと思ってましたが、めちゃくちゃかっこよかったアニャ・

      

       マッドマックスシリーズ、どの作品にも同じ事が言える気がする。繋がりはあるけど

                  知らなくても作品の面白さは十分楽しめるはずです  ☆☆☆☆


関心領域

2024-06-03 10:08:33 | 映画

    空は青く、誰もが笑顔で、子供たちの楽しげな声が聴こえてくる。そして、窓から見える壁の向こう

    では大きな建物から黒い煙があがっている。時は 1945 年、アウシュビッツ収容所の所長ルドルフ・ヘス

    (クリスティアン・フリーデル)とその妻ヘドウィグ(ザンドラ・ヒュラー)ら家族は、収容所の隣で幸せに

    暮らしていた。スクリーンに映し出されるのは、どこにでもある穏やかな日常。

    しかし、壁ひとつ隔てたアウシュビッツ収容所の存在が、音、建物からあがる煙、家族の交わす何気ない

    会話や視線、そして気配から着実に伝わってくる。壁を隔てたふたつの世界にどんな違いがあるのか?

    平和に暮らす家族と彼らにはどんな違いがあるのか?そして、あなたと彼らとの違いは?

    日本でも話題になった役所広司の「PERFECT DAY」を抑えて国際長編映画賞を受賞し、作品賞などにも

    ノミネートされ、カンヌでも受賞しとすごい作品です

    アウシュビッツ強制収容所のすぐ隣に住む一家の話 家族は普通に生活を送っている だけどなにか

    違和感 歯で遊ぶ子ども、隣の煙突から出る煙、庭に撒かれる灰、綺麗に管理された庭、日常に聞こえ

    てくる悲鳴や物音、そして林檎を撒く少女 淡々とした展開なんだけど終始違和感があり気持ち悪い

    何より音楽が怖かった 音で恐怖を掻き立てられるというか特にエンドロールはゾワゾワした

    無関心が一番怖い 明確に事件を起こすのではなく会話や音だけで想像させようとしたいんだなあと

    いう意図は伝わってきました ラストの現代と過去を重ねるシーンとエンディングの不穏な音楽は

    思わずこれはホラー映画か?と、思うような音楽でしたね

       

     エンドロールがここまで気持ち悪いのは初めて 面白さは正直全然感じない

       でもきっとそういう映画じゃなくて、感性に訴えかけるっていうのを全振りした

                                  作品なんだと思う  ☆☆☆


帰っきたあぶない刑事

2024-05-31 19:53:50 | 映画

    刑事を定年退職し、ニュージーランドで探偵事務所を開業していたタカこと鷹山敏樹と、ユージこと

    大下勇次が、8年ぶりに横浜へと戻ってくる。そんなある日、香港在住の日本人弁護士が何者かに殺害

    される事件が起こる。事件にひっかかりを感じた鷹山は、過去に2人と因縁のある男・劉飛龍(リウ・

    フェイロン)のもとを訪ねるが、鷹山はそこで出会った飛龍のビジネスパートナーであるステラ・リー

    が、かつての恋人に似ていることが気にかかった。その頃、2人の「T&Y探偵事務所」に永峰彩夏と

    いう女性が訪れ、母親を捜してほしいと依頼してくる。彩夏の母親の夏子は、鷹山と大下の旧知の女性

    だった。夏子捜索を開始した2人だったが、横浜では殺人事件が多発し、やがて爆弾が仕掛けられる

    テロまでもが発生する。

    横浜に伝説の刑事2人が8年ぶりに帰って来た! ダンディ・タカ(舘ひろし)とセクシー・ユージの

    アブナイ魅力は健在でした ゆるくて不真面目な軽さが嬉しい そして浅野温子のコメディ・リリーフ

    しかし浅野温子さん歳取ったな~・・・ここまでベテランなのに、お馬鹿キャラに徹する薫ちゃんは

    天っ晴でした!黒スーツにグラサンのタカとユージ ハーレーダビッドソンに乗りショットガンをブッ

    放すユージのお決まりのシーンも健在! シワシワの顔の割には身体の動くタカのアクションシーン

    8年ぶりの新作には、隠し玉として《娘と名乗る謎の女の子》土屋太鳳さんが参入

    土屋太鳳の愛されキャラぶりがとても良い 品があり可愛くて出しゃばらず、コラボレーション効果を

    生んだ 仲村トオルは今や大物実力派で総理大臣もやるのに、このあぶないデカではタカとユージの

    後輩兼お目付役

    70代ですよ?  この2人の色気はどこから出てくるんでしょう     ☆☆☆☆★   


猿の惑星 キングダム

2024-05-23 10:30:57 | 映画

    300年後の地球。荒廃した世界で人類は退化し、高い知能と言語を得た猿たちが地球の新たな支配者

    となっていた。そして、その一部の野心的な猿たちが巨大な帝国(キングダム)を築こうとしていた

    帝国の冷酷な独裁者であるプロキシマス・シーザーによって故郷の村を滅ぼされ、家族や友と離れ離れ

    になってしまった若き猿ノアは、旅の途中で出会った年老いたオランウータンのラカから、猿と人間の

    共存についての昔話を聞かされ、ラカがノヴァと名付けた人間の女性と出会う。ノヴァは野生動物の

    ような人間たちの中で誰よりも賢いとされ、プロキシマス・シーザーの一派から狙われていた。

    彼女と一緒に行動することになったノアだったが、プロキシマス・シーザーにとらわれ、ノヴァと共に

    彼の帝国へ連行されてしまう

    前作主人公シーザーが亡くなり、二代目はノアというエイプ。結構時間経ってるように見えるけどまだ

    退化してない人類がいて、過去を知ってる。この話の肝

    ノアに交代したが、ノアが段々と人間らしく見えて感情移入してくる。平和そうたが、エイプの中にも

    当然悪いのもいる。結局、エイプに変わっても歴史は変わらないのか、と思わせておいて、一方で人間

    は支配種の交代をあきらめてないという話。人間はエイプの事をあまり考えておらず、対立構造にある

    のが、シーザーの努力が無駄な気がして皮肉である。(女性主人公は人類の業を全て背負わされている

    のであった)やはり人間の方が自分勝手だよね?という描写。

    ノアも良さそうに見えるが、シーザーの意思を継げるのか?続いたらいいな。

           

            結局、シーザー三部作を観ていないと入り込めない作品だと思う     ☆☆☆


ゴジラxコング 新たなる帝国

2024-05-12 10:20:01 | 映画

    怪獣と人類が共生する世界。未確認生物特務機関「モナーク」が異常なシグナルを察知した事を発端に

    ゴジラが君臨する地上世界とコングが生きる地底世界の2つのテリトリーが交錯し、ゴジラとコングが

    激突する。しかし、その先には人類にとってさらなる未知の脅威が待ち受けており、怪獣たちの歴史と

    起源、さらには人類の存在そのものの謎に迫る新たな冒険が繰り広げられる。

    簡単に言えばコングに強敵が現れて圧倒的強さを誇るゴジラに助太刀を頼みに行くも、話聞いて貰えず

    ドタバタしてたらモスラが仲介してくれて無事一緒にぶっ飛ばすお話?

    今シリーズでは色々な伝承、SF、神話などがごちゃ混ぜ………実体化していたりします、アトランティス

    っぽいのやら古代文明の跡には地下世界への扉があるだの、地表世界はゴジラが地下世界はコングが棲み

    分けることになり争いが無くなったが仲間のいないコングは地下世界の何処かにいる仲間を探していた

    そんな時、地下世界の更に深く潜る穴ができコングは自分と同じ巨大な猿たちの群れを見つけます

    ですが、そこをまとめていたボスはかつて地表世界すらも支配しようとした極悪な手長猿だった

    その猿が従えていた氷を司る古代龍により負傷してしまうコングは人間たちに助けられ、ゴジラと

    モスラと共に対抗するのですが・・・んー、まぁ、予告編に流れた所為かもしれないんですが極悪猿

    と戦ったり猿の取り巻きが赤い染料を体に付けてるのが猿の惑星にしか見えなかったです

    ゴジラとコングのブレインバスターなのか、バックドロップなのか、飛び出した時は笑いました

     

     日本人の考えるゴジラと外国人が考えるゴジラは、根本的な何かが違うような気がする ☆☆


オーメン ザ・ファースト

2024-04-12 10:16:47 | 映画

    アメリカ人のマーガレットは新たな人生を歩むべくイタリア・ローマの教会で奉仕生活を始めるが

    不可解な連続死に巻き込まれてしまう。やがて彼女は、恐怖で人々を支配するため悪の化身を生み

    出そうとする教会の恐ろしい陰謀を知る。全てを明らかにしようとするマーガレットだったがさら

    なる戦慄の真実が彼女を待ち受けていた。

    「悪魔の子」ダミアンに翻弄される人々の恐怖を描き世界的ヒットを記録した1976年公開の名作ホラー

    「オーメン」の前日譚で、ダミアン誕生にまつわる秘密を明かしたホラー映画。

    今まで謎のままだった悪魔の子「ダミアン」出生の経緯が描かれる・・・最初から最後まで不穏

    不気味な展開グロいしエグいし良い意味で最悪? ダミアン誕生話はそんな理由で?!かつ誰がダミアン

    の実母になるのか(大体途中で想像がつきます)伏線と回収も秀逸なミステリーにもなっていて分かり

    やすいんですが、ダミアンを生み出そう企む信仰や宗教の闇がとてつもなく恐ろしくてマジで言葉が・・・

    ダミアンを誕生させる理由が、こと細かく描かれるので本当にその思想というか企みというか周りが

    考えてることが恐ろしいそれを序盤は上手く隠してるのだが徐々に怪しさを見せる

    後半で判明するがその境界線の描き方が本当上手かったですね にしても何回か出てくる出産シーンの

    描き方がエグくて、どんな出産させてるんだよって感じます

       

    個人的にはR18にしてもっとエログロして欲しかった位です         ☆☆☆★


ゴーストバスターズ フローズン・サマー

2024-04-11 10:40:48 | 映画

    真夏のニューヨーク。日差しが降り注ぐビーチで大勢の人々が海水浴を満喫するなか、海の向こう側

    から突如として巨大な氷柱が大量に現れ、街は一瞬にして氷に覆われてしまう。ゴーストバスターズ

    としてニューヨークの人々をゴーストたちから守ってきたスペングラー家は、その元凶が全てを一瞬

    で凍らせる「デス・チル」のパワーを持つ史上最強のゴーストであることを突き止め、事態を解決する

    べく立ち上がる 第3作として2021年に製作された「ゴーストバスターズ アフターライフ」の続編

    前作からスケールアップ!パワーアップしたゴーストバスターズ!

    今作も元祖バスターズの孫、フィービーが中心のストーリー

    お化け退治をしながら街を破壊して市長に怒られたり、ゴーストバスターズらしい展開が続く中

   「ファイヤーマスター」なる新キャラも登場。このファイヤーマスター、結構いいキャラしてると

    思ったからもっと活躍して欲しかったなぁ。しかし、新旧バスターズ勢揃いでそれぞれの見せ場を

    作ろうと思ったら・・・まぁ納得です。

    マシュマロマンは相変わらず可愛い?潰れても焼かれてもグロでも良い!シリーズ屈指の癒やし

    キャラは健在です。ちょっとミニオンズっぽいかも?

    ストーリーは中盤、昔話や科学の話などよく分からず中だるみを感じたものの、後半は新旧

    バスターズ合流で胸熱展開!そしてあのテーマ曲!本当に聴けて良かったです。

    が、ヴォルデモート並のラスボス感半端ないビジュアルと圧倒的な力に絶望的な雰囲気だったのに

    意外とあっけなく倒されたのは残念

     

         名曲が流れて終わりよければすべてよし(笑)           ☆☆☆


ゴーストワールド

2024-03-27 10:42:55 | 映画

    幼なじみで親友のイーニドとレベッカは高校を卒業したものの、進学も就職もせずに気ままな

    毎日を過ごしている。そんなある日、2人は悪戯心から、新聞の出会い広告欄に載っていた

    中年男シーモアを呼び出して尾行する。イーニドは冴えないシーモアになぜか興味を抱き彼の

    趣味であるブルースのレコード収集を通して親交を深めていく。一方、レベッカはカフェで

    働き始め、イーニドとレベッカは次第にすれ違うようになっていく

    2001年に上映された当時には未見でしたが、何故か今になってリバイバル上映されているのと

    若い頃のスカーレット・ヨハンソンが出演しているので、気になって観に行きました。

    内容は好き嫌いが分かれそうな作品で、観る側の年齢や性別によって感じ方がかなり違うと

    思います。主人公と同年代の頃や公開当時に観ていたら感想も違っていたかも知れませんが

    ソーラ・バーチとスカーレット・ヨハンソンが演じるシニカル娘コンビはおしゃれ。学校を

    ラストのバス停のシーンについては何を意味しているのか気になりました。

    新たな未来への旅立ちを意味しているのか?それとも死を意味しているのか?ただ、主人公

    が乗る前に老人が乗って行くシーンがありおじいさんの乗ったバスとイーニドが乗ったバス

    とは行き先が違うと思いたい

     

         スカーレットヨハンソン可愛いなー            ☆☆☆


デューン 砂の惑星PART2

2024-03-25 10:30:48 | 映画

    その惑星を制する者が全宇宙を制すると言われる砂の惑星デューンで繰り広げられたアトレイデス家

    とハルコンネン家の戦い。ハルコンネン家の陰謀により一族を滅ぼされたアトレイデス家の後継者

    ポールはついに反撃の狼煙を上げる砂漠の民フレメンのチャニと心を通わせながら、救世主として

    民を率いていくポールだったが、宿敵ハルコンネン家の次期男爵フェイド=ラウサがデューンの新た

    な支配者として送り込まれてくる。

    待ちに待った二作目 1作目の世界観はそのまま、緊張感あるシーンが続く第二作でした

    夕日をバックにしたカットや独特な三日月など景色も素晴らしくPART1の初め位の海や水が出て来た

    シーンが懐かしくなるくらいにPART2は砂だらけ・・・

    前作以上にとにかく映像美に圧倒された映画だった。まず、舞台となる惑星アラキスが美しい

    砂漠が滑らかな曲線を描き、夕焼けによってオレンジ色に染まり輝く。アラキスの首都アラキーン

    全体が空撮で映され、その造形美を見せる。建物は全体が濃いグレーで、直線が組み合わさった

    無機質なデザインが、近未来的でありつつも古代の遺跡のような印象も残す。建物の内部は太陽の

    光が上手く利用されており、綺麗に差し込むようになっていて、光と影のコントラストが美しかった

    大軍が集結して綺麗に整列する様はそれだけで美しかった。そのため戦闘シーンも圧巻でアクション

    のレベルも高く手に汗握る映像が続く。作中で古代ローマのコロッセオを思わせる円形闘技場が出て

    くる。そこの観客席で、大勢のハルコンネンの兵士達が集まり歓声を上げる姿は、それだけで圧巻

    だった。ストーリーは、主人公ポールの成長が見どころ。フレメ


変な家

2024-03-20 10:33:14 | 映画

    オカルト専門の動画クリエイター・雨宮はマネージャーから、購入予定の一軒家の間取りについて

    不可解な点があると相談される。そこで雨宮は、自身のオカルトネタの提供者であるミステリー

    愛好家の設計士・栗原に意見を聞いてみることに。間取り図から次々と浮かび上がる奇妙な違和感

    に、栗原はある恐ろしい仮説を導き出す。そんな中、その家のすぐ近くで死体遺棄事件が発生。

    事件と家との関連を疑う雨宮が一連の疑惑を動画にして投稿すると、その家に心当たりがあるという

    人物・宮江柚希から連絡が来る。

    原作未読。予告に惹かれて鑑賞したが…

    序盤のいかにもオカルト風の雰囲気から、家に取り憑いた悪霊とか呪いとかの話なのかと思っていたら

    あれよあれよと「八つ墓村」のような田舎ホラーになっていく展開に驚かされる。

                                     (石坂浩二さん出てるしね)

    ただし、田舎の因習や排他性などが浮き彫りになるようなテーマ性はこれっぽっちもなく、ここで語

    られるのは「左手供養」という訳の分からない儀式ばかり。

    そもそも、左手のない子供が生まれることが「祟り」であるはずなのに、どういう理屈で、男の子に

    10年間も日光を当てず、しかもその子に3回も人を殺させて、その左手を切り落とすという事が

    祟りを鎮める儀式になるのだろうか?それ以前に、健常な男の子が生まれてきた時点で、祟りは

    なかったと判断できるのではないだろうか?何よりも、いかにも面白くなりそうな「家の間取りの

    違和感」という着眼をまったく活かすことができなかったのは、残念としか言いようがない。

      

        変な作品でした                       ☆☆