両親に愛され、幸せな毎日を送っていた7歳の男の子ティム。ある日突然、彼のもとに弟だという赤ちゃん
がやってくるが、黒いスーツとサングラス姿で手にはブリーフケースを持っていた。困惑するティムを尻目に
両親は赤ちゃんに絵本を読んだり、ハグをしたりと言いなりだった。やがてティムは、弟がベイビー株式会社
の社員で、世界の愛情の比率が赤ちゃんより子犬に傾く中、発表される予定の新種の子犬の正体をつかむよう
命じられていることを知る。
見た目は赤ちゃん、中身はおっさんのボスベイビーのミッションに巻き込まれるお兄ちゃんのお話です。
物語はテンプルトン家の一人っ子ティムの日常が描かれて始ます。7歳になった彼は両親の寵愛を一身に受け
ていたが、ある日彼に弟ができることになったショックを隠せないティムだったが、彼の元に現れた弟は
スーツを来た赤ん坊で「どう見てもおかしかった」が、両親は微塵も疑っていない!
そしてある日、ティムはその赤ん坊が大人の言葉を話しているところを目撃する。目撃されてしまったので
自分は「ボスベイビー」だと名乗り、ベイビー株式会社の社員だと告げる。。。そして彼には秘密のミッション
がある事を告げるのだが・・・物語は赤ちゃんのビジュアルで「育児」「兄弟愛」「ペットビジネス」「
中間管理職の悲哀」などを直球でディスるもので、正直、笑っていいのか、否か悩む(私は笑えませんでしたが)
ボスベイビーは「赤ん坊よりも仔犬が可愛くて、赤ん坊が必要とされていない世の中になった」という設定の
もと、「仔犬株式会社の新商品を探る」というミッションに躍起になる。この設定からして「赤ん坊は可愛さ
のみが存在価値」みたいなシビアで厳しいメッセージになっている様な気がします。
更に、仔犬ですら「永遠の仔犬」でなければ愛されないと結んでいます・・・・
率直な所、笑える映画なのですが、どこか笑ってもいいのか?と自問してしまう自分がいて混乱しました
映画としては「面白い」と思うのですが、人によっては素直に楽しめない映画だと感じました
なにも考えずに鑑賞することが一番
楽しめるのではないかと思います ☆☆★