時田数(有村架純)が働く喫茶店「フニクリフニクラ」には、ある席に座ると自分が望む時間に戻れるという伝説があった。
「過去に戻れるのはコーヒーをカップに注いでから、そのコーヒーが冷めてしまう間だけ」といったいくつかのルールがあるが
過去を訪れたい人たちが次々と来店する。
過去に戻れるテーブル席(都市伝説)がある不思議なカフェ。。そしてそこを訪れる訳ありの常連客そして幽霊?(石田ゆり子)
とくればあの某TVドラマを連想しながらの鑑賞となった映画であったが、それぞれの登場人物が素晴らしい演技で、まるで贅沢な
舞台ドラマを間近で観ているような気分を味わえた映画でした。特に松重 豊さんと薬師丸 ひろ子さん良い夫婦役(後に解るのですが)
また吉田羊も適役だったし、始めの内はすごい○○だと思った有村架純も、終盤にはうなずけた演技だった。「4回泣けます」という
この映画のコピーだが、久しぶりに泣けた?(私は3回・・・ほろっと位)映画でしたね~
鑑賞後、監督が女性だったことを知りました。女性ならではのの演出を十分に感じると共に、コーヒーなどの飲料水、滴り落ちる水滴
カフェを満たす大量の水、さらには羊水、海、などというように、男には描けないような水のイメージの描き方に、女性独特の感性を
感じ得ます。泣ける映画が決してベストだとは思わないのですが普段泣いたことのないようなおじさんが泣けた映画でした。
コーヒーは冷めても心は温まる作品ではないでしょうか ☆☆☆★