20XX年。日本最南端沖で国籍不明の漁船20隻が発砲を開始し、波留間群島の一部を占領して海上保安庁
の隊員を捕らえる。日本政府は、航空機搭載護衛艦いぶきをメインにした艦隊を派遣。お互いをライバル
として意識してきた航空自衛隊出身のいぶきの艦長・秋津竜太(西島秀俊)と海上自衛隊出身の副長・新波歳也
(佐々木蔵之介)は、この未曽有の事態を収束しようとする。
リベラルに配慮した映画でしたね。最初に相手の攻撃がありきで、人的物的被害は出ていても首相は防衛出動
しなかった・・・ここが間違いなのでは?自衛官が死亡しているにも拘らず防衛出動を決定できない?憲法9条
が殺したようなものだと解釈してしまいます。。原作では敵国が某隣国になって居るはずですが、訳のわからない
ナントカ連邦にすり替えられ、臨場感は完全に台無しにされ、空母、戦闘機などは全てCG製作となっています。
映像的にはあまり不満は無いのですが、敵国がなんで日本領土に侵攻してきたか?何故あんなに戦力持っている
のか?が訳わからないし、島民が人質になったシーンは何処にも出て来ず、危機感が伝わって来ないんです。
敵国の心理描写も、敵国内のシーンも出てこないから日本のオラオラ感だけで恐怖感も皆無でした。
それと、突如入るコンビニのシーン・・・中井貴一さんと深川麻衣さん、必要なキャスト・シーンなのかなぁと
突っ込みどころは多々ありますが、でも退屈はしない映画だと思います。
一番印象的なのは関西弁です(笑)☆☆★