交通事故で娘を亡くし、それがきっかけで離婚してしまった柴 久生は、喪失感を克服できず
自暴自棄になるが、大切な友人の死を看取った看取り士の女性の一言で救われる。
看取り士とは、「医師から余命宣告をされた方が、できるだけ安らかに旅立てるようお手伝いする仕事」
5年後、早期退職した柴は、岡山県高梁市で看取りステーション「あかね雲」を開いていた。診療所の
医師と連携しながらボランティア・スタッフとともに、最期の時を迎える患者さんに寄り添う仕事に柴は
生きがいを見出し、心身ともにすっかり元気を取り戻していた。そこへ新任の医師・早川と看取り士の
新人みのりが加わり、柴は、戸惑いと困惑を繰り返す彼らを優しくフォローする。
家で最期を迎えたいと願いながら、息子の嫁に面倒を見てもらえない女性や、ひとり暮らしの老人、3人の
子供を持つ若い母親など、看取り士を頼る患者は様々だ。9歳の時に母を亡くしたみのりは、その悲しみが
いまだに癒えず、心にシコリを残したままだが、死に向かう人々の心情を理解し手を尽くすうちに、自分の
過去にも向き合えるようになる。
自分が死ぬ時について、具体的に考えたことがなかった私。
よく歳をとると、自分のお墓の事とか、財産の事とか、お金に関する事ばかり考えてしまいがちです
この映画では、自分が最後にどんな姿で死んでいきたいかを考える映画・・・
病院で苦しみながら、管を全身に入れられて苦しむよりも、安心できる我が家で家族に見守られながら
死んでいきたい(私もそう思います) 自分の死生観を決める事って重要なんだなと
最近は、孤独死がよくニュースになってますが、誰にも知られずに死んでいくって想像以上に辛い物
かもしれないですね。1人孤独に死ぬよりも、大切な人や愛する家族に看取られて死ぬことの幸せって
思った以上に大切ですね。自分の死をまだ具体的には考えた事はまだありませんが・・・
これから自分の人生最後をどう過ごすか、色々と考えさせられました。また、この映画では、「みとりし」
という仕事があるって事を教えてもらいました。
人の死ぬ最後の瞬間を看取ることで、安心してあの世に旅立てるということ。
安心感って人間にはとても大事なことだと思います。
誰かが側に寄り添ってくれているだけで、人ってあんなにも安心できるってことを学ばせてもらいました。
私の娘夫婦も「エンバーマー」と言う特殊な仕事についており常に「死」とは対面して居ますが
「みとりし」と言う仕事もあるのだと・・・どちらの仕事も常に尊厳を心に努めて頂きたいなと ☆☆☆☆