流通業界最大のイベントである11月のブラックフライデー前夜、世界規模のショッピングサイト
の関東センターから配送された段ボール箱が爆発する事件が発生し、やがて日本中を恐怖に陥れる
連続爆破事件へと発展する。関東センター長に着任したばかりの舟渡エレナは、チームマネージャー
の梨本孔とともに事態の収拾にあたるが…
ネットショッピングで頼んだ荷物が爆発した!なんて映画みたいな話だなと思うけど(映画です)
この映画を見ていたら現実でも充分起こり得る事では?と感じて人事には思えなくなります
主人公が事件を解決するのかと思いきや、途端に怪しく見え出したりする展開もそうなんですが
何より満島ひかりさんだから出来たであろうそのバランス感覚に見ている方も振り回されて最後
まで目が離せません 物流センターの人以外にも、配送業者の人、荷物を頼んだ人、とかなり登場
人物が多いけれど、どなたもこの物語には必要な人だと思います。配送業者の親子が個人的に凄く
好きでしたね 細切れな描写でも親子関係が見えてきたり、見せ場もあって良かったです
野木さん脚本の映画やドラマはいくつか見てきましたが、どれも現実的で見る人の中のどこかしら
にリンクさせたようなお話を書かれる方だなと思いましたが、今回はそれが一番強く感じました
映画の中のセリフにもあったかと思うのですが、よく「会社のために働け」の様な事を言う人が
いますが、この映画を見ていると「会社の為、と言う人は働いてる人の事は考えていないんじゃ
無いか?」と思うようになりました。物凄い勢いで話が展開していくので、あれってどういう事
だっけ?あそこもう一度見直したい、と何度も見たくなってしまいます
見終わった後、あなたはどうする?と問いかけられたような気分になりました ☆☆☆☆