「乙事」は「おっこと」と読み、ここでピン!と来る方、もしかしてアニメーション「もののけ姫」
に登場する「乙事主」を想像してる?(何回も私のブログでも書いてますしね)そう、「乙事主」の名前
はこの富士見町乙事(おっこと)から付けられたと言われています(しつこい?)他にもあるのですが・・
話がそれましたが、富士見町乙事は古い地区で、13世紀初頭には現在の乙事地区と思われる地名が登場して
います。そこに鎮座する諏訪神社 子供の頃は秋祭りに同級生に呼ばれ来たがそれ以来か?
古木の杉に囲まれ
少しこんもりとした木々に囲まれた中にある『社殿』悠久の時が静かに流れている気がします
かつては乙事諏訪神社上社と乙事諏訪神社下社が存在し、それ以前は地区の氏神が祀られていたそうです
17世紀には諏訪社上社本宮の社殿は、本宮の新築のため乙事諏訪社上社に移築されました。
この時、移築されてきた社殿は16世紀に織田信長が諏訪に侵攻した際に諏訪社を焼き討ちした後に再建され
たときの社殿。諏訪地域内にある建築物の中ではかなり古いんです! ドラマがありますね~
19世紀には上社と下社へ交互に遷座する形になり、やがて上社と下社が合祀、そして社殿の国宝指定と火事
による焼失と中々の歴史を歩むのです。なので此の社殿は昭和23年の火災後の修復とはいえ、中世の様式を
残す社殿なんです
小さな造りではありますが、彫刻は非常に手の込んでおり、後世に登場する大隅流や立川流の力強さとは
趣が異なり、植物のモチーフを優美に繊細に描いています 金具についている諏訪社の神紋「梶紋」もよく
観察すると葉の形や描かれる根の数も違いますね
諏訪郡富士見町「乙事」にある諏訪大社系列の神社です 昭和5年には国宝に指定されているという古い
神社です。戦後間もない頃に一度火災に見舞われたのですが、村人たちに守られて復元再建して今は幣殿
のみが重要文化財に指定されています。よく見ると赤く塗られた柱材が所々炭になっていて火災の傷跡が
解り、そういう所が氏子から大切にされているのが解りますね
今もちゃんと御柱もしていて地元から愛されている神社です。
諏訪100番札所巡りの何らかの手掛かりがあるかもと来て見ましたが手掛かりなしでした・・・