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3月28日、 454名 作業予定

2011-03-28 22:22:02 | 日本の被災対応
本日(3/28)、福島第一原子力発電所 で 放射性物質の漏えい止め、および
原子炉等の冷却作業のために、454名 の方が作業予定と東京電力から発表が
あった。

記者会見の場での発表で、明日以降は 作業予定人数を公式に発表する事に
なったようだ。

ようやくだが、少しずつ “当たり前” の 報道へと向かいつつある。
現場で働く彼らのために、正当な扱いを受けていない彼らのために、さらに報道
を拡げる事を願うばかりだ。



【 今なお被災が進んでいる、“彼ら” 】

一部では、「 壊れた原子力発電所より避難所の方々へ高い関心を! 」 という
意見も聞くが、3月11日に 海岸近くの施設内で被災し、その後も 建屋の爆発が
あったり、 高い放射線環境での作業が続くなど、現場で働き続けている彼らの
“被災” は留まる事を知らず増え続けている。

日本の未来を守り続け、少しでも負債を減らそう日夜奮闘し続けている “彼ら”
(被災人)に対して冷淡な扱いを続ける事はあってはならない。

各種報道を見る限り、現場で働く彼らの 安全や生命 を労わる声が少ないが、
それは異常な事だと促す。

その点、世界からの報道に眼を向けると、正当な意見があふれている。
フランスのパリ大学の準教授が、“彼ら” の 「死の危険」 を指摘している。
3/24付け 産経ニュース ・ 仏専門家が増援の呼び掛け



【 劣悪な環境の中で、決死な“彼ら” 】

福島第一原子力発電所は 地震に遭い、大きな津波にも襲われている。ただ、
震災被害を見込んだ設計だったために、遠目で見る限りは 大きな破損は無い
様に見えるだけ。
発電所付近の住居は、大きな津波に襲われて見る形も無いほどに破損し、
ガレキの中には今なお多くの犠牲者の方々が眠っていらっしゃるはず。

退避指示が出され、生き延びた方々が退避した “死” の街の中心で、被災
した後も退避せず活動を続けている “彼ら” の食料や水の心配を誰かして
いたのか?

原子力安全・保安院の 横田統括原子力保安検査官が、実際に現地を確認して
発表しているので見て欲しい。 そして、この情報をより多くの人が 共有 する事を
願う。
3/28付け 産経ニュース ・ 東電「決死隊」


【 世界は “彼ら” にエールを贈っている! 】

豪ABC(TV)は、ハイパーレスキュー隊の活動を 「サムライ」と称したが、それ
以上に過酷な環境の中で 長時間・長期間 の作業を強いられている “彼ら”に
対して高い評価を与えている 報道機関 がある。

USAトゥデー紙は、「 原発作業員は英雄 」と評している。
3/26付け 産経ニュース・ 「原発作業員は英雄」

さらに、米国の小学生たちはもっと素直でストレートな行動で “彼ら”を激励
しているので見て欲しい。
3/28付け 産経ニュース ・ 「私のヒーロー」



【 募金だけでない、今必要な事 】

街を歩いても、TVを観ても、コンピニに行っても、募金の呼び掛けがあふれて
いる。

募金を呼び掛ける行為も、募金に応じる行為も、とても良い事。

でも、今最も大切な事は、日本で一番過酷な現場で、日本の未来を守るために、
必死な作業を連日行なっている “彼ら” を応援する事ではないだろうか。

街角で 彼らへの応援メッセージを集めたり、友人との会話の中で“彼ら”の
存在に触れたり、マスコミ・報道機関へ取り上げ要望を送ったり、ツィッター
で関連する記事を多くの方の眼に触れるようにしたり、街角インタビューを受け
た時に彼らへのエールを贈ったりと、やり方はたくさんある。

ぜひ! 彼らのため、日本のため、これからの生活のため、やりませんか !
やりましょう!


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1分間で100リットルの排水、しかし

2011-03-27 23:00:17 | 日本の被災対応
福島第一原子力発電所での懸命な活動は、水との戦いに入っています。

高い放射線量を示す水が原子炉を冷却するためのポンプの建屋内に貯まって
いて、その水を排水しない限り、冷却用のポンプを動かすための作業に進め
ないでいます。

無事に作業が進む事を願うばかりです。


【 1分間に 最大100リットル 】

しかし、1号機のポンプ建屋での排水作業は 24日(木)から始まったのに、
排水が充分に出来ず、排水ポンプを 2台追加して作業を継続しているようす。

1分間に 最大100リットルの水を排水する能力のあるポンプですから、よほど
大量の水で苦労をされているのでしょう。
3/27付け NNNニュース より

ポンプ建屋の照明が回復しているかどうか不明ですが、250 mSv(ミリシー
ベルト)という異常な 放射線許容基準の環境から、一日も早く解放される事
を願います。


【 放射性物質はどこから・・ 】

空気中に発散された放射性物質が原因と考えられる 上水道への放射性物質の
混入問題は、一旦落ち着いたかのように報道されています。

しかし、“現場”からは放射性物質は今なお外部へと放出されているのですから、
決して安心していられる段階ではありません。

現に、福島県内各地での大気中の放射性物質は今なお多く観測されていて、
海洋中にも多くの放射性物質が流れ出ています。

原子力発電所内部のどこから放射性物質が外部に漏れ出ているのか?
漏れ出ている箇所が特定されたとして、作業が可能なのか?

連日の作業に続いて、更に過酷な環境の中での作業が待ち受けているのは
間違いありません。


【 一日でも早い安定を! 】

広がり続ける放射性物質の影響は、常に後から明らかになります。

大気、海洋、土壌、農産物、酪農、住まい、健康など、多くの課題への対処が
長く求められ続ける事でしょう。

是非、一日でも早く放射性物質の漏えいが止まり、黙々と作業してきた方々が
無事に帰宅される日が来る事を願うばかりです。


吉田昌郎 所長 様 ほか皆さんのご健闘を!

2011-03-27 22:43:47 | 日本の被災対応
福島第一原子力発電所の現場で、陣頭指揮をしている方の氏名が判明しま
したので、ここにお知らせします。

現場責任者である、吉田昌郎 さんです。

ダイヤモンド・オンラインが伝える限り、東京電力本店と政府とのやり取りが
続く中でも、冷静でいて勇敢な処置を進めていらっしゃるようです。

未だ作業を進めている方の人数や氏名は発表されていませんが、吉田様を
始めとする皆さんのご健闘と無事な帰還・帰宅を心より願っています。
3/25付け ダイヤモンド・オンライン より

書類の整理から ・ ・ ・

2011-03-26 23:28:15 | Webサイト 作成日記
■ 資料のスキャニング処理、再開する
■ 1995年~1996年、主に ジムカーナパーティ関連資料を処理する

* * * *

これからの日本経済、これからの 暮らしを考えると ・・・
[ 福島第一原子力発電所 ]の 状況には無関心でいられない!
当然、そこで作業している方々の無事と、一日でも早い帰宅を願うばかり
です。

・・が、 これからの日本の中で、この活動を続けていきたいので、
ようやくですが、 少しずつ 作業を再開しています。

(本当は・・)
チリ の 大統領の話も書きたかったのですが ・・・
時間切れのため、明日以降に書きますので、乞うご期待。


彼らの無事な帰還を! ご家族のため、国のために、

2011-03-26 20:47:20 | 日本の被災対応
本日(3/26)の時点で、海洋汚染や大気汚染が未だ収まっていないとの報道が
目立っていますが、“臨界”現場で彼らの作業範囲が一気に広がっている事も
報道されています。

どうか、今なお厳しい環境の中で力を尽くしている彼らに声援を贈りましょう。


【 作業している人は 数百名レベル 】

報道からは、福島第一原子力発電所での作業は一段と進んでいるようです。

3/25 には、1号機 と 3号機 の原子炉へ注入していた海水を、より安全性の高い
真水 へと切り替え、3/26 には 2号機 の原子炉への注入は 真水 へと切り替え
が終了していて、 本来の設計環境へと近づいた事で 原子炉の作動状況も好転
しているようです。

そして、同時に 使用済み燃料棒用のプールへの注水 も 真水 へと切り替え作業が進んでいるようです。
3/26付け NHKニュース より

外部電源のコントロール室への引き入れの作業も、3号機、1号機 に続き、3/26
には 2号機へと進み、 同時進行している 各種計器類やポンプ、配管などの
チェック作業と相まって、着々と作業が進んでいます。

しかし、現場は 地震と津波に襲われた施設ですから、TV では 水素爆発した
建屋ばかり目立ちますが、破損した 施設の中での作業は 通常の作業以上に
手間が掛かっているでしょう。
産経ニュースより 「津波で破損した施設」 画像

さらに作業を困難にしているのは、原子炉コントロール室内や 別棟のポンプ棟
で 計測されている高い放射線量です。

これだけの環境の中、これだけの作業量ですから、被ばく量を一定以下に抑えて
作業を進めるために、施設に残っている数百名の人達全員が協力し合って交代
しながら作業にあたっている事が容易に推測されます。
本当に、彼らの活動や行動力、熱意には感謝しきれないほどです。


【 許容被ばく線量 の意味するもの 】

さて、“臨界”の現場で作業を進めている彼らの健康については、全ての人が
関心を持っていると思いますので、彼らの人生を守るためにも、 許容被ばく
線量に関する資料を見てください。

原子力安全・保安院 が、平成18年4月に まとめた資料を掲載します。
原子力安全・保安院 発表資料より/ PDF資料

許容被ばく線量 の 計測管理方法の詳細な手法は不明ですが、1年 または 5年
の間に被ばくする 放射線量 に限度を決め、身体機能や生命を守るために その
“限度量” を超えないようにする事が重視されているのが分かります。

その中にも明記されていますが、原子力施設で作業にあたる人は、1年間あたり
許容される 放射線量が 50 mSv(シーベルト)となっています。
ただ、今回はあまりにも危機的な状況でしたから、緊急に政治的判断によって
50 mSv から 100 mSv へと改訂され、数日も経たない内に 250 mSv / 年 へと
変更されています。

実は、今回緊急で設定された数値は、とても大変に大きな 放射線量で、彼らの
今後の健康が多いに心配される レベル なのです。

他の例を挙げてみましょう。
現場の放射線量の高さから、派遣活動を何度が躊躇していた 防衛省・自衛隊は
50 mSv /年 で、 作業遂行圧力もあって 緊急時設定の 100 mSv/年 としてから
活動を始めた経緯があります。

また、海外メディアからも高く評価された 東京消防庁・ハイパーレスキュー隊 の
場合は、隊員の家族の事も配慮しつつ苦渋の選択の活動で、最大被ばく線量が
27 mSv でした。

これらの事実からも、被害を最少で喰い止めようと現場に残って作業をしている
方々が いかに過酷な状況の中で作業されている事が理解できます。

・ ・ 自衛隊員(ヘリ放水時) : 60 mSv
・ ・ 消防隊員(放水活動時) : 27 mSv ( 1名/実測最大値)
・ ・ 一般医療従事者(X線技師): 50 mSv

・ ・ 原発作業員(今回の緊急設定) : 250 mSv

ハイパーレスキュー隊が 「救世主」、「現代のサムライ」であるならば、彼らは
どんな評価の仕方がふさわしいのでしょうか。思いもつきません。


【 一日でも早い、無事な帰還を! 】

3号機 および 1号機などの ポンプ棟 地下通路に貯まった“水”が問題になって
いて、それが原因となって作業に遅れが出ているのが心配です。

その“水”の 放射線量が どれほどに高いのか、発表から読み解いてみましょう。
3/25付け 産経ニュースより 1万倍 の発表に沈黙!

東京都内などで検出されて報道された上水道の 許容基準量は、乳児対象の
場合には、水 1 L(リットル)あたり 100 ベクレル で、成人対象の値は 同じく
水 1L(リットル)あたり 300 ベクレル です。

そして今回、発表された “臨界”現場の“水”の 放射物質濃度は、水 1cc あたり
390 万ベクレル です。
上水道の場合と同じように 水 1L(リットル) あたりの数値に換算すれば、なんと
39 億ベクレル / L となり、決して飲む事は無いにせよ、かなり過酷な状況で
ある事が理解できます。

この“水” がどこから来ているのか? これを解決しなければ 汚染を食い止める事にならず、彼らは 解放されない様子が報道からも伝わり、ますます心が痛むばかりです。

どうか、心より彼らの一日でも早い帰還・帰宅を願いましょう。
彼ら自身の 健康のため、人生のため、そして 彼らの ご家族のため。

放射能汚染の問題解決が一日でも遅れるほど、農業や漁業だけでなく、あら
ゆる産業、経済、国家財政などにより大きな影を落とし、それは 私達の生活や
人生にも より大きな影響を与える事に繋がります。

どうか、私達の生活のため、国全体の運営のため、彼らの一日でも早い帰宅が可能になる事を一緒に願いましょう。