日本記念日協会に登録されている今日・6月27 日の記念日を見ると、「寿司の日 」 があった。
ちらし寿司の誕生のきっかけを作ったとされる備前藩主の池田光政公の命日から、卵焼きなどの調理用食材の製造販売メーカーの株式会社あじかんが制定したのだという。
株式会社あじかんは、業務用卵焼き・冷凍オムレツなどの卵加工製品を主力とし、寿司だね・弁当・総菜用の加工食品などを製造販売している。広島を中心に西日本地域に基盤をもち、平成18年(2006年)3月期の連結売上構成では玉子焼類が30%を占めているそうだ。すし屋で寿司を食べた時、私など玉子焼きで上がるが、この寿司用の玉子焼は、なかなか家で作るのは難しいよね~。
姫路藩主・池田利隆の長男であり、備前初代岡山藩主・池田光政は、儒教を信奉し陽明学者・熊沢蕃山を招聘し、寛永18年(1641年)全国初の藩校「花畠教場」を開校。寛文10年(1670年)には日本最古の庶民の学校として「閑谷学校」(備前市、講堂は現在・国宝)も開いたことで知られている。教育の充実と質素倹約を旨とし「備前風」といわれる政治姿勢を確立し、庶民には奢侈(しゃし。度をこえてぜいたくなこと。身分不相応な暮らしをすること。)を禁止した。特に神輿・だんじり等を用いた派手な祭礼を禁じ、元日・祭礼・祝宴以外での飲酒も禁じた。このため備前は米どころであるにも関わらず銘酒が育たなかったようだ。だが、この倹約令・別段御触書による被差別民に対する公式の場の紋無し・柿渋による渋染の着衣、下駄履きの原則禁止などの強制は「渋染一揆」の原因ともなった(以下参考に記載の「[PDF] 渋染一揆を闘った人々」参照)。
寿司は、酢飯と主に魚介類を組み合わせた日本料理であるが、その一種であるちらし寿司は、地域によって特徴があり、様々な種類が存在するが、大きく分けて2つの系統に分類される。その1つは、寿司ネタ用の具を飯の上に飾り載せたもので、もう1つは、飯に細かく切った魚介類、野菜などの具を混ぜて食べる。これらはばら「寿司」また「バラちらし」とも言う。具には錦糸玉子・干椎茸の煮つけ・かんぴょう・酢蓮根・海老・焼穴子等がよく用いられる。 このようなちらし寿司は家庭で作られる機会も多く、祭礼などハレの日の手作り料理として供されることが多い。
岡山名物の「ばら寿司」は、寿司ネタ用の具を飯の上に飾り載せしたものであるが、さまざまな具を配し豪華なことで知られている。岡山のこの「ばら寿司」誕生は備前藩主池田光政公の倹約令にさかのぼるのである。つまり、先に述べたように、池田光政は、質素倹約を奨励し、「食事は一汁一菜とする」とした。このことに対抗する手段として、寿司の上に盛りだくさんの旬の魚介類や山菜を盛り付けをし、それに汁を付け「一汁一菜」とした。要するに、殿様の言った言葉の揚げ足をとり抵抗したわけである。また豪華なばら寿司を咎められないように、食べるまではお重のご飯の下に盛りだくさんの旬の具材を隠しておいて、食べる時にひっくり返して豪華なばら寿司を堪能するという「返し寿司」と呼ばれるものもある。お上に逆らえない庶民のしぶとさを感じるよね~。
今日の記念日を設定した株式会社あじかんの社名が気になるので、同社HPで、社名の由来 を見ると、社名の「あじかん」には、仏教の修行法「阿字観」、味覚の追求を意味する「味観」、ひらがなの「あ」から始まり「ん」で終わるひらがな51 文字の無限の可能性や創造性、という意味が込められているという。何か高尚過ぎて難しくてよくわからないが、ただ、社長挨拶の中で”「食」という文字は人を良くすると書きます。私はこの「食」には、人の心を良くするという意味が込められていると思っています。食は人の心を豊かにしてくれます。食を囲んで人の和ができ、人が本来持つ温かい心を引き出してくれます”・・・と言っているのには、同感である。
ところで、内閣府生活統括官(共生社会政策担当)のホームページなど見たことありますか?
そこに、”「6月は食育月間です!」栄養バランスのとれた規則正しい食生活により生活習慣病を予防しましょう。家族そろって食卓を囲み、親子のきずなを深めましょう。”・・とある。
この「食育月間」は、食育基本法(平成十七年政令第二百三十五号)に基づき、食育の国民への浸透を図るための月間として、「食育推進基本計画」により定められたものだそうだ。
食育基本法の前文には、食育について”子どもたちをはじめ、すべての国民が心身の健康を確保し、生涯にわたって生き生きと暮らすことができるようにするためには、何よりも「食」が重要です。ところが近年、国民の食生活をめぐる環境が大きく変化し、その影響が顕在化しています。例えば、栄養の偏り、不規則な食事、肥満や生活習慣病の増加、食の海外への依存、伝統的な食文化の危機、食の安全等、様々な問題が生じています。このような問題を解決するキーワードが「食育」です。食育基本法では、「食育を、生きる上での基本であって、知育、徳育及び体育の基礎となるべきものと位置付けるとともに、様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てる食育を推進することが求められている」としています。今、国民が自ら取り組み、国民が主役となった、国民的広がりを持つ運動として様々な食育推進の取組が進められることが期待されています。食育の主役は皆さん一人一人です。食育について詳しく御覧になってみませんか?”・・・とある(食育推進のページ参照)。その通り、同HPの【コラム】 食育の語源に、”食が人に及ぼす影響は大きく、明治36年(1903年)発行の村井弦齋著「食道楽」に「智育と体育と徳育の三つは蛋白質と脂肪と澱粉のように程や加減を測って配合しなければならん。しかし先ず智育よりも体育よりも一番大切な食育の事を研究しないのは迂闊の至りだ」と述べており、智育よりも体育よりも「食育」が大切ではないかと指摘している。しかし、その後暫くの間「食育」という言葉が世間で広くつかわれなくなった。”・・とあるように、人間が生きていく上で最も基本である「食」について、誰もが、もっと深く関心を持つようにしなければいけないだろう。
今日は、「ちらし寿司の日 」 なのにこれ以上余分なことを書くのは、控えるが、私も過去飲んだくれて、散々贅沢もしてきたので、肝臓なども悪くしているが、今は極力バランスの取れた食事を心がけており、御蔭で、元気に過ごすことができている。今は、健康志向の高い人達も多くなり、それらの人達は正しい食をこころがけているようだが、相変わらず、テレビなどは、番組としても安上がりに出来又、広告収入を一番得やすいからだろう、これが美味しい、どこが美味しいと食べ物を扱った番組や広告がひしめいている。「食」は、単に食べ物そのものについてだけでなく、家族団らんで、楽しく食べることが大切であるが、ここのところの世界的な不況の御蔭で、外食が減り、内食化が進んでいるようであり、スーパーの食品売上は好調のようだ。しかし、散歩などしていると、100円均一の回転すしや餃子の王将など安いところはそれなりに大勢の客が入っているが、ちょっとした料理店や食事処は閑古鳥が鳴いている。
これでは、何時、不況から脱出できるのか・・・?先が見えないのが心配である。しかし、ここのところは、良くてrも悪くてもじっと我慢して耐えるしかないだろうが、そんな時、比較的簡単に作れ、美味しく食べれる「ちらし寿司」などは、格好の食べ物だろうね。特に、岡山の「ばら寿司」のように、寿司ネタの魚ばかりじゃなく、海の幸に彩り豊かな旬の野菜類を多く加えたものが、体にも良いだろうね。
(画像は、岡山の伝統的な料理「ばらずし」を駅弁としたもの「桃太郎の祭り寿司」Wikipediaより)
参考:
日本記念日協会HP
http://www.kinenbi.gr.jp/index2.html
あじかんホームページ
http://www.ahjikan.co.jp/
Category:岡山県の歴史
http://ja.wikipedia.org/wiki/Category:%E5%B2%A1%E5%B1%B1%E7%9C%8C%E3%81%AE%E6%AD%B4%E5%8F%B2
祭-Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%AD
ちらし寿司 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%A1%E3%82%89%E3%81%97%E5%AF%BF%E5%8F%B8
[PDF] 渋染一揆を闘った人々
http://www.pref.kochi.lg.jp/~jinkyou/jinnkenn/gakkou/tunagari/step2/4sibuzomeikki.pdf
阿字観 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%98%BF%E5%AD%97%E8%A6%B3
内閣府生活統括官(共生社会政策担当)のホームページ
http://www8.cao.go.jp/souki/index.html
懐かしの味:郷土料理百選から 岡山ばらずし - 毎日jp(毎日新聞)
http://mainichi.jp/life/today/news/20090526ddm013100148000c.html
ちらし寿司の誕生のきっかけを作ったとされる備前藩主の池田光政公の命日から、卵焼きなどの調理用食材の製造販売メーカーの株式会社あじかんが制定したのだという。
株式会社あじかんは、業務用卵焼き・冷凍オムレツなどの卵加工製品を主力とし、寿司だね・弁当・総菜用の加工食品などを製造販売している。広島を中心に西日本地域に基盤をもち、平成18年(2006年)3月期の連結売上構成では玉子焼類が30%を占めているそうだ。すし屋で寿司を食べた時、私など玉子焼きで上がるが、この寿司用の玉子焼は、なかなか家で作るのは難しいよね~。
姫路藩主・池田利隆の長男であり、備前初代岡山藩主・池田光政は、儒教を信奉し陽明学者・熊沢蕃山を招聘し、寛永18年(1641年)全国初の藩校「花畠教場」を開校。寛文10年(1670年)には日本最古の庶民の学校として「閑谷学校」(備前市、講堂は現在・国宝)も開いたことで知られている。教育の充実と質素倹約を旨とし「備前風」といわれる政治姿勢を確立し、庶民には奢侈(しゃし。度をこえてぜいたくなこと。身分不相応な暮らしをすること。)を禁止した。特に神輿・だんじり等を用いた派手な祭礼を禁じ、元日・祭礼・祝宴以外での飲酒も禁じた。このため備前は米どころであるにも関わらず銘酒が育たなかったようだ。だが、この倹約令・別段御触書による被差別民に対する公式の場の紋無し・柿渋による渋染の着衣、下駄履きの原則禁止などの強制は「渋染一揆」の原因ともなった(以下参考に記載の「[PDF] 渋染一揆を闘った人々」参照)。
寿司は、酢飯と主に魚介類を組み合わせた日本料理であるが、その一種であるちらし寿司は、地域によって特徴があり、様々な種類が存在するが、大きく分けて2つの系統に分類される。その1つは、寿司ネタ用の具を飯の上に飾り載せたもので、もう1つは、飯に細かく切った魚介類、野菜などの具を混ぜて食べる。これらはばら「寿司」また「バラちらし」とも言う。具には錦糸玉子・干椎茸の煮つけ・かんぴょう・酢蓮根・海老・焼穴子等がよく用いられる。 このようなちらし寿司は家庭で作られる機会も多く、祭礼などハレの日の手作り料理として供されることが多い。
岡山名物の「ばら寿司」は、寿司ネタ用の具を飯の上に飾り載せしたものであるが、さまざまな具を配し豪華なことで知られている。岡山のこの「ばら寿司」誕生は備前藩主池田光政公の倹約令にさかのぼるのである。つまり、先に述べたように、池田光政は、質素倹約を奨励し、「食事は一汁一菜とする」とした。このことに対抗する手段として、寿司の上に盛りだくさんの旬の魚介類や山菜を盛り付けをし、それに汁を付け「一汁一菜」とした。要するに、殿様の言った言葉の揚げ足をとり抵抗したわけである。また豪華なばら寿司を咎められないように、食べるまではお重のご飯の下に盛りだくさんの旬の具材を隠しておいて、食べる時にひっくり返して豪華なばら寿司を堪能するという「返し寿司」と呼ばれるものもある。お上に逆らえない庶民のしぶとさを感じるよね~。
今日の記念日を設定した株式会社あじかんの社名が気になるので、同社HPで、社名の由来 を見ると、社名の「あじかん」には、仏教の修行法「阿字観」、味覚の追求を意味する「味観」、ひらがなの「あ」から始まり「ん」で終わるひらがな51 文字の無限の可能性や創造性、という意味が込められているという。何か高尚過ぎて難しくてよくわからないが、ただ、社長挨拶の中で”「食」という文字は人を良くすると書きます。私はこの「食」には、人の心を良くするという意味が込められていると思っています。食は人の心を豊かにしてくれます。食を囲んで人の和ができ、人が本来持つ温かい心を引き出してくれます”・・・と言っているのには、同感である。
ところで、内閣府生活統括官(共生社会政策担当)のホームページなど見たことありますか?
そこに、”「6月は食育月間です!」栄養バランスのとれた規則正しい食生活により生活習慣病を予防しましょう。家族そろって食卓を囲み、親子のきずなを深めましょう。”・・とある。
この「食育月間」は、食育基本法(平成十七年政令第二百三十五号)に基づき、食育の国民への浸透を図るための月間として、「食育推進基本計画」により定められたものだそうだ。
食育基本法の前文には、食育について”子どもたちをはじめ、すべての国民が心身の健康を確保し、生涯にわたって生き生きと暮らすことができるようにするためには、何よりも「食」が重要です。ところが近年、国民の食生活をめぐる環境が大きく変化し、その影響が顕在化しています。例えば、栄養の偏り、不規則な食事、肥満や生活習慣病の増加、食の海外への依存、伝統的な食文化の危機、食の安全等、様々な問題が生じています。このような問題を解決するキーワードが「食育」です。食育基本法では、「食育を、生きる上での基本であって、知育、徳育及び体育の基礎となるべきものと位置付けるとともに、様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てる食育を推進することが求められている」としています。今、国民が自ら取り組み、国民が主役となった、国民的広がりを持つ運動として様々な食育推進の取組が進められることが期待されています。食育の主役は皆さん一人一人です。食育について詳しく御覧になってみませんか?”・・・とある(食育推進のページ参照)。その通り、同HPの【コラム】 食育の語源に、”食が人に及ぼす影響は大きく、明治36年(1903年)発行の村井弦齋著「食道楽」に「智育と体育と徳育の三つは蛋白質と脂肪と澱粉のように程や加減を測って配合しなければならん。しかし先ず智育よりも体育よりも一番大切な食育の事を研究しないのは迂闊の至りだ」と述べており、智育よりも体育よりも「食育」が大切ではないかと指摘している。しかし、その後暫くの間「食育」という言葉が世間で広くつかわれなくなった。”・・とあるように、人間が生きていく上で最も基本である「食」について、誰もが、もっと深く関心を持つようにしなければいけないだろう。
今日は、「ちらし寿司の日 」 なのにこれ以上余分なことを書くのは、控えるが、私も過去飲んだくれて、散々贅沢もしてきたので、肝臓なども悪くしているが、今は極力バランスの取れた食事を心がけており、御蔭で、元気に過ごすことができている。今は、健康志向の高い人達も多くなり、それらの人達は正しい食をこころがけているようだが、相変わらず、テレビなどは、番組としても安上がりに出来又、広告収入を一番得やすいからだろう、これが美味しい、どこが美味しいと食べ物を扱った番組や広告がひしめいている。「食」は、単に食べ物そのものについてだけでなく、家族団らんで、楽しく食べることが大切であるが、ここのところの世界的な不況の御蔭で、外食が減り、内食化が進んでいるようであり、スーパーの食品売上は好調のようだ。しかし、散歩などしていると、100円均一の回転すしや餃子の王将など安いところはそれなりに大勢の客が入っているが、ちょっとした料理店や食事処は閑古鳥が鳴いている。
これでは、何時、不況から脱出できるのか・・・?先が見えないのが心配である。しかし、ここのところは、良くてrも悪くてもじっと我慢して耐えるしかないだろうが、そんな時、比較的簡単に作れ、美味しく食べれる「ちらし寿司」などは、格好の食べ物だろうね。特に、岡山の「ばら寿司」のように、寿司ネタの魚ばかりじゃなく、海の幸に彩り豊かな旬の野菜類を多く加えたものが、体にも良いだろうね。
(画像は、岡山の伝統的な料理「ばらずし」を駅弁としたもの「桃太郎の祭り寿司」Wikipediaより)
参考:
日本記念日協会HP
http://www.kinenbi.gr.jp/index2.html
あじかんホームページ
http://www.ahjikan.co.jp/
Category:岡山県の歴史
http://ja.wikipedia.org/wiki/Category:%E5%B2%A1%E5%B1%B1%E7%9C%8C%E3%81%AE%E6%AD%B4%E5%8F%B2
祭-Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%AD
ちらし寿司 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%A1%E3%82%89%E3%81%97%E5%AF%BF%E5%8F%B8
[PDF] 渋染一揆を闘った人々
http://www.pref.kochi.lg.jp/~jinkyou/jinnkenn/gakkou/tunagari/step2/4sibuzomeikki.pdf
阿字観 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%98%BF%E5%AD%97%E8%A6%B3
内閣府生活統括官(共生社会政策担当)のホームページ
http://www8.cao.go.jp/souki/index.html
懐かしの味:郷土料理百選から 岡山ばらずし - 毎日jp(毎日新聞)
http://mainichi.jp/life/today/news/20090526ddm013100148000c.html