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一日一書 511 本気で鶏を叱っている・尾崎放哉

2015-02-17 19:28:26 | 一日一書

 

尾崎放哉

 

本気で鶏を叱っている

 

半切四分の一

 

 

「鶏毛筆」で。

「鶏毛筆」で「鶏」という字を書くのも、ちょっと変な感じ。

この句は、畏友、児童文学作家の松原秀行君に、フェイスブックで教えてもらいました。

彼によるとこの句には「そこはかとない哀愁が漂っている」とのこと。

そう思って読むとまた味わい深い。

「本気で」は、もちろん「ほんきで」と読むわけでしょうが

今風に「マジで」と読みたくなるような気もします。



ぼくが持っている岩波文庫の「尾崎放哉句集」には掲載されていません。

選者の池内紀氏は気に入らなかったのかも。

 

 

もう一枚。

 

 

 

印は、「CACA」会員の丸山浩平先生の作です。

 


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