冬(甲骨文字)
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この字については、白川静が次のように詳しく解説しています。
象形。編糸の末端を結びとめた形。
甲骨文字・金文の字形は末端を結びとめた形であるが、
のちその下に「氷」(原文では「人」を縦に2つ重ねた文字)を加えて冬になった。
冬がその音を借りる仮借(かしゃ)の用法で四季の名の「ふゆ」の意味に用いられるようになって、
糸の末端を示す糸へんを加えた終の字が作られた。
冬は終のもとの字である。
なるほど~。
それに、冬は四季の「終わり」だし。
背景の写真は、去年の冬に撮った三渓園の池です。