加舎白雄
捨てられぬものはこころよ冬籠(ふゆごもり)
●
何もかも捨て去った自分だが、こうやってひとりで冬を過ごしていると
やっぱり、この心だけは捨てられないものだなあ、といった意味の句。
冬は、どうしても外出が億劫になるものです。
そうすると「冬籠」ともいうべき暮らし方になってしまいます。
家の中でしみじみと「来し方行く末」を考えるというのも、
乙なものかもしれません。
白雄の句というのは
素直で、気張っていないところがいいですね。
加舎白雄
捨てられぬものはこころよ冬籠(ふゆごもり)
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何もかも捨て去った自分だが、こうやってひとりで冬を過ごしていると
やっぱり、この心だけは捨てられないものだなあ、といった意味の句。
冬は、どうしても外出が億劫になるものです。
そうすると「冬籠」ともいうべき暮らし方になってしまいます。
家の中でしみじみと「来し方行く末」を考えるというのも、
乙なものかもしれません。
白雄の句というのは
素直で、気張っていないところがいいですね。