申
甲骨文字
半紙
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甲骨文字も、時代によって変遷があったようです。
これは、いろいろな時代の形です。
「申」は、白川静によれば、稲妻の形の象形文字だそうです。
「右と左に光が屈折している形を縦線の横に並べて申の形となった。
稲妻は天にある神がその威光をあらわした形である、
神の発するものであると考えられたから、
「かみ」の意味となり、申は神のもとの字である。」
「常用字解」による
干支の「さる」にあてた字ですが、
この字は動物の猿を意味するものではありません。