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一日一書 761 上善如水

2015-12-19 10:59:18 | 一日一書

 

上善如水

 

半紙

 

 

「老子」にある有名な言葉。

「上善は、水のごとし。」

つまり、最上の善は、水のようなものである、ということ。

なぜか。それを老子は、3つの理由を挙げて説明しています。

 

1 水は万物に恩恵を与えている。それほど大きな存在なのに、他と争わない。

  たとえば、コップに水を入れれば、そのコップの形になる。

  決して、オレはこのコップの形になんかならない、なんて絶対言わない。

 

2 人は高い地位につきたがるものだが、水は、いつも低い所へと流れていく。

 

3 低いところにいるから、自分が大きくなる。

つまり、谷川が流れて、大河になり、やがて海となるというわけだ。

 

 

「老子」は、汲めども尽きぬ泉です。

 

 

 

急にこれを書こうと思ったのは、

昨日の夜に王子の居酒屋で飲んだ「上善如水」が旨かった、

というだけのことなのですが。

 

 

 


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