Yoz Art Space

エッセイ・書・写真・水彩画などのワンダーランド
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一日一書 768 凩の 2

2015-12-27 13:17:46 | 一日一書

 

凩のはてはありけり海の音

 

池西言水

 

半紙

 

 

前回の句を、「かずら筆」を使って書いてみました。

 

もう1枚。

 

 

「かずら筆」というのは、こういうものです。

ちょっと見ると固そうですが

使ってみると、柔らかく、他にはない書き味でした。

 

 

 

 

 


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一日一書 767 凩の

2015-12-26 16:15:31 | 一日一書

 

凩のはてはありけり海の音

 

池西言水

 

半紙

 

 

「凩(こがらし)」は、11月前後に吹く強い風。

もう凩の季節ではありませんが。

 

これにヒントを得たと思われる句に、山口誓子の

 

海に出て木枯帰るところなし

 

が、あります。

どちらも含蓄の深い句です。

 

 

 

 

 

 

 


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一日一書 766 鮟鱇の

2015-12-25 17:02:41 | 一日一書

 

鮟鱇の骨まで凍ててぶち切らる

 

加藤楸邨

 

半紙

 

 

有名な句。

あまりいろいろな意味づけをしないで

読みたい句です。

 

なぜか、芭蕉の

「塩鯛の歯ぐきも寒し魚の店」【755】

何となく連想してしまいます。

 

 

 

 

 

 


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一日一書 765 ウーンマンダム

2015-12-24 14:11:03 | 一日一書

 

唸るしかないことがある。そういうとき、ぼくは思わず「ウーン、マンダム」と言ってしまう。

 

山本洋三「100のエッセイ」第2期より、「ウーン・マンダム」

 

半紙

 

 

書の題材は

詩や俳句だけではなくて、散文でもいいわけで。

まあ、変な一節ですけど、昔書いたエッセイから、その冒頭部を書いてみました。

 

本文はこちらをご覧ください。

ウーン、マンダム

 

 


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一日一書 764 山国の

2015-12-23 16:12:30 | 一日一書

 

山国の虚空日わたる冬至かな

 

飯田蛇笏

 

半紙

 

 

同じ冬至の句でも、蛇笏となると

粛然、という感じがありますね。

「虚空日」と続けてよまずに

「山国の虚空 日わたる 冬至かな」と区切ったほうがいいと思います。

 

どう書いていいか分からないと

この筆、ではなく、刷毛に頼ってしまいます。

200円ぐらいのペンキ用の刷毛です。

 

落款は筆ですけど。

 

 

 

 

 


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