きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「マジヨ」TEAM 発砲・B・ZIN

2006年10月17日 | 宝塚・劇団四季以外の舞台(落語含む)
 魔法で人間を幸せにしたとき生まれる「賢者の石」は、魔界の女王になるための必須アイテム。石を得るために人間界に行く魔女達。しかし魔力は年と共に衰え、魔力が無くなれば、腰の曲がった老婆の魔女として魔界に帰るか、人間の伴侶を見つけ人間界に定住するかの、2つの道しかない。または、石捜索にハッキリ見切りをつけ、魔力のあるうちに魔界に帰るか。ハナビは今年33歳。魔力があとわずかになったのだが、どの道も選びがたく、ひたすら当初の目的を達成しようと石を求める。20年前、人間界に出て初めて魔法で救った満作の依頼で、彼が関わっているTV番組に出ることになるが・・・。

 と、話はまだまだ続きますが、あとはDVDなどで見てくださいな。発砲さんの芝居は初めて見たのですが、いやーーーー、脚本の密度が高い(濃い)!オタ系のネタはあくまでも作品を賑やかす小ネタであって、大筋はそちらの笑いによりかかることなく、ちゃんと一本、芯が通っています。時間の配分も良く、起承転結がキッチリしている。すごいな~~。某氏とか某氏とか某氏とか・・・に、見習って欲しいわ。舞台転換も上手いし、セットの使い方も上手い。ここ最近見た舞台ではピカイチのです。

 オタ系のネタは世代的にジャストミート。「めぐりあい宇宙」とか。「デビルマン」とか。「聖闘士星矢」とか。

 あと、すごく当たり前のことなのかもしれないんだけど、役者さんの声が、とっても良いわ。みんな聴き取りやすい声。って、某所が悪すぎるのかしら。

 看板女優の小林さんは、パワフルなんだけど、「体力勝負!」ってだけではなく、悩む姿もいじらしい。赤いスカートも似合っちゃいけないんだよなあ。そのヘンがかえって難しそう。
 ワビスケが可愛いのなんのって!!目が釘付け。彼が出るなら次の芝居も見たいわ。柘植さんのポジティブシンキングも大好きだ!
 デビルマンの紫苑さんは心の底から大笑いさせていただきました。大迫力でしたよ。
 他の方々も、言い尽くせない。どう書けばいいのか・・・

 で。お目当てはじょーじとみゆきちゃん。幸運にも最前列だったので、
苦しむじょーじが目の前に!
ふはーーーーっ!この瞬間は、舞台を忘れてじょーじに目が釘付け。うはうはーーーーっ!!じょーじは背が高いので舞台映えがしそうだ。たぶん。最前列だとそのヘンはチェックしづらいね。声は良いと思うし、表情を含めた演技もいい。ワタシの心の中は「じょーじ~ 」だけど、舞台上のじょーじは、しっかり「椿」でしたよ。もうちょっと背筋に気を使った方がイイかなあ。もうちょっと、背を真っ直ぐに。じゃないと軍服が似合わないよーーーー(事務所繋がりで次期東宝ルドを熱望しているワタシ達なのだ)。このまま舞台に進出してくれないかな。
 もうひとりのお目当て神戸みゆきちゃんは、舞台経験豊富なので、安心して見ることができます。こちらも声の通りは良いです。歌も上手いし、表情もハッキリしている。エポニーヌが楽しみ。

 まあ、「自分の旬は自分で決める」ってネタは、「ミス再婚」に通じるところがありまして、

の方が、ワタシ的には感銘できる部分はありますが。(作者が若い男性か、若くない女性かの違いだとは思いますが。33歳で年増ってさあ・・・・・・・・・。)


ハナビ:小林愛
満作:工藤潤矢
カンナ:神戸みゆき
椿:渋江譲二
紫苑:平野勲人
柘植:西野園達大
杜若:森貞文則
玉簾:きだつよし
ワビスケ:伊波銀治
ユキア:福田千亜紀
海棠:大橋夢能
Dancer:AKANE、MICHIKO、小坂萌、大島梨那
コメント
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