ガラは2階席、今日は1階先方席で見たしかもしれないけれど
ドロテちゃんの白鳥は思っていたより良かったわ。
目に表情がある。
身体の使い方にはまだまだな部分もあるし
緊張のためか固かった部分もあったけど
16日の黒鳥に比べると白鳥も黒鳥も良かった。
でもやはり、主役、というのかな、
物語の中心になるにはもうちょっとかなあ。
パリ・オペラ座バレエ団、というだけで
かなりのクオリティ求められるのは気の毒だと思う時もあるけれど、
それでもやっぱり、今回はあくまでも
「若手のドロテちゃんが主役を踊ってみました」であって、
「白鳥の湖」というグランド・バレエ(笑)とは
ちょっと違うカンジだよね。
彼女たちは現在一流、もうちょっとしたら超一流という前提で、
その他のダンサーが見下されるのは
ちょっと腑に落ちない。
ヌレエフ世代の人材が異常だったのであって
「パリ・オペラ座バレエ団」が常に素晴らしいわけではない、
という最近の認識を再確認した。
悪くはないんだけどね。
ルグリはなーーーー。
普通のA・Bプロでこれを見たかったよ。
18日のチケットを取れなかった人もいるんだし、
今日来ているのはどうせルグリファンなんだから
演目が被ってもいいじゃないか。
エッケやジザンダネ相手でもいいから
バリバリ古典をガラでも見たかったよーーー。
ルグリの王子は、父王亡き後、母が国を治めていて
王子はいつまでたっても責任を負わなくても良かったんだけど
さすがに母が高齢になったので
そろそろ腰を落ち着けて、代替わりしてちょうだいな、
ってなストーリーを勝手に作って見てました。
若くなくても、「これから」責任を負う王子なんだな。
ビュヨンは時々だけど、良い表情をする。
でも、やっぱり若いな。
ルグリ先生と並ぶとどうしても。
マントも、ただ翻すところはいいんだけど
グルグル腕に巻いたあと、直すところがイマイチ余裕がない。
トロワの衣装。今日見ると普通。
16日は一瞬向こうからの持ち込みかと思った。
もしかして、他のダサダサの衣装も
西洋人が着るともっと見栄えがするのかな?
松下くんは、やっぱチビ太だな。
これでいいと思うけど。
平野さんがヒゲ付きだった。
白鳥(群舞)を統率している西村さんが素敵だ。
オデット/オディール:ドロテ・ジルベール
ジークフリート王子:マニュエル・ルグリ
王妃:加茂律子
悪魔ロットバルト:ステファン・ビュヨン
道化:松下裕次
家庭教師:野辺誠治
パ・ド・トロワ:小出領子、長谷川智佳子、古川和則
ワルツ(ソリスト):
西村真由美、乾友子、高木綾、
奈良春夏、田中結子、前川美智子
四羽の白鳥:佐伯知香、森志織、福田ゆかり、阪井麻美
三羽の白鳥:西村真由美、高木綾、奈良春夏
司会者:野辺誠治
チャルダッシュ
(第1ソリスト):乾友子、大嶋正樹
(第2ソリスト):森志織、福田ゆかり、高橋竜太、氷室友
ナポリ(ソリスト):高村順子、松下裕次
マズルカ(ソリスト):田中結子、坂井直子、中島周、横内国弘
花嫁候補たち:
西村真由美、佐伯知香、高木綾、
浜野香織、前川美智子、吉川留衣
スペイン:井脇幸江、奈良春夏、後藤晴雄、平野玲