きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「トロールハンター」

2012年04月13日 | 映画
北欧に生息するトロール。
実在する彼らはときたま生息地を離れ
人々を襲うことがある。
そんな一部の凶暴なトロールを狩るのが
「トロール・ハンター」だ。
クマの密猟を追う大学生たち。
(マスコミ科とかだと思う)
そこから「トロール・ハンター」の存在を知り
ドキュメンタリー番組を作ろうとする。
しかし、トロールは政府の最高機密。
存在することについて国家をあげて隠蔽する。
はたして番組は完成するのか・・・

笑えるチープなB級作品かと思っていたけど
けっこう真面目な作りだった。
みんなが逃げる場面はこちらもドキドキ。
学生さん達、元特殊部隊とは身体能力が違うんだから
着いて行くなー!
逃げろと言われても、同じようには走れないだろう!
それでも行くのは、真実の追求のためなのか。

本当にあることと、
嘘とのバランスがものすごく良くて
どこまでが真実なのかが
だんだんわからなくなってくる。
最後の首相の発言も、
本当の映像だけど、
言及しているのは別なことらしい。

トロールの生態や
退治後の報告書作成など
きっちりした設定があるのが面白い。
そこまでして、
なぜトロールがあんなに安っぽいのか。
それは、トロールは想像上の妖怪で
この映画の内容は嘘、という政府の宣伝なのでは、
と、疑っちゃうね!

エンドロールの最後の一文も
ナイス!としか言えない。
とにかく面白かった!

ノルウェーの自然の映像も綺麗だったよ。
空気の冷たさが感じられた。

仏教徒なら大丈夫なのかな?
キリスト教徒の血はどうやって集めたのだろう、
まさか彼が!と思ったけど
政府主導なら、献血センターからパクれるか。
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「アーティスト」

2012年04月13日 | 映画
ジョージ・ヴァレンティンはサイレント映画の大スター。
しかし、時代の波はトーキーへ。
音が出る騒がしい映画など茶番で
サイレント映画に出演する役者こそ芸術家だと自認する彼は
会社を去り、自分で監督・主演する映画を製作するが
映画はヒットしなかった。
一方、彼の映画にエキストラで出演した
新人女優ペピーは、トーキーのスターの階段を昇る。

大作、というのとはちょっと違うと思うけど
映画好きな人が賞をあげたがる気持ちはわかる。
映画への愛がぎっしり詰まった作品だった。

若い娘っ子の「良かれと思って」は正しいだけに残酷だ。
魂を売れない俳優の気持ちもわかる。
時代に取り残されるだけでなく、
才能のある若い者に追い越される男。
憐れみは受けたくないよなあ。
その姿に泣いた・・・。
・・・、私の涙を返せよ!
と思いつつも、こうなって良かった、ってオチだった。
映画は希望を失っちゃいかんのだよな。

彼のように、トーキー化の波に流されて
そのまま消えた役者もたくさんいたんだろうなあ。
そう思うと、ドン・ロックウッドは
先見性も才能もあったんだなあ。
ヴァレンティンの主演映画が「いつものアレ」的なのは
当時はそうだったのか、
「雨に唄えば」へのオマージュなのか。

ジャン・デュジャルダンは、
落ちぶれた苦悩を出しつつも
終始、気品を損なうことがなかった。
「アーティスト」はこうでなきゃね。
酒を飲んでばっかりなのに体形が崩れないのは
スターだからだね!

どこをどう、というわけじゃないんだけど
随所でボロボロ泣いちゃった。
特にヴァレンティンが残したフィルムに写っていた映像が
とても切なくて涙が止まらなかったよ。

それにしてもアギーちゃんは可愛過ぎる!

ジェームズ・クロムウェルを見ると
いまだに「ベイブの飼い主」って思っちゃうんだな。
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「エドワード8世/Misty Station」宝塚月組(東京8回目)

2012年04月13日 | 宝塚(月組)
ロッカートの言葉を聞きそびれたんだけど
け。ちゃんによると「そうくると思ってましたよ。」だそうです。

サタン様ストレート、
バッファロー赤毛、
集結のまりも赤い短髪に赤い髪飾り。
あちょう階段降りず。

今日はお目当て以外の人をチェック。
ひびきちは額で見分けてきたんだけど
ヅラ装着でもわかるようになってきた気がする。
クロコダイルのアキちゃんが
歌い終わるとものすごい勢いで
ロケットにはいるのもツボ。
ロミジュリの配役発表以来注目の的の
まゆぽんこと輝月ゆうまくんは
背が高いので見分けが付けやすい。
クロコダイルで最初の方はセンターグループで
最後は下手に行くデカい人が彼、
もとい彼女です。
顔つきもあの学年にしてはシャープだし
踊りも良いと思いますよ。
芝居の初っ端で「神の恩寵厚きエドワード8世陛下」
と凛とした声で言っているのも、まゆぽんです。
あと集結のまさまり以外とか。
デイドリームのメイン4人以外とか。
見たいところがあって困るわよー。
と言いつつも、
やっぱりあちょうを見ちゃうんだけどさー。

なんやかんやで今回で8回目。
劇場にはあと1回行きます。
楽しみだけど、寂しい。
次回は退団者中心で見るぞー!
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江戸東京博物館

2012年04月13日 | 旅行(お散歩・遠征含む)
平日昼公演を見に行くことになりまして。
せっかくの平日の午前なんだし、
どこかで遊べないものか・・・
考え抜いた末、いままでいったことのなかった
江戸東京博物館に行くことにしました。

博物館前の桜はまだ綺麗に咲いていました。


企画展は、スカイツリー開業目前記念の
「タワー展」。

人類における塔とは?の説明の後に
 ・エッフェル塔
 ・凌雲閣
 ・東京タワー
 ・通天閣
などの資料が展示されていました。
エッフェル塔は、歴史有るパリの街に
鉄の塔を建てるのか、と猛反対もあったとか。
(それは当然だと思うけど)
フランス革命100周年記念事業で
塔を建てるのは決まっていて
エッフェル社考案の鉄の塔が内定していたけど
いちおうコンペもやったので
対立案の「太陽の塔」の資料もありました。
こちらは煉瓦造りの塔。
構造上の不安もあり通らなかったけど
模型や資料は西欧的で神秘的で
とても素敵です。
そのあと、エッフェル塔は
 ・壊す
 ・改築する
と、あともういっこなんだっけかな。
とにかく現状維持じゃないことを
唐突に政府から通達されたので
改築案を考えることになったとか。
エレベータを付けるとか
展望室をもっとなんとかすることで
現状とそれほど変わらない状態で
改築することになったとか。
それは結果論で、改築案には
張りぼてをつけて、鉄の剥き出しを止めるとか
いろいろあったみたいです。
これらの資料ですが、
とにかく線が美しい!
真っ直ぐな綺麗な線に、
もう惚れ惚れ!!

凌雲閣関連は、この博物館の得意時代だけあって
当時の資料がたくさん!
いかに人々に愛されたかが窺えます。
それが関東大震災で折れ、
危険だから爆破されました。
見ていて切なかった。
開業頃は錦絵で、爆破の頃は写真の資料。
その辺も面白い。

東京タワーも知っているようで知らないことが多かったし
戦前の通天閣は最近の昼ドラに出てきたので
関連事項がわかって良かったです。


堪能して常設展エリアへ。
こちらは一部の資料は撮影可です。

まずはお目当て。
太陽の塔の頭!!!!

大きいよう!!
これは本物。
現在千里にある塔の頭は
ステレンス製になったそうですよ。

日本橋の再現。


橋の裏


下から見上げる


千両箱


肥桶


浮世絵の版木?


芝居小屋

この辺までは江戸時代ね。

明治から戦前エリア。
洋館


凌雲閣


人力車


電話ボックス


すごく楽しいところでした!
また絶対行くぞー!!


博物館を出て。
旧安田庭園。

スカイツリーが見えます。

昼食は駅前のステーキ屋「くに」。

150グラムは食べ応えあり。

ついでなので両国国技館もパチリ。


駅前のお店?





とても楽しんで有楽町へGO。
時間もあったので国際フォーラムの屋台村で仕上げ。
ワッフル

フワフワでした!
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