きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「ダンサ セレナータ/Celebrity」宝塚星組(2回目)

2012年07月19日 | 宝塚(星組)
2回目です。
芝居はやっぱり正塚。
清々しいまでに正塚だ。
あっぱれ!
ここまで突き抜けて正塚だと、もうなにも言えないさー。

詳しい政治事情とかあやふやなままなのが
かえっていいかもなあ。
いつものアレでヨロシク!でスルーできる方が
かえって矛盾が作られなくていいかもね。

ホアキンはイサアクを好きだとしか思えないよ!
ショーを見て一目惚れしたんじゃないか。
仕組んだのはアンジェロ達とのことではなく
イサアクと知り合うための方じゃないのか。
誰よりもイサアクに詳しく、
でも最後はイサアクのために
自分のキャリアを棒に振って彼を見逃す。
それが愛じゃなくてなんだっていうんだよなー。
ハッキリ書かれないのがいいのだよね。
台詞や行動でずばりと表すのはよくない。
ふっふっふーーー、と密かに思うのが楽しいの。

そんなふうに思えるのは
ベニーが成長したからだと思う。
互いの生き様を認め合えるからこそのこの関係。
それにはベニーがちえちゃんの格に
かなり近づかないと成立しない。
今回はまさに2番手の風格があった。
それがたまらなく嬉しい。

それにしても!ちえちゃんのヒゲは似合いすぎる。
ご飯三杯いけるぜ!
前回も書いたけど、ねねちゃんはダンサーじゃないけど
長い手足のコントロールが上手いので
とても見栄えがするわー。
ダンサーとは違う肉付きなのがいろっぽくてイイのよね!
で、やっぱわかばちゃんの声が辛い。
キャラ(芝居)はあの方向でいいけど
声が金属的すぎるな。


稲葉ショーは、開演前のカウントダウンの映像などを含め
「先輩もやってるんですから僕もやっちゃっていいですよね」
という後出しジャンケン風味があるかな。
先輩達が独自で切り開いた道を
楽々後から歩いているようにも見える。
もっと自分のカラーを出して欲しい気もするなあ。
それは若手演出家全般に言える。
サイトーや大介は、いま思うと
よくできた新人だったんだなあ。
大劇場デビューできる人が
みな彼等とおなじレベルだと思う方が
もしかしたら間違いなのかもね。
いずれにせよ、すずみんの銀橋渡り一曲だけで
白の総踊りに入るのは端折りすぎだよな。

OPの総踊りは、男役、娘役とも
同じ色・形のジャンプスーツ。
えらく男前がいる!と思ったられみちゃんだった。


れみちゃんは意外とダンサーだったんだなあ。
寂しいなあ。
ベニーはダンス頑張れよ!と思うところもあるけど、
それをカバーして余りあるハッタリが素敵だわよ。
ダルマの真風は女装したミズ。
どいちゃんは扱いが良くなったというより
学年が上がっただけ?
芝居・ショーとも踊りが堪能できて嬉しい。87期かあ。
コメント
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