小さい時から知っているし「大佐」だから
壮年のイメージだったけど、
宇宙に行ったのは27歳で中尉で、
34歳で亡くなったのね。
こんなに若い人だとは思わなかった。
映画としてもドキュメンタリー要素より、
若者の夢&青春の要素が強く、
彼と同じ時代を一緒に過ごしているようだった。
宇宙に出るのが手探り状態の時代で、
訓練中の事故も多く、宇宙服も薄っぺらく、
地球への帰還も大気圏突入後は身ひとつ。
国家のプライドをかけていたからといっても、
こんなかんじで飛んだんだと驚愕。
そこから現在までの技術革新に感動。
技師長を始めとするおじちゃんたちのドラマも面白かった。
辛い状況でも笑顔で「順調です」と言う。
そう言わなければならないプレッシャーは壮絶だっただろうな。
宇宙飛行って日本人からするとロマンだけど、
当時の米ソでは国威発揚と制空権の確保なんだよね。
今まではアメリカ作品ばかり見てきたので、
ロシアからの切口は新鮮でした。
「宇宙兄弟」「ゼログラビティ」などの
宇宙モノが好きな人にはオススメ。
ソ連軍の軍服好きにもオススメ。
当時のロシア、もとい、ソ連の風俗等の再現も見事でした。