大きいハコでの落語会です。
「たらちね」柳家小かじ
長屋の粗忽者の男に縁談あり。
相手の娘の器量等はそこそこ。
ただ漢学者の娘なので難しい言葉で話すのが玉に瑕。
自分とならばプラマイゼロということで男は縁談を承知。
さっそく祝言となったが、会話がいまいち噛み合わない。
前座は三三くんのお弟子さん。
話はテンポ良く運び、人物の演じ分けもクリア。
「難しい言葉で話すお嫁さん」できっちり笑いが取れている。
ただオチは難しいよね。
酔って件の・・・は定型句を知っていてこその笑いだもんね。
「明烏」柳家花緑
お堅く子供っぽい息子が心配な大旦那。
息子の吉原行きの後押しをする。
そんなわけで、前の話の定型句の説明から入る花緑くんでした。
ここで初めて「なるほど~」と、わかった人もいるみたい。
自分は永谷園の味噌汁をたくさん飲んで育った筋目の正しい人間、
だから分にあった若旦那の話をやります、で嫌味無くちゃんと受けていた。
若旦那は可愛いねえ。
遊び仲間の合いの手の方も良い造型。
「二番煎じ」柳家三三
冬の晩、「火の用心」と町内を回る大旦那たち。
あまりの寒さに番小屋で酒を飲み出すが。
謡や新内節っぽい「火の用心」のバリエーション多数。
道行く旦那達が見えてきそう。
話の中にもあったけど、店の者が寝ている夜に
町内のために見回る旦那さん達は偉いよね。
ノブレス・オブリージュだ。
~仲入り~
「笠碁」春風亭一之輔
下手な碁を打つ2人の旦那。
待った、待たないで喧嘩が始まり
遠い昔の話まで引っ張り出してくる。
じじいのやせ我慢が可愛いね。
意地を張るのもわかるし、
話しかけたいけど話せない、
身をよじるようなもどかしさが
すごくいいかんじ。
気心が知れている仲だけに容赦ない掛け合いが面白い。
「井戸の茶碗」柳家喬太郎
屑屋が引き取った仏像から大金が出現。
その金を巡る正直者達の騒動。
現代にはない商売が昔はあり、と始まったときに
「え?これから『らくだ』?」と少しビビリましたが
(この時間から長い話は辛いよね)
普通の長さの方の噺でした。
キチンとした古典なのに、どこかkyon2節。
オチにも綺麗すんなり繋がりました。
「たらちね」柳家小かじ
長屋の粗忽者の男に縁談あり。
相手の娘の器量等はそこそこ。
ただ漢学者の娘なので難しい言葉で話すのが玉に瑕。
自分とならばプラマイゼロということで男は縁談を承知。
さっそく祝言となったが、会話がいまいち噛み合わない。
前座は三三くんのお弟子さん。
話はテンポ良く運び、人物の演じ分けもクリア。
「難しい言葉で話すお嫁さん」できっちり笑いが取れている。
ただオチは難しいよね。
酔って件の・・・は定型句を知っていてこその笑いだもんね。
「明烏」柳家花緑
お堅く子供っぽい息子が心配な大旦那。
息子の吉原行きの後押しをする。
そんなわけで、前の話の定型句の説明から入る花緑くんでした。
ここで初めて「なるほど~」と、わかった人もいるみたい。
自分は永谷園の味噌汁をたくさん飲んで育った筋目の正しい人間、
だから分にあった若旦那の話をやります、で嫌味無くちゃんと受けていた。
若旦那は可愛いねえ。
遊び仲間の合いの手の方も良い造型。
「二番煎じ」柳家三三
冬の晩、「火の用心」と町内を回る大旦那たち。
あまりの寒さに番小屋で酒を飲み出すが。
謡や新内節っぽい「火の用心」のバリエーション多数。
道行く旦那達が見えてきそう。
話の中にもあったけど、店の者が寝ている夜に
町内のために見回る旦那さん達は偉いよね。
ノブレス・オブリージュだ。
~仲入り~
「笠碁」春風亭一之輔
下手な碁を打つ2人の旦那。
待った、待たないで喧嘩が始まり
遠い昔の話まで引っ張り出してくる。
じじいのやせ我慢が可愛いね。
意地を張るのもわかるし、
話しかけたいけど話せない、
身をよじるようなもどかしさが
すごくいいかんじ。
気心が知れている仲だけに容赦ない掛け合いが面白い。
「井戸の茶碗」柳家喬太郎
屑屋が引き取った仏像から大金が出現。
その金を巡る正直者達の騒動。
現代にはない商売が昔はあり、と始まったときに
「え?これから『らくだ』?」と少しビビリましたが
(この時間から長い話は辛いよね)
普通の長さの方の噺でした。
キチンとした古典なのに、どこかkyon2節。
オチにも綺麗すんなり繋がりました。