

プクは高音が厳しい。
BHHは安定していた。
本質的に善人で普通の人が神の試練に振り回される。
これも真実に至る道。
めぐはさすがだわ、芝居も歌も。
子コゼに対し少し年齢が高めだけど。
ラストはコゼット母の母性に溢れていた。
たっちんの聖母の方が好みではあるけど、
めぐがここまで母親になるとは思わなかった。
「工場長を殴って終わり」を
想像させる系を少し予想していたんだけど、
全くそんなことはなく、
ひたすら娘のために生き、死んだ母だった。
伊礼ジャベは芝居が平坦だけど大音量で押し切る。
嫌いじゃないよ。
2幕の台詞は怒鳴りモードで、歌も台詞寄りだった。
もう少し丁寧に台詞を聞かせて欲しかったな。
唯月エポはいじらしい。
小南コゼは声量弱めで息継ぎ強めで、キャピキャピ。
海宝マリは安定の素晴らしさ。
バッチはかなりミュージカル歌唱ができるようになったので
歌声の軽さがだいぶなくなった。
良くなった。
朴さんのマダムは声色を使い分けているのはさすがだけど、
やっぱり声量的にはもう少しかなあ。
駒田さんが相手だとその辺は気になる。
駒田さんも超安定の下衆。
【配役】
ジャン・ バルジャン:福井晶一
ジャベール:伊礼彼方
ファンテーヌ:濱田めぐみエポニーヌ:唯月ふうか
マリウス:海宝直人
コゼット:小南満佑子
テナルディエ:駒田 一
マダム・テナルディエ:朴 璐美
アンジョルラス:相葉裕樹