昨朝NHKで群馬のほうれん草農家の苦難からの脱出、成功発展の17年の生活、その足跡をずーっと終わりまで見ていた。養蚕農家の廃業から立ち直り、群馬一のっほうれん草の耕作面積を持ち、毎日22箱の出荷を続けている姿が、報道披露された。内容に感心!感動して見とれてしまった。偉いものだ。2人だけの夫婦での年中一貫した仕事、大したものだ!全て執念と発想の転換と工夫、そして植物の本性を見抜き、苦心惨憺し、播種法の考案、天候、気温等寒気を必要としながら、上州特有の空風対処、被害予防法の経験に拠る対策など、驚くばかりだ。誰でも今まで、このようなことは考えて実行して来ている筈だと思いきや?案外そうでもないらしい。毎日の苦心惨憺の工夫や熱意の中から生み出した栽培法である。“持続可能な発展”と言うべきである。学術の勉強法にも殆ど通用すべき基本的な教訓が数多く含まれていた。脚下照顧、天命と心得て執念を燃やし、隗より始めよ!か。ということである。いろいろ考えることが多かった。