往復2時間10分、新しい高速地下道路を利用しての墓参である。旧い高速道路に比し、ほぼ半分の時間だ。1日遅れの父の48年目の命日の今日、墓参と決めて実行した。小雨と、時に驟雨の天候であったが、心安らかにお詣りして祈りを捧げ、4~5分間手を合わせて報告してきた。お蔭で、とても爽やかで清く美しい安らいだ気分に浸れた。
父,母,祖母,兄へいろいろ良い知らせを伝え、これからもお守りくださいと結んだ。
帰りにお不動様に詣でた。山門が大改修中で足場が掛かり、幌が被されて、中で大工さんの鎚音が響き谺していた。江戸時代光孝天皇の仁和2年に、建立された由緒深い不動様、本堂脇の宝物殿、写真のように3つも重要文化財に指定されている。その表示木杭がひっそりと5本立てられているのを、今日初めて気づいた。この境内でよく遊び、本堂でも夏休み中、畳の部屋に机を出してもらい勉強したものだ。改めて懐かしくも有り難い縁である。祖先やお不動様のご恩を噛みしめている。