先週、中部ロンボクのランタン村で「コンポスト作り講習会」を実施しました。
Yui-Tool telah membuat pelatihan mengenai kompos di desa Lantan, Lombok tengah.
講師は、クカイ・ブルスリゴミ銀行のパイズルさんです。
パイズルさんは、以前NTBマンディリごみ銀行(ロンボク)のアイシャさんに指導を受け、アイシャさんは以前日本のプログラムで北九州に研修に行って「高倉式コンポスト」を学びました。
(以前、他の村でアイシャさんと一緒に「コンポスト作り講習会」を行った時の様子はこちら)
今回は、2種類のコンポストを作りました。落ち葉を中心に作る「グリーンコンポスト」と、台所の生ゴミを入れられる「高倉式コンポスト」(インドネシア向けに開発されたコンポスト)です。
通りがかった村長さん(写真下右)に、今日の活動の目的について説明しました。
最初に、発酵液の材料について説明します。「グリーンコンポスト」と「高倉式コンポスト」では、材料が異なります。
どちらの材料も、村で簡単に手に入れられるもの。発酵液は、作ってから3日以上待ってから使うことを聞きました。
「グリーンコンポスト」から始めます。
村には落ち葉がたくさんあります。これをうまく活用すれば、田んぼや果物の木や野菜畑に肥料を使うことができます。
パイズルさんが事前に作ってもってきてくれた発酵液を、水に薄めて落ち葉にかけます。
「4日一回、天地を返すように。1ヶ月でできあがります。」とパイズルさん。
お次は「高倉式コンポスト」。米ぬか、もみ殻、土を混ぜたところに2種の発酵液を水に薄めてかけていきます。
こちらは、このまま数日おいて発酵床を整えること、全体の量の20%を超える生ごみを加えてはいけないこと、毎日スコップでひっくり返すこと、気をつけないと臭ったり虫がわいたりすること、入れ物に移してもいいがバケツなどはだめ、通気性がいい穴が開いているカゴなどが適していること、4ヶ月でできあがりあとは半分だけ使って残りをそのまま使い続けることができることなどを学びました。
次にゆいツールがロンボクに来たときには、コンポスト作りの成果が見られるでしょう。
ゆいツールとしては、ドゥルカディ・チームのメンバーが他の人にコンポスト作りを指導できるようになってほしいと考えています。
人に教えられるようになって初めて、その技術を本当に自分のものにした、と言えると思います。
(山)
★★★★★★★★★★★★★★★★★★
NPO法人ゆいツール開発工房(ラボ)
Eメール:yuitool☆gmail.com
(☆→@に変えてメールをお送りください)
ホームページはこちら
https://yui-tool.jimdofree.com/