ゆいツールブログ:NPO法人ゆいツール開発工房(ラボ)

人と人、人と自然、人と環境などを「結う(ゆう)」ということに関して、団体の活動やスタッフの思いなどを紹介していきます!

ブウン・スジャティ村で子供たちにプログラム&クリーンアップ活動 in Lombok

2019年09月21日 | ★2019年度(ロンボク)

今週の初めに、西ロンボクのブウン・スジャティ村で、小学校の子供たちに「ごみについて考えるプログラム」を実施して、一緒にクリーンアップ活動を行いました。

Yui-Tool telah membuat program mengenai memilah sampah dan gotong royong sama anak2 class 6 SD2 Buwun sejati, Lombok barat.

Kerjasamanya Tim Dulkadi dan Lombok Ocean Care.

この日は、ゆいツールとドゥルカディ・チームメンバーと、ドイツ人のサキナさん(スンギギのビーチで毎週日曜日にクリーンアップ活動を主催している女性)引きいる仲間たちと一緒に活動しました。コーディネートは、ゆいツールとドゥルカディ・チームのマデくん(彼の村なので)が行いました。

まずは、校長室でごあいさつ。(左下の男性が校長先生)

6年生の教室に行って、自己紹介から。

サキナさん(左から3番目)の仲間たちは、ロンボク在住で旅行会社を経営していたり、ガイドをやっていたり、何かしらツアーやツーリストと関わる仕事をしているようです。インドネシア出身の方もいれば、欧米の方もいます。みなさん、サキナさんのクリーンアップの活動に協力しているメンバーのようです。

プログラムを実施します。これは、ゆいツールが2014年に開発した教材で、子供から大人までごみについて考えることができるものです。

今朝自分が捨てたごみについて思い出したり、いくつかのごみの写真を見たりした後、ごみには「土に埋めると分解されて土に戻るもの」と「戻らないもの」の2種類あることを伝えてから、ごみカードを分類するワークに入ります。

子供たちそれぞれにカードを配ります。

ドゥルカディ・チームメンバーや、サキナさんの仲間たちがグループに入ってサポートします。

サキナさんの仲間たちの中には、教師をやっていたことのある人がいて、その他にも教育が大好きなメンバーがそろっていたため、事前に少しプログラムセットを見せただけだったのですが、やることを理解して上手にサポートしてくれました。

学習が終わると、サキナさんが校長先生にエコバックをプレゼント。

エコバックを持つことの意味も伝えます。サキナさんはインドネシア語が流ちょうですが、校長先生は子供たちがより理解できるようにロンボクの民族の言葉「ササック語」でも伝えました。

その後は、子供たちにもプレゼントが。女の子と何人かの男の子にはランチボックスとボトルが、その他の男の子には文具セットが配られました。

ランチボックスとボトルは、ごみを減らすために使ってね。とサキナさん。

さて、いよいよクリーンアップ活動に移ります。

上の写真で、グリーンの服を着ているメンバーは、ブウン・スジャティ村のTibu Atas(ティブ・アタス)という滝を管理している人たちです。

マデくんが指導して、一緒にごみを拾ったり植物を植えたり写真を撮るスポットを作ったり、滝を居心地のよい場所にするために働いてくれています。

ドゥルカディ・チームのオパンくんと子供たち。

今、ロンボクのある西ヌサトゥンガラ州は、ゼロ・ウェイスト運動に力を入れています。

ゼロ・ウェイストとは、無駄・ごみ・浪費 をなくすという意味。
出てきた廃棄物をどう処理するかではなく、そもそもごみを生み出さないようにしようという考え方です。

NPO法人ゼロ・ウェイストアカデミーのホームページより引用)

指でゼロを作るのが、ゼロ・ウェイストのサインだそうです。

さあ、ゴミ拾いにでかけます。

Tibu Atasの滝へ向かう小道を清掃していきます。

滝へは、あぜ道を歩いていくのですが、ここからの景色がまたとてもきれい。

サキナさんの友達も、きれいだわ!と喜んでいました。

校長先生も、目立たないところにあるごみを率先して拾ってくれました。

実はこの校長先生、数日前にこの学校に赴任したばかり。以前も教師として勤めていたことがあるということで、その時の教え子もマデくんと一緒に滝の管理グループの世話をしています。校長先生自身も、今までいた学校で子供たちと植林活動をしたり、自宅の家の周りをきれいにしたり、かなり環境活動に熱心なようで、今回の私たちの活動にも快く協力してくれました。

滝へ到着。記念撮影です。

ゆいツール、ドゥルカディ・チーム、サキナさんの仲間たちと滝の管理グループメンバーも一緒に。

このクリーンアップ活動を、ルーティーンで実施できたらいいな、と思います。

サキナさんや、サキナさんの仲間たちも、これからたくさんお客さんを連れてきてくれることでしょう。

いつの日か、多くの住民もクリーンアップ活動に参加するようになってほしいものです。

(山)

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