3月中旬に、中部ロンボクのランタン村で若者向けにワークショップを行いました。
今回は、ワークショップの前に「村ツーリズムとごみ銀行発展のためのイベント」が開かれました。
イベントには行政側の重要な人物が招かれ、スピーチを行いました。
ランタン村は、今年度村ツーリズム開発を行ったタナ・ベア村のお隣の村。
実は、協働相手のトニーさんの英語学校がランタン村に今年引っ越しをする関係で、ゆいツールの村ツーリズム開発もランタン村にお引越し。
会場となったのは、トニーさんの学校(作り途中)です。近くの村の手作り工芸品の展示も並びました。
奥では女性たちが振舞い用にお菓子づくりに励んでいます。
イベントが終了すると、会場はこの有様。(インドネシアの常識)
まずはごみの片付け。(トニーさんの息子もお手伝い)
昼食休憩後に、ワークショップを開催しました。村の若者がずらり。
実は、このワークショップは場所や参加者を変えて今回で3回目です。
1回目の様子。(2016年9月)
2回目の様子。(2016年12月)
そのため、前回までの共有にだいぶ時間が割かれます。
若者たちも、朝からのイベントで情報過多になっています。
今回のワークショップでは、
●1回目、2回目のワークショップの共有
●12月のタナ・ベア村でのエコツアーの様子の共有
●今年のエコツアー開催に向けての村でのスケジュールづくり
●ごみについて考えるプログラム体験
●村のごみ問題解決に向けて意見交換
を行う予定でした。が、時間の関係で「スケジュールづくり」までで終了となりました。
各グループごとに、3泊3日のスケジュールを考えています。
12月には、日本の学生はどんなことに喜んだのか、ランタン村ではどんなアクティビティを用意すればいいか。
情報提供、意見交換しながら書き込んでいきます。
やはり、インプット(話を聞いているだけ)よりアウトプット(自分で考えて作業)のほうが楽しいですね。
話し合いの後は、各グループの成果の発表です。
前に出る人は、それぞれの集落のリーダーなのか凛々しいですね。
出てきたアクティビティの例
「お客さんと村を散歩する」「トレッキングに誘う」「伝統衣装を着てもらう」「村の遊びを一緒にする」「村の食べものを食べてもらう」「ササック族の伝統の家を紹介する」「村にあるいろいろな植物を紹介する」「ランタン村の歴史を紹介する」…
↓ ワークショップでの各グループの成果。
今回はここまでで終わってしまいましたが、次回(7月頃)もう一度有志を集めて具体的なスケジュール作りや、ごみ問題についての解決策を話し合おうと考えています。(ランタン村には、トニーさんが呼びかけて「ツアー担当グループ」のようなものも立ち上がっています。)
ランタン村はタナ・ベア村に比べてより田舎で、若者たちもより素朴な感じがしました。
別の日に村の様子を見学したのですが、村の伝統や暮らし方などに誇りを持っている若者と出会い、この村で村ツーリズムを発展させていく可能性を感じました。来年度は、ランタン村の若者たちと一緒に村ツーリズムを発展させながら、村のごみ問題の解決を目指していきたいと思います。
↓ ランタン村の、昔ながらの方法で建てられた食糧備蓄倉庫。(屋根だけは現代風ですが)
(山)
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NPO法人ゆいツール開発工房(ラボ)
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