前々回に引き続き、4月にロンボクでエコツアーに参加されたお客さま(Cさん)の感想文をご紹介します。
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インドネシアのロンボク島に行ってきました。
4月18日から23日の6日間の短い旅でしたが、とても有意義なでした。
英語もインドネシア語も話せないけれども「三人いれば何とかロンボク島までは行けるだろう」と、ゆいツールからの案内と、虎の巻を持ってのエコツアーの参加でした。
宿泊はマタラム市のfavehotel。とても綺麗で、朝食はバイキング形式、美味しい珍しい食べ物に毎朝が楽しみで、ついつい食べ過ぎてしまう日々でした。
そして、ゆいツールの細かなアドバイスで、吸盤の有る洗濯物干しが大変役立ち、今後の為になるなと思いました。
また、このホテルを拠点に宿の移動無し、というのは楽でした。
三か所のごみ銀行を見学しました。
・ウダヤナごみ銀行
・レレデ村のシウン・グミランごみ銀行
・NTBマンデリごみ銀行
ロンボクでは小さな村までは行政の手が行き届かないのが現状で、ごみの回収がなされていないようです。
会員さんがプラスチックの包装資材を持て来て100枚当たり1000ルピア、日本円で7~8円位かな?貯金していきます。
ここではそうした包装資材のプラスチックやペットボトル、紙類が人の手により、シートやバック、ポーチなどへと、色を変え柄を変え上手く組み合わせて見事に製品化させていきます。この発想が面白くてポーチを幾つか購入しました。
パトゥ・ジャンキ村でココナッツオイルと伝統のお菓子作りの体験。
ココナッツオイル作りは、水で擦り卸したココナッツを絞り出し、その液を、時間を掛けて煮詰めていきます。
焦げないように常にかき混ぜて、ゆっくりゆっくりはインドネシア語でプランプラン、相手は「ゆっくりゆっくり」、こちらは「プランプラン」と言葉を交わしながらの作業で、煮詰まる間、二種類のお菓子作りに挑戦しました。
グラアレンを入れたヨモギ餅の様な物と、蒸したもち米の様な物を三角の型に取り、干して揚げた物。
今回は、蒸しあがった物を型に取る所迄でしたが、塩で頂くともち米とはまた違う食感でとても美味しく、どちらのお菓子もエナッ(美味しい)。
素朴なお菓子ですが健康に良さそうでした。
お菓子が出来上がった頃、ココナッツ液も煮詰まり、このココナッツを使ってニンニク、玉葱、唐辛子、エビのだしの様な物をすり潰して自家製調味料を作り、早速、昼食で頂きました。家庭料理がとても美味しく、手で食べるのもこの頃は慣れて、ためらいはありませんでした。村の人達と一緒に作る、家庭料理を頂くなんて、こんな貴重な体験はなかなか出来るものではないでしょうね。私たちの為に企画してくれた皆さん有難うございました。
グントゥール・マチャン村の里山を滝までトレッキング。
全体的にはなだらかな山で、一見樹木が生い茂っているかの様に見えますが、所々に果物の栽培がされており、ヤシの木(アレン)の花房の液を採取しているのを見る事が出来ました。
近くの小屋では釜土でアレンの液を煮詰めている作業をしている人達を見かけお邪魔しました。煙が昔懐かしく、近くに鶏の姿も見られ、のどかな時間に包まれました。
自然に育ったドリアン、ドラゴンフルーツ、ジャックフルーツ、コーヒーなど見つけては楽しく探しながら登ると、遠くに見える山を指してもう半分と言う。少し疲れも出て来た頃、石の多い足場の悪い沢に差し掛かり、何とか渡りきって先を見ると、半分どころか数分後、すぐ目の前に滝が現れました。騙された。清々しい思いで、ここで一服。水は思うほど冷たくはありませんでした。
疲れもとれ、帰り、民家に寄りグラアレンを購入。そしてドリアンと、グラアレンの入ったコーヒーをご馳走になり感激しました。
行きとは別の道を辿りお土産に満足し幸せな気分で里山を下りました。下り切った所で茶屋の様なお店で休憩。豆腐の揚げ物を唐辛子と一緒に頂きましたが、これもおいしくて、何?何?と幾つも頂きました。
また、こちらで言うおはぎの様な物で、餡の代わりにピーナッツ味噌の様な物がかかった物、これもまたとてもおいしくて、お腹が満たされ夕食にまでは至りませんでした。
プラ・リンサール寺院
ヒンズー教徒とイスラム教徒が一緒にお祈りする事が出来る場所でした。
また、キリスト教徒もお祈りする事が出来ると聞き、ロンボクの豊かな自然とおおらかさを感じながら、願い事が叶うと言う池?に賽銭を投げ入れ、これまで果たされなかった夢を託してきました。
織物の里スカララで村
迷いに迷って気に入ったスカーフを三人でまとめて5枚購入。値段交渉の結果、最初の値段より高かった事に後で気が付く。
焼き物の里バニュ・ムレック村
色とりどりの可愛らしい綺麗な焼き物達。欲しいものばかりで手に取るが重くてちょっと無理。そこで小さな亀と小さな水差しの置物を購入。
ロンボクでは行った先々で鶏が自由気ままに歩き回っている姿をよくみかけ、野良鶏かと思い後で聞くとちゃんと管理されており、鶏も自分の場所に戻るそうです。
料理に若鳥がよく使われ、身が締まって甘く、とても美味しかったのは何故かわかる様な気がしました。鶏の丸揚げは骨まで食べる事ができ、味付けがすごく美味しく食が進みました。
行った先々で食べた甘いもの、辛い物、麺、全てが美味しく、果物はマンゴスチン、ランブータンが幸せでした。
ただ残念なのは、海でも山でもそうでしたが、気になるのが木の葉のように捨てられているゴミ。すごかった。一層の事ゴミ箱でも置いたら良いのにと思い、ゴミ銀行の事が気なりました。
この時期、南十字星が見られるのか気になっていたのですが、見ようと思えば観られたのでしょうか。ロンボクでは周りが暗くて星が綺麗に見えるのではと思っていたのですが、意外と明るくてはっきりと見る事ができませんでした。場所にもよるのでしょうか。
長閑に広がる田園風景、脇の小屋で寛ぐ人々、庭でも畑でも山でも鶏と鶏の親子連れの歩き回る姿、おとぎの国を思わせる寺院、緑に囲まれた赤い屋根、マンゴスチンにランブータン、クタ海岸の不思議な丸い砂、パトゥ・ジャンキ村の学校の裏に子供先導の岩登り。(写真は案内してくれた子供たち)
素敵なロンボク島
企画してくれた人達
案内してくれた人達
もう一度行きたくなる、素敵なロンボク島ありがとう。terima kasih
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以上、4月のエコツアー参加者の体験記でした。
(山)
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