7月の活動報告です。
7月6日に、マングローブ林での持続可能な観光開発プログラムを進めるために、西ロンボクのバゲッ・クンバールに行きました。
(他のマングローブ林での打ち合わせの様子はこちら。東ロンボクのギリ・ランプ)、南レンバール村)
Yui-Tool telah pergi ke Bagek kembar, Sekotong, Lombok barat, untuk diskusi.
昨年度から何度も活動をしているバゲッ・クンバールですが、私がここを訪れるのは初めてでした。
ゆいツールボランティアによるマングローブ植林体験(2021年11月)
子供たちへの環境教育プログラム(ごみについて考えるプログラム実施)(2021年12月)
マングローブ林環境教育プログラムの試行と植林体験(2022年2月)
バゲッ・クンバールは、インドネシア政府直轄のマングローブの植林地(&マングローブ観光地)です。
WISATA MANGROVE(マングローブ観光)の文字の下には、Kementerian Kelautan dan Perikanan(海洋・漁業省)の文字が。
今回は、海洋・漁業省スタッフのスサンティさんが関わるBetter Together Indonesia(BTI)のフアットさんと、バゲッ・クンバールで観光グループを率いるアグスさんと、ディスカッションをしました。
ゆいツールからは私山本と、ボランティア兼SAMALASメンバーのコマン、パティ、マデが参加しました。
(右から、フアットさん、アグスさん、SAMALAS代表のコマン)
ゆいツールからは、昨年度3ヶ所で実施した「持続可能な観光について考えるワークショップ」について成果を伝えたり、今後の計画として、ガイド向け研修の必要性を伝えたり、開発したコンポストバックのPRをしたりしました。
フアットさんは、ゆいツールが開発した「マングローブ林環境教育プログラム」をデジタル教材にしたい、と言っていましたが、ゆいツールからは、まずはリアルな教材をアグスさんなどが使えるようになってから考えたい、と答えました。
フアットさんがよく行くドイツでは、子供たちが自然の中でタブレットを操作して、生き物の名前や生態を学ぶ学習があるそうです。
ちょっとそういうのは参考にならないな、と内心思いました。
コンポストバックについて話しているときに、フアットさんからムハンマディア大学(マタラム市)を紹介されました。
ムハンマディアというイスラムの団体が運営している大学で、大学だけでなく幼稚園や小学校、中学校、高校などもあるそうで、グリーンな活動に取り組んでいるので、一度話をしてみたら、ということでした。(⇒後日、訪問しました)
打ち合わせの後、周囲を散策しました。
かわいいヤツを発見。
植えられたマングローブが整然とならんでいます。
こちらは、2月にゆいツールの活動で植栽した苗木たち。
バゲッ・クンバールでは、学校の子供たちの植林体験活動が時々行われています。
が、きちんと整備されている部分が少なく、ここで本当に子供たちが活動をしているのか?と疑問に感じる場所もありました。
(塩作りをしている小屋の裏。ごみだらけ。)
そして、植林する際のマングローブ林へのアクセスも、危険なところだらけでした。
観光地としては、ほぼ未完成な場所だと言うことがわかりました。
ちなみに、塩作りの小屋を見て気づいたのですが、まさに塩を作るため海水を薪でくべるその行為が、マングローブ林を伐採し、適当に開けてしまったところが国によって植林地に指定されたのだろう、ということでした。
今も塩作りは続いているので、薪はどこから調達しているのか、確認してみようと思います。
(山)
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