ゆいツールブログ:NPO法人ゆいツール開発工房(ラボ)

人と人、人と自然、人と環境などを「結う(ゆう)」ということに関して、団体の活動やスタッフの思いなどを紹介していきます!

小学校でプログラム!? in Lombok

2017年03月15日 | ★2016年度(ロンボク)

先日、ウダヤナごみ銀行のティアさんと西ロンボクにあるグリーン・スクール(サンディック第一小学校)で、ごみについて考えるプログラムを実施しました。

Kemarin saya sama mbak Tia yang ketua bank sampah Udayana diajak sama staff JICA dari Jepang yang petugasnya Dinas Lingkungan Hidup Lombok Barat ke SDN1 Sandik yang berada di Lombok barat.

これは、西ロンボク環境局に配属されているJICA青年海外協力隊員からのお誘いで実現しました。

2週間くらい前に、隊員の方が子供たちにごみについていろいろと情報提供をした、次の段階でした。↑ 「この前勉強したことを覚えてる?」と問いかける青年海外協力隊員。

さて、いつもの写真を見せます。

ごみには2種類あるよね?オーガニックと非オーガニックごみ。の確認です。

さて、実際にごみのカードを配って分けるゲームをしてみます。

子どもたちは、前回学んだことを踏まえて、わいわい相談しながらカードを分けていきます。

ウダヤナごみ銀行のティアさんも先生の素質があると見えて、大勢の子供たち相手に苦も無くプログラムを実施していきます。

オーガニックごみは、いつか消えてなくなるからごみではないけど、では一方の非オーガニックごみがこのままどんどん増えていったら?

最終埋め立て地や海に漂うごみの写真を見せながら、子供たちに問いかけます。

次のゲームは、非オーガニックを「リサイクルできる(まだ使える)もの」と「リサイクルできない(もう使えない)もの」に分けます。

途中で、プラスチックごみを活用したクラフトの実物を見せながら、使い道があるんじゃないかと問いかけます。

さすがグリーン・スクールだけあって先生方の意識も高く、「ごみをポイ捨てしてはいけない」「使えるものはリサイクルする」(といっても、どこでどうやってリサイクルされているか子どもたちはわかりませんが)「ごみ銀行って素晴らしい」という声掛けをしていました。

プログラム終了後は、ティアさんが子供たちに囲まれて「どこにごみ銀行があるの?」「遊びに行ってもいい?」と質問攻めでした。

最後まで残った子供たちと記念撮影。(インドネシア人は写真が大好き)

インドネシアの学校はこんな感じ。

ちなみに、ゆいツールが2015年11月に行った別の小学校でのプログラムの様子はこちら

ロンボクでは、なかなか学校とごみ銀行がつながらないですが、もっともっとごみ銀行の数を増やして、子どもたちが当たり前にごみを分けて捨てるように、そしてできれば家からごみを持ってきて学校で分別して捨てるくらいのことができたらいいなと思っています。

ティアさんは、この活躍が評価されて今後も西ロンボク環境局に呼ばれてプログラムをする機会があるかもしれません。

ゆいツールとしても、ごみ銀行として教育に力を入れることは望むところで、ゆいツールではなく現地の人が精力的に活動することこそが目指すところです。

ただ、インドネシア人に言わせると現地の人がいくら言っても耳を傾けない人たちも、外国人(日本人)が来て話をすると耳を傾けるそうで、そういう効果を知っている環境局スタッフや学校の先生などは、外の力を借りて自分が目指すこと(学校や村をきれいにすること)を実現しようとしたたかです。

そんな意識の高い人と協力しながら、青年海外協力隊員やゆいツールはロンボクで活動を続けていきます。

(山)

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