スマトラの森に住む10代のインドラくんは、とてもおしゃれ。
9月の活動のときに連れて行った日本の女子学生が「彼、超カッコイイ!」と言ったほど。
携帯を持ち(森の中は電波は通じないので、たまに森を出て電話を使う)、
髪形も街の子みたいで、なんかチャラチャラしてる?と思った私でしたが、
12月の活動で訪れたときには彼の別の面を発見しました。
私たちは、森の中の村から村へ移動するのに小舟や筏を使って川を下ります。
今回は、村の人に筏を作ってもらいました。写真は、筏を製作中のインドラくん。
炎天下、黙々と仕事をする彼は、チャラチャラどころか「超カッコイイ」若者でした。
街にあこがれて、村のスタイリストといわれるほどおしゃれな彼も、
村で必要な技術をちゃんと受け継いでいるんだな、と感心しました。
もう1枚の写真は、家の屋根を作っている同じく10代の若者です。
この村では、伝統的な家の屋根はこのように長細い葉を細い竹の棒に取りつけて作ります。
村には、トタン屋根の家も出現してきていますが、まだまだ自然素材を使った家が主流です。
こういう仕事を、当たり前のようにこなす村の若者たちがいました。
森が失われたら、彼らの技術も共に失われてしまう・・・と私は危惧しています。
今この村にも近代化の波が押し寄せています。
この若者たちが、技術を受け継ぐ最後の後継者になって欲しくない!と願っています。
(山)
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