さてさて、第八章も最後になりました。長かった旅も終わりを迎えます。
『都見物日記』(八)‥‥ ⑦
五・二九 天気よし。別に風なし。
船大ゆりいたし それにこまり、今日は七時ごろより苦きもの吐き、実に頭痛いたし、三人ともいね居り申候。残念には存居候え共 めしも得(エ)食べず、うろうろ気分也
十一時比(ゴロ)よりチンチン鹿児島が見え(桜島の頭のような山を描いて)此ような所が見えて元気出
(以下次号へつづく)
風もなく天気はいいのに、船は大揺れ‥‥。ご飯も食べられず、うろうろ気分のイサさんです。
思うようにいかないのが船旅ですね〜
第八章、終わりました。次号への掲載は、果たしてあったのでしょうか?!