なかなかこの臭いが抜けてくれない。
その点、柿多冨はこの臭いがないので、
扱いやすい。
今日は天気がいいので、
布を染めますわ。
白ぽい布は搾ったばかりの柿渋で染めたもの。
濃い色のほうは去年染めたものです。
まだまだ濃くなります。
もっと柿渋をつけると革のようになります。
Tシャツは肩のところが日に当たり茶色になっています。
これから数日干して、
また柿渋に浸けて茶色にしていきます。
でも、搾ったばかりの柿渋ですから
いい色にあるのは来年でしょう。
忘れていた柿渋がゲル化していて、
それを布で濾し、
それでも染めてみました。
柿渋の発酵臭が着ているものにも付いているようです。
手も腕もしっかり柿渋の臭いが付いています。
汗とあいまって、
頭ががくらくらしてきた。
シャワーを浴びないと気持ち悪い。
夕方畑に行こうと思っていましたが、
やめます。
ちょっと疲れているのを自覚。
夕飯に肉屋さんで餃子を買ってきて焼こう。
うん、そうしよう。
ざるの上にシーツを広げ搾る。
結構力が要ります。
全体重をかけて・・。
約40リットルの搾り汁です。
ドブロクのような甘酸っぱい匂い。臭い。
絞りカスはおからのよう。
搾りカスに水を足して寝かせる。
明日、2番搾りする予定です。
サランラップで覆う。
空気に触れるのが余りよくないようですし、
臭いに誘われて虫が来ます。
蓋はきっちり閉めます。
おねしょ、みたいですが、
シーツも既に色が変わってきています。
1年寝かせて柿渋出来上がり。
でも、私はすぐ使います。
今日も大分布を染めました。
熟成していないので、染まっていないように見えますが、
根気よく日に当てるとすこしずつ茶系になってきます。
来年にはいい色になってくるでしょう。
今なら臭いも酷くないのです。
熟成させると臭いも増しますからね。
柿渋は染めるときにはとっても簡単ですけど、
柿渋を作る手間は大変だ~。
難しくはないのですが、
一日では終わらない。
面倒見てあげないと、ね。
一体庭で何やっているんでしょ。
柿の実をを細かくしたものをミキサーにかけています。
ミキサー一台では重労働過ぎるので、
氷でもかけられるという強力な助っ人を購入しましたぞ。
2台でフル稼働。
約70リットルをミキサーにかけたのです。
おいしそうですね。
さてさて、また明日様子を見て、
絞るかどうか決めます。
もう少し水を入れてもよさそうですが、
見極めは明日にします。
朝、畑に行ってと言っても午前8時ちょい前に家を出て
通勤ラッシュに合う。
あと15分、遅くすればそうでもないんですよ。
失敗。
父は6時半頃にこの畑に・・。
茜が群生しているところから掘りやすいものを見つけて畑に移植する。
杉林との境、清水が出ているところに茜がたくさん出ているのだが、
根っこが深くてなかなか掘れない。
この杉林が切られつつある。
これまで半日陰だったものが環境が変わって大丈夫だろうか。
おお、長く伸びているものに白い花が咲いている。
種を取りたいな。
茜畑を作りたい。
種を蒔けば増えるのだろうか?
父は白菜の苗を黙々と植えていて私が来たことに気がつかない様子だ。
私も気づかれないように隣の畑で藍を収穫する。
一緒に畑にいると雑草が生えているとか
ナンタラカンタラうるさいのだ。
私の畑は自然農法ですから、ね。
今回は収穫をパパっと済ませて暑いこともあって帰ってきちゃった。
家についてから父に携帯で
「あまり働くと倒れるよ~。早く帰っておいで」で電話する。
「黙って帰って・・。飲み水が足らなかったからもらいたかったのに・・」
無視。
「倒れるから、早く帰っておいで~」
ブルーシートを広げて藍の乾燥葉作り。
去年の藍が残っていたので、
これも完全に乾燥させる。
3月に作った味噌の様子をチェック。
まずまず。
味噌作りにお世話になった方へのお裾分け用に
蔵の前でにジッパーに小分けする。
ちょっこと、こげた部分がある味噌なのだが、
それが香ばしいと好評だ。
私は「燻製味噌」と呼んでおります。
午後3時過ぎに千恵子さんが柿を持ってきてくれた。
まだ収穫時期じゃないですよ~。
何でもアメリカシロシトリにやられてしまったので、
木を切ったらしい。
勿体ないからと言って肥料袋に3つも小さな柿をもらっちゃった。
何にするって、そりゃ、柿渋ですよ。
智恵子さん私が柿渋を作ることを知っていましたからね。
もっとも最近は、無臭の柿渋を仕入れて販売もしているんですけど・・。
自分で大量に作ろうと思うと柿もぎからでしょう、大変です。
しかし、自分が使うために買っていた10リットル入りの柿渋が切れてしまっているんです。
先日、蔵の中から古い柿渋が出てきたので、
今後しばらくはそれを使うつもりでいました。
柿を収穫して持ってきてくれるなんて何とも感謝です。
50キロぐらいはあるのではないでしょうか。
へたを取って、半分に割って、軽く洗って水をひたひたになるぐらい入れて
少し柔らかくなってからミキサーにかけて、
搾る予定。
ここまでを本来はその日のうちにすべきなのだが、
柿が多すぎて一人では無理。
数年寝かせて柿渋となります。
使っていい色になるまでには時間が掛かります。
実を半分では大きいかなと思い直し、
もう少し小さく切りました。
たくさんあるので、
父に切るのを手伝ってもらおうとしたら
無視されちゃった。
母が3分の1を切ってくれましたけど、
母は力がないので危なっかしい。
父がやらないのなら私がやったのに。
畑で私が知らん振りして帰ってきたのが
気に入らないのかな。
今年はうちの柿が豊作のようです。
あるのはたったの一本。
私の生まれるずっと前からある木です。
数年前に大分剪定して、
それからあまり生らなくなってとっても残念。
この甘柿、美味しいのです。
しかし、今年は期待が持てます。
まだ生育していない小さい実が落ちます。
その落ちたものを水を少し入れた甕に入れておくと発酵してきます。
毎日落ちた実を拾って、甕にポイ。
それだけ。
果たして柿渋はできるでしょうか。
以前は柿を大量に取りに行っていました。
それをつぶして液を絞って柿渋を作っていました。
今は無臭の柿渋を仕入れていますが、
今年は豊作で実が落ちるので、
拾ってみました。
もう少ししたらミキサーにかけ、
絞ります。
そして、ウン年寝かせます。
漬物小屋から忘れていた柿渋が出てきたのです。
8年ぐらい前になるでしょうか。
2年ほど、たくさん渋柿がなっている御家に行って
柿を分けてもらっていました。
柿渋を作るのが面倒になって
無臭のものを購入するようになり、
自分では作らなくなっていたので、
忘れていました。
一部は面倒が見切れずゲル化し腐り、
捨てたものもあります。
樽に柿渋らしきものが
底には糟が堆積
以前絞った柿の糟
2リットルの柿渋を絞ることができましたが
濃くはないので、どんな按配でしょうね。
嫌な臭いはありません。
草木染の中で一番簡単な染めだと思いますね。
このムラのいいのです。
裏の表では日の当たり方で色が違う。
いともわざとムラムラに。
柿渋染めは作業としては簡単ですが、
どう表情をつけていくかはその人次第。
濃淡も柿渋の薄め具合、
染めの回数もいろいろ。
いい色になるには時間が必要です。
熟成しないと、ね。
柿渋を買われた方にどのくらいの濃さで何回染めたらいですか?
と聞かれてそれなりにお答えしますけど、
やっぱり自分で何度かやってみて
試行錯誤するしかありません。
その試行錯誤が面白いのですけどね。
ついでに大豆です。