年末年始に特集誌面になっていたので、久々日経新聞日曜日の「読書」欄を読めました。
「今を読み解く」は、歴史学者川北稔氏が執筆、「「一体化した世界」の未来」というタイトルですが、
「現在世界は一体化しており、環境問題にしろ、金融危機にしろ、世界全体がつねに一蓮托生である。」と書かれ、「一体としての世界」について、歴史研究者がどのようにとられようとしているか、いくつかの著作が紹介されていました。
各著作は私にとってはちょっと専門的過ぎてこれを読みたいというのはなかったですが、この紹介記事の中の「現在の世界は、「自由・平等」や「民主主義」や「経済成長」など、西欧発の価値観に覆われていて、イスラームや中国など、アジアのそれが世界を覆ったのではない。」というところでハッとしました。
自分たち、少なくとも私が当たり前と考えている「自由・平等」とか「民主主義」が西欧発の価値観であって、アジアではそれとは違う価値観があった。自由・平等なんて人間本来与えられるべきもの、なんて思っていますが、西欧発の価値観なんだなあって、私がいま原理・原則だと思っていることだって、過去の歴史のなかで構築されてきているんだなあって。当たり前と言えば当たり前、何言ってんの?と言われそうですが・・。
でもこの紹介文で、自分が常識と思っていることもホントに常識なんだろうかとそこから疑ってみる必要があるんだなとちょっと目からウロコでした。
それから「この一冊」の”原発危機の経済学”。
原子力発電とか、放射能についてたくさんの本が出ていて、どれを読んだらいいんだろうと戸惑っていますが、「誠実な社会科学者の知的格闘の書」と書いてあると読んでみたくなります。
但し、紹介文を読むと原発事故について、問題を絞って掘り下げた内容のようで、基本書を読んだ上で読んだ方がいいように感じました。
それから小さな紹介記事ですが、朝日出版社が「アイデアインク」シリーズというものの刊行を始めるという記事が載っています。新書のシリーズだろうと思いますが、「現代ならではの知恵をまとめた」とシリーズで、第一弾が津田大介著の「情報の呼吸法」と社会問題の解決を目指す様々なアイデアを紹介する「ソーシャルデザイン」と紹介されていてかなり気になっています。
「今を読み解く」は、歴史学者川北稔氏が執筆、「「一体化した世界」の未来」というタイトルですが、
「現在世界は一体化しており、環境問題にしろ、金融危機にしろ、世界全体がつねに一蓮托生である。」と書かれ、「一体としての世界」について、歴史研究者がどのようにとられようとしているか、いくつかの著作が紹介されていました。
各著作は私にとってはちょっと専門的過ぎてこれを読みたいというのはなかったですが、この紹介記事の中の「現在の世界は、「自由・平等」や「民主主義」や「経済成長」など、西欧発の価値観に覆われていて、イスラームや中国など、アジアのそれが世界を覆ったのではない。」というところでハッとしました。
自分たち、少なくとも私が当たり前と考えている「自由・平等」とか「民主主義」が西欧発の価値観であって、アジアではそれとは違う価値観があった。自由・平等なんて人間本来与えられるべきもの、なんて思っていますが、西欧発の価値観なんだなあって、私がいま原理・原則だと思っていることだって、過去の歴史のなかで構築されてきているんだなあって。当たり前と言えば当たり前、何言ってんの?と言われそうですが・・。
でもこの紹介文で、自分が常識と思っていることもホントに常識なんだろうかとそこから疑ってみる必要があるんだなとちょっと目からウロコでした。
それから「この一冊」の”原発危機の経済学”。
原子力発電とか、放射能についてたくさんの本が出ていて、どれを読んだらいいんだろうと戸惑っていますが、「誠実な社会科学者の知的格闘の書」と書いてあると読んでみたくなります。
但し、紹介文を読むと原発事故について、問題を絞って掘り下げた内容のようで、基本書を読んだ上で読んだ方がいいように感じました。
それから小さな紹介記事ですが、朝日出版社が「アイデアインク」シリーズというものの刊行を始めるという記事が載っています。新書のシリーズだろうと思いますが、「現代ならではの知恵をまとめた」とシリーズで、第一弾が津田大介著の「情報の呼吸法」と社会問題の解決を目指す様々なアイデアを紹介する「ソーシャルデザイン」と紹介されていてかなり気になっています。