夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

HL-79E 調整本番その1

2019-03-21 16:00:22 | Weblog
朝、買い物で町へ行ってきてから重い腰を上げて調整開始。午後は用があるので限られた時間を有効に使いました。

買い物のついでにダイソーで買ったクリップボードにコピーしたトラッキングチャートを貼ります。これを調整台に載せたカメラの光軸にあわせて壁に固定。


レンズはPATTERN PROJECTOR内臓のJ13x9B3をセット。この方が調整には便利です。


MON端子にモニターを接続。VIDEO側では不都合です。


POWER PACKからDC12Vを入れます。


カメラをトラッキングチャートに向けてPOWER ON。


レンズをPPに切り替え。VFにパターンが出ました。


MON-ENCスイッチをMONに、R-G-B切り替えスイッチをGにします。とにかくGをそこそこに調整するためです。


Gchのロックを緩めて撮像管の回転方向と軸方向の位置を調整。左上がロックネジ、右下が軸方向、左下が回転方向の調整ネジです。


おっと、マニュアルによるとその前にフォーカス電流の調整が必要です。TP12,13間の電圧はこのカメラの管は480mV。測定値は485mVでした。マニュアルは電流となっていますが電圧の間違いです。


電圧の調整は矢印の半固定抵抗でやります。


ぴったり480mVに調整しました。そんなにこだわらなくても良さそうですが。


次に図と睨めっこしながら管の位置調整とパターンの位置、幅、高さを適当に調整していきます。幸い管のネジは固着なし。


大まかに調整。調整前はパターンが反時計方向にズレていました。この写真は途中経過です。


フランジバックは心配しましたが、なぜかいろいろやっているうちに合いました。ズームを広角端から望遠一杯に引っ張っても大丈夫。

14時から大事な用があるのでとりあえずここまで。
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HL-79E 調整の準備開始 その2

2019-03-20 12:01:32 | Weblog
マニュアルによると調整には面倒な工程があります。正規の調整には延長基板とオシロスコープ、デジタルテスター、グレースケールチャートなんかが必要ですが当面何ができるか考えました。

マニュアルで撮像管交換後の調整の項を確認します。トラッキング調整の方法です。


DEF基板の奥に撮像管ユニットがあって基板の穴からドライバーを入れて調整できます。これは何度もやったことがあります。(この図ではRユニットのロックネジ位置が現物と違っています)


2.トラッキング調整するとき、レンズのフランジバックは所定の位置にセットされているかまた、マクロレバーはロック位置にセットされているかを確認すること。
とありますが、フランジバックの「所定の位置」って、どの位置? 勝手に解釈すればセンター位置でいいのかな。

レンズはフランジバック調整リングがあります。ロックネジを緩めて回転方向に回すと焦点位置が変わります。レンズを交換した場合必ず調整する必要があります。


トラッキング調整とロックは実際の基板ではR,G,Bそれぞれ丸印の箇所です。


ユニットのロックネジと調整ネジ。外したユニットは調整ネジが固着していました。要注意。


マニュアル付属のトラッキングチャートです。


裏はレジチャート。


先日のテストではGchは良好な絵が出ました。調整の第一段階はG管のトラッキングを調整してそれを基準にRとBを調整してみましょう。

あんなこんなで段取りを考えた後、昨日休館日だった温泉施設へ。
開館は10時でまだ時間があったので途中寄り道。今まで地元の風景を軽く見ていたのですが、足元にも素敵なポイントがいくつもあることに気が付いてきました。よく聞く「こんな町はなんにもないよ」という感覚に自分自身陥っていました。
老眼鏡をかけて基板をいじるばかりでは目にも神経にもよくありません。たまには外に出て無限遠に目を向けましょう。











こんな写真を撮って温泉へ。のんびり風呂に入ってこのところ根を詰めた頭をリフレッシュ。



帰ってから昨日作った鳥の巣箱にニス塗りです。




明日からHL-79Eの仮調整に掛かります。


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ムクドリの生態記録用に巣箱作り

2019-03-19 14:06:51 | Weblog
去年は家の2階の換気口に、つがいのムクドリが棲みついて卵を産み、やがて雛が巣立っていきました。その様子はwebカメラで記録、いずれ編集してYouTubeにアップするつもりでいたのですがまだ果たせていません。雛たちの騒がしい様子や親がカラスを撃退するシーンも捕らえていて面白い映像作品になると思います。おそらく今年も4月になれば来ると思うのでその前に巣箱を作っておいてやろうと考えました。換気口が使えないのは不便ですし。

使いかけや余っている板を集めて庭で加工です。


直線はガイドをクランプして丸鋸でカット。


部材ができました。


木ねじで組み立てていきます。


木工ボンドも使ったので今日はここまで。さっき探したら使えそうなニスがあったので明日は手直しと塗装です。
どうせなら今年もムクドリの生態を記録したいのでwebカメラ(同じ物が4台あります)を内部に組み込むつもりです。巣箱から選定した白樺の枝を取り付けてそこにもカメラをセットしようかな。
改めてメインのワークステーションにドライバーとソフトウェアをインストールしてカメラ側は準備完了。

logocool c270

HL-79Eは延長基板がまだ準備できていないので一時休止状態です。何か進展があったら公開しますね。

そうそう、今日は町内の温泉施設へ行って温まって来ようと飯綱山の麓まで行ったらなんと休館日。町民には毎年無料券が各戸に2枚配られるのですがこの31日で無効になっちゃうので近いうちに出直しです。
がっかりした帰りに以前通りかかって気に入っている田んぼの風景を見てきました。なんでもない空間ですが私はこんな風景、こんな情景が大好きです。

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HL-79E 調整の件&いろいろ

2019-03-18 11:38:39 | Weblog
こんな超マニアックな記事ですが、熱心に見て下さる方が思いがけず大勢いらっしゃるようです。私の片手間の道楽なのに恐縮しています。コメントなんて無いだろうと思いながら確認したら、昨日3管カメラ(HL-79Eではないそうです)のレジ調整の調整方法を教えて欲しいとコメントをお寄せいただいていました。が、私は何度も申していますが全くの素人ですからとてもじゃないですがお役に立つ回答は出来かねます。
数年前に縁あってテクノ池上のY氏(TVのタモリクラブによく出演されていました)と池上通信機の営業H氏が家に来られていろいろ話を伺いましたが、私が前にHL-79Eのレジ調整を自分でやった事に感心されて「今では池上にもレジ調整ができる人間は居ません」とのことでした。技術の進歩は激しくて数年前でもそういう状況です。
幸い私の手元には分厚いHL-79EのInstruction manualがありますのでそれを参考に自己流で挑んだ次第で、正規の調整をしたわけではありません。今回の79Eもジャンクが何台もあり、なんとか実用になる個体も所有(このカメラで撮った映像はYouTubeで何本か公開)しているのでここまで来ました。

YouTubeにアップした素人なりに調整し稼動状態のHL-79Eの映像です。そこそこの出来で3管の味もしっかり出ていますのでぜひご覧あれ。軽薄なHDとはある意味次元が異なります。カテゴリーは違いますが3管は8mmと共通の「モノのアハレ」が表現できるフォーマットだというのが私の持論です。

Ikegami HL-79E test_1 春の山里のなごり雪

Ikegami HL-79E test_2 長野電鉄屋代線を試し撮り

Ikegami HL-79E test_3 山里の小春日和/Indian summer

Ikegami HL-79E test_4 境内の小春日和/Indian summer

Ikegami HL-79E test_5 穏やかな秋の海

若穂駅は陽炎の彼方/屋代線 -shimmer's station-

冬の陽炎/長野電鉄屋代線信濃川田駅 Cam:Ikegami HL-79E


今回の79Eが最終的に使える状態になるかどうかはまだ未知数です。実用レベルに仕上げるのが目標ですが、それは今後の勉強と努力にかかっています。これからオシロスコープの使い方を覚える必要がありますしグレースケールも不可欠です。調整延長基板も作らないといけないし、つくづくえらことに首を突っ込んだものだと思います。
そんな状態ですから、とても人様に助言なんてできる段階ではないことをご承知下さい。でも私がやってきた、今後も続く挑戦はきっと役に立つと思います。

話は変わって先日レンジ切り替えツマミが破損したマルチメーターの修理にかかりました。今では大きなホームセンターにもデジタルテスターが置いてありますが、DC電圧は600Vまでしか測定できない物ばかりです。壊れたマルチテスターは750Vまで測定可能で、壊れてバラック状態ですが79EのPower基板から出ている730Vを確認することができました。直せるものなら直したいです。
いじっているうちに+側のバナナプラグの受けもプラスチックが割れてしまいました。何はともあれこれをなんとかしましょう。

MOTHER TOOL MT-4320

割れたプラを集めて可能な限り組み合わせて瞬間接着剤で仮固定。左のかけらは内部から出たんですが押し込むのは困難。


これは軸の受け部が割れたツマミ。接着したけど強度不足で取れました。何かで代用するしかありません。


ダイソーの紫外線硬化レジンです。他に使う予定でしたがこれを試します。


中の電極にレジンが入らないようにして隙間からたらします。


外は快晴。しばらく日光浴させて固まらせます。数分で固まりました。


基板に半田付け。


ケースに収めます。


ここから先はどうするかまだ考えていません。わからないのが袋の上に置いてある丸い板状の物。こりゃ何?圧電ブザーかな。

BOLEXのアイカップは完成しました。結局HANDYCAMのアイカップにバスコークで作った「ツバ」をバスコークで接着して済ませました。知らなければ初めから付いていたアイカップに見えます。






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HL-79E 調整の準備開始

2019-03-17 09:06:36 | Weblog
Bchの絵が出るところまで来たので調整の段取りにかかりました。根が凝り性なものでやるならそれなりに調整しようじゃないかとまた無い頭で考えています。

最初に撮像管ユニット部の調整箇所の確認。前にもDEF基板の穴から調整したことはありますが改めて機構を確認します。

今回取り出した不良のユニット

ロックねじをゆるめて調整ねじでアジャストするのですが固着していました。ねじが切れてしまうのではないかと思う程でしたがなんとか緩みました。

交換した方はどうかな

次に延長基板自作の可能性を考えます。前に煙を出して壊れたPOWER基板からコネクタを取ります。

パターンの半田を取るのに一苦労

部品取りのMBから相手側のコネクタ取り出し。

秋月では入手できません

コネクタが揃いました。これを使って延長基板を作ろうというわけです。

45pinオス/メス

IkegamiのInstruction manualに付属品のページがあります。本来いろいろ付属していたはずです。

持ち主が転々と変わって行方不明

「テストアダプター」です。これが無いと正しい調整はできません。これを基板と本体側の間に入れてTP(テストポイント)で電圧や波形を調整します。

作れるかも

コネクタを延長するだけのことですから、アクリル板か何かでスロットにぴったり入る寸法に作って配線すればいい理屈です。これを作れば稼動状態の79Eも本格的な調整ができます。
これから材料探しに行きますか。
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HL-79E 問題解決 後は調整

2019-03-16 09:30:19 | Weblog
ついに問題が解決しました。後は気長に調整です。本日の作業内容を公開しますね。

Bchの様子が変なので撮像管を疑いましたがその前に確かめたいことがあります。
撮像管のプリアンプから出た信号はPROC-1Aという基板に入りますが、この基板が正常かどうか確認です。これは基板を差し替えるだけでできます。
赤いラベルを貼ってあるのが差し替えた基板です。さて、どうなるか。

IN/OUTの構成は同じという前提

症状は同じでした。

予想通り

もう考えることはありません。B撮像管をユニット毎取り出します。

管単体の交換は避けます

側面のDEF基板も緩めます。狭いスペースでコネクタを抜いたり挿したりは怖いですから。もう煙は見たくありません。

これで作業は楽です

このユニットを取り付けます。たぶん使えるはずです。メーカーで貼った青ラベルがあるので間違いなくBです。緑のラベルは仲間がわかるように私が貼ったものです。

予備が無いとお手上げ

プリアンプは一旦外して後でピンとコネクタを何度も確認して取り付けます。

念のため管の足は接点復活材で処理

ドキドキ。問題はないはずということにして電源オン。

緊張の一瞬

レンズのアイリスがサーボモーターの音と共にCLOSEから開くのを確認、Bchに切り替えると、

期待と不安が交錯

出ました

ENCに切り替えると

レジがめちゃズレているのは未調整で当然

白が出ています。やったぜ。

VFも確認します。ゼブラパターンがしっかり出ています。左上のランプはAWB OFFの表示です。

C/Bの調整も良好

取り出したB撮像管ユニットです。撮像管は初期段階でゲッターがしっかり残っていて十分使えると判断したのですが見た目ではわからないんですね。もしかするとこのカメラは青が出なくなって廃棄処分になったのかも知れません。修理費用は目玉が飛び出す位高額だったことでしょう。

後で分解してみようかな

これが今回交換したパーツです。容量抜けしていた電解コンデンサーはC30ですが仲間のC29も交換しました。専門家じゃないのによくぞここまで調べたものです。もしかすると他にも容量抜けしたコンデンサーがあるかも知れませんがこれ以上深追いはしません。

記念に保存しようかな

MPUのメモリーバックアップ電池も処理しました。半田ゴテの付属でサンプルの半田と吸取線が入っていたチャック付き袋がダイソーの袋より小さくてぴったり。中身はCR2032。

捨てなくて良かった

G撮像管ユニットの上にスペースがあるのでここに押し込みました。

撮像管の熱は大丈夫かな

リード線はこんな具合に這わせました。

うまく収まったぞ

移植作業は2ヶ月かかってここまで来ました。後は調整です。調整方法はマニュアルに詳しく載っています。本格的に調整するためにはオシロスコープと延長基板が必要。オシロは\1,500で買った中古を持っていますがプローブが欠品なので手に入れて延長基板は自作することになります。といってもオシロスコープは未知の分野で使ったことはありません。素人はいいかげんなものです。
次はとりあえず撮像管の位置(回転方向と軸方向)とレジストレーションから調整しますか。もう急ぐことはありません。
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HL-79E Bchがおかしい件調査開始

2019-03-15 16:23:10 | Weblog
絵が出たと喜んでいる場合じゃありません。なんとかしないと。
午前中は用があって時間がとれなくて、午後は週一のウォーキングで軽く汗をかいて絶好調。心機一転、HL-79Eの調査にかかりました。

まず思い当たるのが撮像管ユニットのコネクタを間違って挿入した際プリアンプを壊したんじゃないかという事。
でも見込みは違っていました。このブログで確認したらミスはG管のコネクタでした。Gは正常です。(よく壊れなかったもんです)

「ミス」とメモしてあった

Bchを調べましょう。プリアンプを外して撮像管のピンを確認。酸化しているけどこんなもんでしょう。

接点復活材を使った気がしますが

外したプリアンプです。カバーを外したらカバーの裏側がくすんでいて「何かが焼けたのか」。でもGもRも似たような状態でした。問題はなさそう。プリアンプの脱着は写真右側のメスと相手の細いピンの関係に注意を要します。

鼻で焼けていないか確認

こうして書いておかないとどれがどれだかわからなくなります。青いシールはBの意味で私が貼ったもの。

青シールは側面に元から貼ってあります

予備のプリアンプを取り付けます。ピンとコネクタは慎重に挿入。

これが正常かは不明ですが

ではテストです。MON出力にモニターを接続、MON-ENCスイッチをMONにします。各チャンネルの映像を確認します。

動作確認を兼ねてABBを押します

Rchは

映像が出ました

Gchです。

きれいな映像です

問題のBchは、、、。信号が極端に弱い感じです。

ダメです

R-Gは

良さそうです

B-Gに切り替えます。

絵が出てはいますが

R-G-Bは

一見まともだけど

ENCにして色を出すと、こんな具合。青がほとんど出ていません。このお面は顔が真っ白なのに。

ダメです

プリアンプを交換しても結果は同じでした。
がっかりはしません。原因は違うところだとわかったので一歩前進です。R/G/B/R-G/B-G/RGB切り替えが正常なのも確認できました。このユニットは組み込み作業で断線しなかったか心配していたんです。レンズのオートアイリス、電動ズームもOK。
次の調査は撮像管です。その次は回路図で判断するとR/G/B信号の行き先の基板。撮像管は明日交換してみます。
毎日が楽しいなあ。
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HL-79E 見通しがついたぞ

2019-03-14 16:39:08 | Weblog
2ヶ月もてこずってきた古い放送用3管カメラの名機 HL-79E レストアですが私の単純かつ重大なミスで移植作業も大詰めです。
今日は朝から精神統一。Power基板のトランジスタ2個交換と容量抜けの電解コンデンサー交換、調査のために外したパーツを戻します。

これは先日外してチェック、壊れていたトランジスタ Tr13。


こちらは同じ回路のTr14。これも怪しいぞ。


Tr14を取り出します。さっそく昨日買った40Wの半田ゴテの出番です。


やはりこれも壊れていました。調べたらTr13より絶望的です。完全にオープン!


几帳面な性格ではないので逆に慎重に段取りを考えて、取り出したパーツは袋に入れて整理しておきました。


容量抜けしていた電解コンデンサーC30は同じ平滑回路のC29と共に新品と交換します。電圧が正規の6.3Vに対して25Vですが容量は同じ100μFなので問題ないとしましょう。温度ランクは105℃に対して85℃と落ちますが基板上に85℃のコンデンサーもありました。


基板の半田付けなんて苦手ですが。


Tr13です。


だいぶ手際が良くなってきました。


パーツの交換と戻しが完了。ここで一息入れて正常な基板と修理品を並べて目視と導通の簡単なチェック。


ここからが緊張の時間帯です。EXELで作ったチェック表を元にカメラに基板を順に入れてテスターで電圧を調べていきます。煙が出た事件がトラウマになっているのでスイッチは短時間だけ入れます。


問題の-4.8Vです。Tr13とTr14を交換したので大丈夫なはずですが不安です。


+255Vと+730VはペンシルテスターがDC500Vまでしか測れないのでバラック状態のマルチテスターを使います。


基板無しから全部挿入まで測定が終わりました。全部正常でした


全部の基板が収まりました。


修理前は-4.8Vが基板を入れていくと徐々に下がっていきましたが安定しています。


我ながらこのチェック方法は成功だと感心します。


ここまで調べれば一安心。モニターにつないでカラーバーを出してみました。「出たア」。


VFとレンズを装着。


ENC出力で映像が出ました。色が変ですがそれは別途調べるからいいんです。絵が出るのがわかればとりあえずOK。


"R"チャンネルです。


"G"は良好。


"B"は、変です。輪郭しか出ていない感じですが絵は出ています。


ここまで来ればなんとかなりそうです。"B"はプリアンプかも。予備パーツはいっぱいあるのでひとつづつ確認していきます。
レンズのオートアイリスもちゃんと動作するしMPUのバッテリーアラームも出ません。VFが異常に暗かったのも原因はPower基板だったみたいで大丈夫です。
もうVFの上に「7」銘板を貼っても良さそう。

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HL-79E 発注したトランジスタが届いたけど

2019-03-13 14:22:18 | Weblog
昨日朝発注したトランジスタ 2SC2983-O が届いたのは昼近く。これから作業を開始するのは集中力が欠けるので明日の朝から慎重にやることに。異常なしを確認したパーツも戻さないといけないしもう一本の2SC2983も取らないといけないし、段取りもありますからね。
愛車の給油から帰ったタイミングで毎度お世話になっている佐川急便のおじさんが荷物を届けてくれました。


\250が計\1,242。でも発注の翌日に届くのはありがたいです。


そういえば半田鏝3本のうち2本が壊れ、残りの1本は熱量が心もとないのでこの際新品を奮発してきました。定評のあるHAKKOの40Wです。昔は基板には20Wを使うのが定番でしたが、それだと逆に長時間部品を暖めるので今はもっとワット数の大きい鏝で素早く半田付けを済ませた方が部品への熱負担が少ないというのが常識らしいです。


何もしないのは時間がもったいないので昨日手に入れたHANDYCAMのアイカップ改造にかかりました。そのままではBOLEXに装着しても引っ張れば抜けてしまうのでバスコークで縁を形成します。バスコークが固まるのは明日の昼以降。


ここで昨日まで作りかけていたオリジナルアイカップが気になって確認。凸凹を補修したままになっていたのですが、なんとか形にはなっていました。でもこれじゃあ。


バスコーク/シリコンシーラントで型を使って成型することは可能ですが、問題は離形材です。シリコンは相手かまわず接着してしまう(場合によっては接着したつもりなのにはがれたりする)のでこれを解決しないと型からきれいに取り出すことができません。私は蝋でやりましたがいい結果は得られませんでした。調べると食用油がいいとかいろいろ方法があるようですが私はそれを研究するわけではないのでこれ以上時間を無駄にするのはやめます。

HL-79Eは直った場合に備えて"7"のプレートをVFの上に貼るつもりで準備してあります。私の手元には現在放送用カメラが6台あるので次は"7"です。これを貼る日が来ればいいなあ。
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HL-79E トランジスタ発注したら

2019-03-12 09:08:33 | Weblog
HL-79EのPower基板修理ですが、2SC2983-O が壊れているらしいので5個入り\250を鈴商さんに発注。
品物+消費税+送料+代引き手数料で計\1,242。田舎では手に入りそうもないので高くつくけど仕方ありません。元が\7,000,000のカメラですからこれで直れば安いとも言えます。
それが届くまで他の作業を進めましょう。
BOLEXのアイカップはなかなか進みません。いろいろ試行錯誤しているところです。素材はバスコークで試していますが固まった状態で腰が弱いので変性シリコーンシーラントの方がいいかも知れません。定番のコーンスターチを混ぜて試してみます。
Arriflexは昨日マガジンの整備完了したので近日中にダミーフィルムを使ってフォルム装填の練習と動作確認、バッテリーの持ちも確かめる予定です。
他に16mm映写機 ELMO 16CL XENON のランプが点灯しない件も解決したいし格安で手に入れた(こればっかり)データプロジェクター Mitsubishi LVP-XD2000 のランプが交換時期なのでなんとかしないと。朝はそんなことを考えていました。

午前中確定申告で時間をとられたけど、おかげで収めすぎの税金を取り戻すことができてひと安心。
帰ったら奥方が買い物に行きたいというので「いいよ」。「しみず屋でいいかい」ということで昼をはさんで一路越後路へ。
あそこなら菰立(こもだて)の田んぼの様子を見るのに好都合です。あの一帯の風景は大のお気に入りで昨年からHDVカメラで撮っています。下見ができるぞ。

標高はいくらも違わないのに丘の上の様子は平野部とは一変。

まだご覧の通りの残雪

一番のお気に入りのポイントです。

四季折々何回訪れたか

これも最高!

状況もこの上なし

一本杉は下枝が払われていました。

面白い形になりました

ここからのアングルも結構。


帰りは回り道。前から惹かれる高速道路の橋です。今日は撮りませんでしたが画面右奥からのアングルが最高です。

粋なデザイン

この橋は以前何枚も撮ってGoogleMapに投稿したのですがいつの間にか削除されちゃいました。

複線化工事が長かった

途中、毎度お馴染みのHARD OFF上越店に寄ってガラクタを物色しました。これが楽しいんです。
ジャンクのカメラの中にこんなビデオカメラを発見。\324です。これって、もしかするとアイカップがBOLEXに使えるんじゃないか。もちろんピッタリというわけにはいかないだろうけど。迷った末買いました。

もちろんジャンク

それにしても醜悪なカメラです。外装は全部プラスチックで安っぽいし。Sony製品とは思えません。

Sony Handycam CCD-F340

使うのはアイカップだけです。

表面が劣化してるけど

取り外して観察したら柔軟性は保っているし傷みもありません。

洗剤で軽く洗いました

BOLEXに取り付けてみました。横から見ると違和感はありません。

一見もっともらしいぞ

こちら側もいい感じです。

こりゃいいぞ

細部は詰める必要がありますがこれで課題がひとつ解決です。今までバスコークで作ろうとしてきた事は無かったことにしましょう。
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