スーパーに買い物に行きました。
最近は以前に比べればレジに並ぶ中高年の男性が多くなったような気がします。高齢化によって家事労働全般を行う男も増えているのかもしれませんね。
レジに並ぶと僕の前に僕より10歳ほど若い男がレジを済ませていました。
「3263円です」
レジの女性が淡々と言う。
男は金を支払いおつりをもらったら籠の中身とレシートを2回ほど見比べていました。確かに籠の中身は少ないほうでしょう。後ろから見ていても確かに籠の中身とレジに表示された3263という数字を見比べてしまいます。
そして僕の順番。。。。
僕の籠には先ほどの男に比べてもそうとう品数は少ない。
「2032円です」
レジの女性が淡々と言う。
やはり僕も籠の中身をもう一度確認してレシートを見つめてしまいました。
やはり物価上昇というのはよくないんです。
それも景気が好転して賃金や年金そして社会保障の受け取る額が増えて消費が伸びその中でのインフレ傾向ならばまだよいのですが、今はこのインフレを引き起こそうとした悪性の物価高ですからね。円安による輸入品目の値上げと消費増税による値上げが含まれた物価高ですから。
物価高というのはよくないんです。
こんなことを書くと「お前はデフレ派か?」といわれそうです(笑)
現在のような悪性の物価高に反対をする者はデフレ派だといったレッテルを貼られるなら甘んじてそれを受けますが、僕がデフレ派ならば相手をデフレ派とレッテルを張る方はインフレ派なわけですが、そのインフレ派は悪性の物価高を容認するのでしょうか?
僕の記憶ではアベノミクスや異次元緩和が行われ始めたころは「インフレ目標」という言葉を使っていたような気がします。今では「物価安定目標」でしょうか。。。。。その意味ではインフレ派ではなくて成長戦略派だと言うのかもしれませんね。しかしオヤジたちが籠の中身とレシートを何度も見つめなおすような悪性の物価高が成長戦略なのでしょうか?もちろん毎日買い物をするおばちゃんたちも同じでしょう。どう見ても今の実態が成長戦略とは言いがたいでしょう。成長どころか悪性の物価高はデフレを強めることにつながるかもしれないという懸念が強くなっています。仮に悪性の物価高が進んでも日用品や生鮮食料品などがまた値下げ傾向を示したならば、それがデフレ傾向となるわけで、インフレは・成長戦略派の方々こそがデフレ派となってしまいます。
そうするとデフレ派といわれる人々が成長戦略派となることにつながる可能性があるということです。
デフレ派といわれますが何もデフレを歓迎したりするわけではなくて単に物価だけを見てデフレだインフレだという結論を見るのではないということです。物の値段が下がるということは消費が進むということです。賃下げ傾向にあっても物価が低いからある程度の消費は維持されるということです。そこに賃上げがあったならさらに消費は伸びるでしょう。消費が伸びれば企業の設備投資も伸びていく条件が出ます。ちょうどインフレ派や成長戦略派とはさかさまな方法で成長を維持しようとすることになりある意味本来の成長戦略はあるいは安定成長はといえます。