庭の花たちと野の花散策記

山野草と梅が大好きの「雑草」。花以外は思考不可の植物人間の庭の花と野の花散策記です。

ミヤマスカシユリが咲きました。明日は自然観察に我が家に来ていただきます。

2016年06月30日 | 庭の花たち
6月30日早朝にミヤマスカシユリが咲き始めました。

ミヤマスカシユリは秩父の武甲山と茨城の奥久慈の岩場に自生地があります。私はかなり前のことですが西金砂山の岩場に咲いているのに偶然出会った時とても感動しました。手前の足元の岩場一面に咲く黄色いマルバマンネングサのさらに先の花をかろうじて見ることのできる急峻な岩場に目の覚めるような色の花がが咲いていました。以来もう一度見てみたいものと思っていたものですが、一昨年全く偶然に入手することになりました。でも気候の合わない庭では開花させるのが難しく、昨年は蕾がようやく見えるようになったところで、枯れてしまいました。今年は注意深く管理した結果、ようやく1輪だけですが咲かせることができました。
先週の金曜日には蕾が色づき始めたので、次週の金曜日(つまりは明日)定時制高校の特別講座「楽しい自然観察」の学校周辺の植物観察で我が家に来ていただくことにしました。
ミヤマスカシユリDSCF6148ミヤマスカシユリDSCF6148 posted by (C)雑草
これが先週金曜日の色づき始めた蕾です。この状態なら1週間後には咲いているに違いないと考えたのでした。
ところが咲きそうでなかなか咲かないものです。これまで蕾の成長を観察したことがなくどの程度色づいたら咲くのかがわからず、もしかしたら金曜日にはまだ咲かないのかと不安になることもありました。それでも昨日水曜日の蕾の様子では早ければ明日木曜日に、遅くても明後日金曜日には咲くのではないかと安心しました。
ミヤマスカシユリDSCF6301ミヤマスカシユリDSCF6301 posted by (C)雑草
今にも咲きそうな水曜日の蕾の様子。

そして今朝・木曜日についに咲き始めました。
ミヤマスカシユリDSCF6439ミヤマスカシユリDSCF6439 posted by (C)雑草
一昨日早朝の激しい雨で、真っすぐに伸びていた黄花姫ユリとスカシユリは茎が倒れてしまいました。
ユリ1606280018ユリ1606280018 posted by (C)雑草
上は倒れたスカシユリです。
それでも背が低かったためか、ミヤマスカシユリは倒れませんでした。でも花が咲き始めると、花の重みで急に曲がり始めています。
ミヤマスカシユリDSCF6440ミヤマスカシユリDSCF6440 posted by (C)雑草

初々しい雄しべと雌しべがきれいです。
ミヤマスカシユリDSCF6453ミヤマスカシユリDSCF6453 posted by (C)雑草

花は時間とともに開き続け、花弁が反り返り、またすきまができてきます。これぞミヤマスカシユリです。
茎がこれ以上曲がらないように小枝の支柱を立てました。
ミヤマスカシユリDSCF6457ミヤマスカシユリDSCF6457 posted by (C)雑草
開花が始まっておよそ3時間後・9時過ぎです。花にかなりすきまがあります。

さらに3時間後、12時過ぎの花の様子です。
ミヤマスカシユリDSCF6458ミヤマスカシユリDSCF6458 posted by (C)雑草
これぞミヤマスカシユリですね。
花の横から見てもすきまがよく見えます。
ミヤマスカシユリDSCF6459ミヤマスカシユリDSCF6459 posted by (C)雑草

次は夕方の花の様子です。
ミヤマスカシユリDSCF6462ミヤマスカシユリDSCF6462 posted by (C)雑草
昼ころとあまり変わらないようですが、さらにすきまが広くなったようです。
ミヤマスカシユリDSCF6464ミヤマスカシユリDSCF6464 posted by (C)雑草
いよいよ明日は「楽しい自然観察」です。
見ていただく予定は、トベラの果実、八重咲きのウメモドキ、満開のモクゲンジ、ツルウメモドキとテリハツルウメモドキの実、カシワバアジサイの八重咲きと一重咲き、オオツワとツワブキの葉、ジャノヒゲとナガバジャノヒゲ、ツタの実、サンショウの実、アケビの実、サルナシの実、マタタビの実、ヤブカンゾウ、各種アジサイの花、ナナフシ、サルスベリとシマサルスベリのコクサギ型葉序、タコノアシ、ヒメガマ、ホソバウンラン花、タラヨウの葉と発芽苗、ネナシカズラ、ミヤマカマズミの実、センリョウ、、マンリョウ、カラタチバナ、ヤブコウジ、ヒトリシズカとフタリシズカ、ニンジンボク、ヤブランの谷折りの葉、セキヤノアキチョウジとアキチョウジ、ウラジロギボウシ、イワギボウシほか、ヌマガシワ、ユウコウ苗、オオハンゲとムラサキオオハンゲとムサシアブミ、ウラシマソウとヒメウラシマソウとナンゴクウラシマソウ、イワガネとヤナギイチゴの実、各種グミ・マルバグミ、ナワシログミ、ナツグミ、アキグミ、カングミ、ツルグミ、ビックリグミ、キンロバイ、イワレンゲ、アオノイワレンゲ、オオチチッパベンケイソウ、ヤマラッキョウ、イトラッキョウ、タマムラサキ、イソギク、丸葉のイソギク、ナカガワギク、シマカンギク、ノジギク、アワコガネギク、ハマギク、コハマギク、ヒロハハナワラビとコヒロハハナワラビ、ビロウドシダ、ハコネシダ、シシガシラ、タマシダ、ホシダ、アマクサシダ、ヘラシダ、コタニワタリ、常緑のジュウモンジシダなどなど。まだまだ半分。果たしてどこまで見ていただけますやら。

コメント (2)
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