垣根の近くを通る度に甘い香りがします。何の香りかと探してみたら、アワブキの大きな葉っぱの陰で小さな花が咲いていました。
アワブキの名はこの木の枝を燃やすとジュクジュクと樹液を泡のようにふき出すから泡吹きと言います。
昔、囲炉裏でアワブキの生の枝を燃やした時に熱い泡をふき出していたのを思い出します。
また、花が泡のように見えるからとも言われるようですが、この時期に山に入ることは少ないので、花を見たことがありませんでした。
庭に植えてから初めて花を見たのですが、これまでは高い位置に咲いたので、脚立に乗ってみていたので、花の香りに気づきませんでした。
それでも、アワブキを食草とする、アオバセセリの幼虫が2009年に来ました。どのようにして遠く離れたアワブキを探しあてたのか不思議に思い、もしかすると花の香りかもしれないと思ったのですが、今年香りを体験して納得してしまいました。
今年は低い位置で咲いたので、気温があがってくるころに、近くを通ると甘い香りがします。こんなによい香りがするとは驚きです。
まさしく学名にあるとおりです。
Meliosma myriantha
Meliosma は 蜜の香りという意味だそうです。 myriantha は 小さな花という意味。
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