窈窕梅林の八重寒紅。
昨日8日昼頃ミスター偕楽園こと吉田さんから電話がありましたが、マナモードのため、気づいたのが夕食後になってしまいました。窈窕梅林で八重寒紅1本、冬至梅2本。本園内ではまさに咲こうとしている八重寒紅。また南門外の八重冬至も蕾が大きくなっているというお知らせでした。
今日9日午後から市役所で県会議員の期日前投票、奥様の訃報をくださったもと山岳会幹事を訪ね、偕楽園にも梅の開花を確認に見に行きました。
窈窕梅林は夕刻の曇り空、かつ視力が衰えて確認しずらく、八重寒紅のみ確認し、白梅の冬至梅は発見できませんでした。この八重寒紅は開花後数日過ぎたかと思われます。
本園南崖の冬至梅。
本園内で例年真っ先に咲く南崖の冬至梅はやはり開花していました。開花間もない初々しい花です。
本園見晴広場東端の八重寒紅の膨らんだ蕾。
この八重寒紅は、震災以前は本園内の八重寒紅では真っ先に咲いていた木ですが、震災後は一時衰弱して開花時期トップの座を別の木に譲っているものです。もしかして樹勢回復してまたトップに返り咲きでしょうか。
薄暗くなってピントが合わないですが記録として。
この他確認して回った梅の木は、猩々梅林の八重寒紅や水心鏡。田鶴鳴梅林の初雁と八重寒紅。南崖橋の八重寒紅。本園内の矮生冬至、八重寒紅などですが、夕闇迫り開花を確認できませんでした。また南門外の八重冬至は時間切れで確認できませんでした。
吉田さんお知らせありがとうございました。
今シーズンの梅の一番花の開花時期については、11月の気温が高めに推移していたこと、遅くまで葉が枝に残っていたことなどから、一番花の開花は遅れると考えていました。
そうはいっても、時期が来ると梅の開花が気になります。
早咲き梅の一番花の開花時期については、氷点下に近い寒波の後で、1週間くらい暖かい日が続くと開花するように考えています。
今年の11月の天気予報では11月25日ころから寒くなる予報でしたので、このあたりでもしかすると開花スイッチが入るかなとちょっと期待しました。
水戸気象台の日々の最低気温を確認すると。
日付 11月24日 25日 26日 27日 28日 29日 30日
最低気温 9.8 6.9 6.9 5.0 3.8 10.4 10.8
最も低くなったのは11月28日の3.8℃です。理想の氷点下よりもちょっと高めですが、前後の気温と比較するとかなり低いので、もしかすると、この日に不十分ながらもごく一部の早咲き梅の木に開花スイッチがONとなった木もあるかもしれないと考えました。
明確な開花スイッチONは0℃以下になった日であって、それから1週間~10日後に開花を確認できると考えていますので、3.8℃では不十分と。開花時期は単なる気温だけではなく、地中気温や湿り気が大きく影響すると言われますが、早咲き梅の一番花の開花時期は、最低気温の低い日を起点に考えるとそれほどずれないように思います。
その後の最低気温が低くなった日は12月3日の1.8℃ 12月7日の0.7℃でした。これでほぼ間違いなく開花スイッチが入り、12月15日過ぎころには、前述の『この他確認して回った梅の木は、猩々梅林の八重寒紅や水心鏡。田鶴鳴梅林の初雁と八重寒紅。南崖橋の八重寒紅。本園内の矮生冬至、八重寒紅などと南門外の八重冬至』などに一番花が咲きそろうのではと考えています。