偕楽園の萩まつり中。萩といえば月ですが、このところ曇り空が多くて月は見られません。でもハギは見頃になってきました。
1609150016ハギ posted by (C)雑草
赤い花の萩の多くは仙台藩からいただいたという宮城野萩と思われます。少し開花が遅いのはマルバハギでしょうか。
1609150014ハギ posted by (C)雑草
あいにくの曇り空。15夜の月は見ることかなわず、18日のお月見の会も月見には思わしくない天気予報です。でもハギはいよいよ花盛りで、好文亭茶会,日本舞踊やキャンドルアートなどの様々なイベントが開催されますのでぜひおでかけください。
1609150018ハギ白 posted by (C)雑草
白花の萩も見ごろを迎えています。
1609150021ハギ白 posted by (C)雑草
1609150022ハギ白 posted by (C)雑草
萩のライトアップも素敵でしょう。
1609150031左近桜 posted by (C)雑草
見晴広場でひときわ目立つ大木は左近桜です。
左近の桜は天保2年(1831)斉昭夫人登美の宮が有栖川より降嫁の折りに、仁孝天皇から京都御所の左近の桜の鉢植えを賜わり、東京小石川の後楽園徳川家に植えられたことにさかのぼります。弘道館落成の天保12年(1841)に弘道館に移植されましたが、初代、2代目とも枯れてしまいました。現在の桜は昭和38年(1963)弘道館改修工事完了を記念して、宮内庁より樹齢7年の系統樹を2本受領して弘道館に1本、偕楽園に1本を植えたものです。
健康優良樹 1609150028左近桜 posted by (C)雑草
樹齢は2016年でわずか60年とはとても思えないような大木に成長して、毎年きれいな花をソメイヨシノに少し遅れて咲かせています。
幹周囲3.84m 樹高16m。ヤマザクラの一種、白山桜です。
このため日本樹木医会から平成25年に健康優良樹に選定されています。
1609150033仙奕台 posted by (C)雑草
見晴広場の突き出た場所に仙奕台(せんえきだい)があります。千波湖から吹き上げる涼風を受ける絶景の地です。
石製の碁盤、将棋盤、琴石、卓台などがあります。「奕」は囲碁を意味するそうです。
一説には琴台などは砲台を設置するためのものとか。正面の旧6号国道方向ににらみをきかせているようにも思われます。
1609150036好文亭百日紅 posted by (C)雑草
左近桜と好文亭の間にはツツジがたくさんあって、5月には真っ赤なキリシマツツジなどが咲きます。(写真手前)
またドウダンツツジも見事な古木があります。(写真中央)好文亭内には紅白の百日紅が咲いています。
1609150049南門 posted by (C)雑草
好文亭の下に南門があります。南門は水戸城から千波湖、桜川を経て好文亭に入る水上ルートの門です。
近くには船着き場、船小屋などがあったことが好文亭四季模様之図に描かれています。
当時の千波湖の広さは現在の3~4倍はあり、水戸駅よりはるか東側、下市の備前掘ちかくまでありました。大正時代に干拓されて小さくなりました。
1609150011好文亭四季模様之図複製 posted by (C)雑草
当時の好文亭の絵図面です。東門内の休憩所、見晴亭に掲示してあります。
中央の森が好文亭。右側が梅林で、梅林は現在の東西梅林と常磐神社の森が全部含まれています。
森の左側は沢渡川の低地です。両側に吐玉泉と玉竜泉があります。
さらに左側が桜山と茶畑です。そのあいだはもみじ谷でしょうか。茶畑は現在徳川ミュージアムのある森です。
この森の下を左から右へ桜川が流れ、沢渡川と合流して千波湖に注がれています。
手前右が千波湖、その左が現在の田鶴鳴梅林で、この絵には鶴がいます。
好文亭を囲む森の上方に表門があって、内側に桃も植えられています。また森の東側には栗も植えられたえいたようです。現在クヌギとコナラの大木の下あたりでしょうか。
好文亭内でマヤランが咲いています。
1609150006マヤラン追加2 posted by (C)雑草
こちらは待合の手前の通路に7月に咲いた場所にまた咲きました。
マヤランは夏をはさんで7月ころと9月頃に咲くことがありますが、偕楽園で9月に咲くのは珍しいことと思います。
1609150005マヤラン追加1 posted by (C)雑草
これも7月に咲いた場所で新たに咲いているマヤランです。
1609150004マヤラン新規2と追加1 posted by (C)雑草
手前の1本は初めて出てきました。向こう側は上の写真と同じもので、7月に咲いた場所で、9月にまた咲きました。
1609150002マヤラン新規1 posted by (C)雑草
これも初回には出てこなかった新しい場所です。
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赤い花の萩の多くは仙台藩からいただいたという宮城野萩と思われます。少し開花が遅いのはマルバハギでしょうか。
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あいにくの曇り空。15夜の月は見ることかなわず、18日のお月見の会も月見には思わしくない天気予報です。でもハギはいよいよ花盛りで、好文亭茶会,日本舞踊やキャンドルアートなどの様々なイベントが開催されますのでぜひおでかけください。
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白花の萩も見ごろを迎えています。
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萩のライトアップも素敵でしょう。
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見晴広場でひときわ目立つ大木は左近桜です。
左近の桜は天保2年(1831)斉昭夫人登美の宮が有栖川より降嫁の折りに、仁孝天皇から京都御所の左近の桜の鉢植えを賜わり、東京小石川の後楽園徳川家に植えられたことにさかのぼります。弘道館落成の天保12年(1841)に弘道館に移植されましたが、初代、2代目とも枯れてしまいました。現在の桜は昭和38年(1963)弘道館改修工事完了を記念して、宮内庁より樹齢7年の系統樹を2本受領して弘道館に1本、偕楽園に1本を植えたものです。
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樹齢は2016年でわずか60年とはとても思えないような大木に成長して、毎年きれいな花をソメイヨシノに少し遅れて咲かせています。
幹周囲3.84m 樹高16m。ヤマザクラの一種、白山桜です。
このため日本樹木医会から平成25年に健康優良樹に選定されています。
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見晴広場の突き出た場所に仙奕台(せんえきだい)があります。千波湖から吹き上げる涼風を受ける絶景の地です。
石製の碁盤、将棋盤、琴石、卓台などがあります。「奕」は囲碁を意味するそうです。
一説には琴台などは砲台を設置するためのものとか。正面の旧6号国道方向ににらみをきかせているようにも思われます。
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左近桜と好文亭の間にはツツジがたくさんあって、5月には真っ赤なキリシマツツジなどが咲きます。(写真手前)
またドウダンツツジも見事な古木があります。(写真中央)好文亭内には紅白の百日紅が咲いています。
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好文亭の下に南門があります。南門は水戸城から千波湖、桜川を経て好文亭に入る水上ルートの門です。
近くには船着き場、船小屋などがあったことが好文亭四季模様之図に描かれています。
当時の千波湖の広さは現在の3~4倍はあり、水戸駅よりはるか東側、下市の備前掘ちかくまでありました。大正時代に干拓されて小さくなりました。
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当時の好文亭の絵図面です。東門内の休憩所、見晴亭に掲示してあります。
中央の森が好文亭。右側が梅林で、梅林は現在の東西梅林と常磐神社の森が全部含まれています。
森の左側は沢渡川の低地です。両側に吐玉泉と玉竜泉があります。
さらに左側が桜山と茶畑です。そのあいだはもみじ谷でしょうか。茶畑は現在徳川ミュージアムのある森です。
この森の下を左から右へ桜川が流れ、沢渡川と合流して千波湖に注がれています。
手前右が千波湖、その左が現在の田鶴鳴梅林で、この絵には鶴がいます。
好文亭を囲む森の上方に表門があって、内側に桃も植えられています。また森の東側には栗も植えられたえいたようです。現在クヌギとコナラの大木の下あたりでしょうか。
好文亭内でマヤランが咲いています。
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こちらは待合の手前の通路に7月に咲いた場所にまた咲きました。
マヤランは夏をはさんで7月ころと9月頃に咲くことがありますが、偕楽園で9月に咲くのは珍しいことと思います。
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これも7月に咲いた場所で新たに咲いているマヤランです。
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手前の1本は初めて出てきました。向こう側は上の写真と同じもので、7月に咲いた場所で、9月にまた咲きました。
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これも初回には出てこなかった新しい場所です。
白い萩も綺麗です。大きな松なのに盆栽仕立てのように、見晴らしのいい場所でどなたもがご覧ですね。
ヤマラン、あちらこちらでしょ。絶えずに頑張ってくれていますね。
松は毎年植木屋さんが手入れしていますので形がよいですね。
マヤランはこちらでは珍しいので咲いてくれてうれしいです。