前回その2では発芽9日目に、2番目の葉は短い根茎から出ていることを確認しました。
上の写真は発芽10日目です。葉柄が長く伸びて、2株ともコップよりかなり高くなりました。こうなると頭が重くなり、殻が浮いてきて、ハスが倒れやすくなってしまいました。
発芽11日目
葉が開き始めました。ますます倒れやすくなりました。そこで水槽の中へ土を入れて植えることにしました。
ハスを植える準備
1 水槽の中へ腐葉土たっぷりの畑の土を入れました。・・・底の黒い部分
本来は田んぼのヌタという黒い土が理想なのだそうです。にわかに入手できないので、庭の畑の土に自家製腐葉土をたっぷり混ぜたもので代用です。
2 その上に赤玉土中粒を置きました。・・・・茶色の部分
発芽したハスの種を畑の土の表面において、赤玉土で埋めて固定するためです。
3 水を入れました。
水位はコップの時より若干高めにして、葉の部分が空中に出ている程度。まだ水が濁っています。
発芽11日目 水槽に植えた発芽苗
発芽12日目 水槽の水が澄み、苗がよく見えます。
まだ短い地下茎が出たばかりで、根が出ていない種を土に植えたので、根を出して土にしっかりと固定されるまでは揺らさないで、静かにおいておきます。
本来は根が出てから植えるべきでした。そのためにはもっと背の高いコップの中で発芽させるべきだったのかもしれません。
また、根が出てこないまま冬になると、成長が止まって弱ってしまうことも懸念されるわけで、播種の時期はやはり、5月ころが最適ではないかと思います。
いずれにしても、秋に発芽させてしまったのですから、まだ気温が下がる前にできるだけ成長を促し、さらに冬季も室内の日当たりのよい場所に置いて成長できるように管理するつもりです。
当面は日中は日が当たるばしょにおいて、陽が落ちたらガラス板で蓋をして密閉しておきます。
そして春になったらプラスチックの漬物樽に植えて、樽の上面が地表より若干高くなり程度に庭に埋めて置く予定。池があれば池の水の中に置くのが良いのですが、池が無いので土に埋めます。
発芽13日目 葉が開き始めました。