庭の花たちと野の花散策記

山野草と梅が大好きの「雑草」。花以外は思考不可の植物人間の庭の花と野の花散策記です。

ハスを発芽させてみた その9 低温障害と保温対策

2023年11月27日 | 庭の花たち

 10月31日のC株
 10月後半に差し掛かると、C株の成長速度がAB株に比べてかなり遅くなってきました。
夜間の気温が下がってきたのと、AB株は、夜間は水槽にガラス板で蓋をしていたのですが、C株は夜間も蓋をしていなかったためのようです。
よく見ると葉が傷んでいるように見えます。低温障害かもしれないと気が付きました。


C1株とC2株の1枚目の葉は開き始めていて、葉の縁が水面から離れている部分に傷みがあります。

C3株は葉がまだ開いていないために、葉全体が水面から突き出ています。葉全体が傷んでいるようです。

水戸気象台で10月の最低気温が10℃以下を記録した日は以下のとおりで、これ以外の日は全て10℃以上でした。
10月14日 9.7℃   
10月18日 9.5℃
・・・
10月22日 7.3℃ ・・・  
10月23日 7.7℃ ・・・
10月29日 9.9℃
10月30日 8.4℃
10月31日 10.3℃
 気象台の夜間の最低気温が初めて10℃を割ったのは10月14日で、次が18日でした。
それでも少しずつ成長はしていました。
10月23日ころから成長が完全に止まってしまったようでした。
それから数日後に、葉が傷んでいるのが見えてきました。
どうやら、10月22日と23日の7℃台の冷え込みによって成長が止まったばかりか、低温によって葉が傷んでしまったようです。
この状況から、
ハスは10℃を割ると、成長がほぼ止まる。7℃台以下になると低温障害が出るらしいことがわかりました。
ハスが良く成長する温度は20℃~25℃くらいであるとは聞いていましたが、
成長のためには、せめて、15℃以上は保つ必要があるのかなということがわかってきました。

一方、角型水槽の中のAB株は夜間ガラス蓋をしていて、順調に成長しています。

それぞれ4枚の葉が開いて水面に浮いています。
さらに、

A株

B株
株元から少し離れた場所から、芽のようなものが勢いよく出てきました。


11月4日 芽のようなものは、地中を伸びて行った根茎の節から出てきた葉でした。これまでの4枚の葉は殻の中から出たもので、子葉ですが、この5枚目の葉は根茎の節から出てきたので、1枚目の本葉と言えるものでしょう。
数日後には水槽から大きく出てしまったので、水槽にガラス蓋をすることができなくなりました。


今後のさらなる冷え込みに対処するために、大型の水槽の中に、AB株の角型水槽とC株の丸型ダストボックスを入れて、大型水槽をガラス板で密閉することにしました。
こうすることによって、いましばらくの間、ハスが成長できて、しっかりした株になり、厳冬期を乗り越えられるようにできます。

11月11日

二重水槽にしたことと、11月上旬は気温が高めに推移したことにより、2枚目の本葉が出てきました。
しかし、週間天気予報では急激に気温が下がる予報が出たので、

保温効果をさらに上げるために、大型水槽内の、のぞき窓以外を赤玉土で埋めてみました。こうすることによって、日中の陽ざしで土があたためられるので、夜間でも水槽内が冷えにくくするためです。





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