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今シーズン(2024年1~2月開花予定)はパフィオの花芽が5個つき、現在元気に成長中です。
まず株の全体を見て感じることは、枯葉や枯れかかった葉、日照りで傷んだ葉の何と多いことかということです。
できるだけ自然な状態で育ててみたいという意図からこのようになりました。
低温や、水不足で枯れることがない程度の最低限の管理はしましたが、それ以外はできるだけ手を加えないで、育ててみたいということです。ですから、一年中、特に真夏でも日当たりの強い場所においてみました。ここ数年は、肥料もやっていませんし、一度植え替えたときも、土は2019年に購入時の木材チップの朽ちたままの土に、庭の枯れ枝の朽ち始めたものを追加しただけです。ランの栽培ではいろいろと事細かな管理、注意書きがあるにも関わらず、誠に乱暴な栽培であります。でも、このことでかえって野性的で、丈夫な株に仕上がったのかなとおもいます。
今シーズンの5個の蕾の様子です。
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今シーズンの蕾1 大
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今シーズンの蕾2 大
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/83/9127c2ab96c5796cbeab8fc1532f642c.jpg)
今シーズンの蕾3 大
以上3個の蕾は現時点では比較的大きくなった蕾です。
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今シーズンの蕾4 小
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/11/866c17c2dc2b7eae753791161bec7a72.jpg)
今シーズンの蕾5 小
以上の2個の蕾はやや成長が遅れている蕾です。
以上合計5個の蕾が出てきているので、今後低温等に注意しながら管理すれば2024年1~2月に開花することが期待できます。ただし、5個一緒に咲かないで、大きい蕾3個と、小さい蕾2個の開花時期が少しずれてくるように思われます。
蕾は1株に1個ずつ出ていて、蕾の出た株が5株と蕾の出なかった株が1株の計6株です。
株全体のようすを見てみます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/4d/bdd0d3f63944fa383d12183540d41c39.jpg)
合計6個の株は、2株毎に3グループになっています。1時方向、6時方向と9時方向です。
このうち蕾のない株は9時方向の外側の株です。
上の写真で3グループとも内側の株は大きな蕾をつけています。
また外側の株で蕾をつけているのは、1時と6時方向の蕾で、蕾は小さいです。
また9時方向の外側の株は今シーズンは蕾は無しです。
通常花を咲かせた株は、その年の夏に新しい株を生じて、秋には枯れてしまい、株が更新されます。
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新しい株が生じた例・・赤数字7が新しく生じた株
新しい株が花を咲かせるのは通常2年目で、中には3年目に咲くこともあるようです。また、新しい株は2年目に花を咲かせなかったとしても、次の新しい株を生じることがあります。
このように新しい株に更新した結果、内側の3株がそれぞれ外側の新しい3株を生じて、現在は合計6株になっています。
ところが、このような栽培では通常、1株は、新しい株を1株しか生じないのですが、時に新しい株を2株生じることがあります。
それで、2019年花を咲かせていた時は、花を咲かせた1株に、新しい株が1株ついていたのですが、現在は内側の3株に増えて、外側の新しい株を1株ずつ生じさせた合計6株になっています。
内側の3株は株が充実した3年目に花を咲かせようとしているので蕾も大きく成長して、外側の2株は2年目で花を咲かせようとしているために、蕾の成長が遅いのかなと思います。さらに蕾のない外側の1株は3年目の次シーズン・2025年1~2月には充実した株となり花を咲かせると考えられます。
次シーズン2025年は1株しか花を咲かせ無いということです。こうしてこの状態が続くと、平均的には毎年3株が更新して、3個の花を咲かせることになりますが、中に新しい株を2株生じさせる株があれば、4グループ以上になって、花数も増える可能性があります。もし、株を増やしたいときは、肥料をやったり、植え替えたりと丈夫な株を育て、1株から2株以上の新しい株を生じさせれば良いわけです。
2019年からの花を咲かせた様子を順に見ると次の通りです。
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2019年2月(入手時) 花1個
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2020年5月 花無し
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2021年1月 花1個
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2022年2月 花5個
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2022年5月 別種のラン(左側のナツエビネらしい葉の株)を分離し植替え
ナツエビネらしい葉(左側)の小さな根が最初から鉢土の中に混じっていたらしく、芽吹いたのが大きくなったので、これを分離して、パフィオを植替えました。土は同じ鉢の土を用いて、不足分は庭の樹木の枝が朽ち始めたものを足しただけです。
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2023年1月 花無し
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2024年1~2月 花5個予定
パフィオの栽培では、温室のない我が家では、これからが最も注意しなければならない季節。今シーズンも無事に花を咲かせたいと、緊張して取り組みたい。