1610010671早朝散策鹿島クラブ posted by (C)雑草
信濃大町北部の青木湖畔の高台、標高855mの山小屋 鹿島クラブを拠点に居谷里湿原、姫川源流、八方尾根などを散策しました。何回かに分けます。今回は居谷里湿原です。
高床式の総二階建ての山小屋。床下は地下室風物置。1階は洗面、風呂、トイレ、キッチンと暖炉の居間と小部屋など、2階は寝室。
1609300644鹿島クラブHUAC09 posted by (C)雑草
これは5・60年くらい前の最初の山小屋です。広島大学山岳部OBの有志が出資して建てられました。現在の建物は3代目になるそうです。
1609300642鹿島クラブHUAC07 posted by (C)雑草
山小屋の当初のころメンバーです。この中のおひとりに大変お世話になった雑草です。この写真は山小屋に有ったものを複製しました。
1609290012ツリフネソウ posted by (C)雑草
初日は安曇野のちひろ美術館への希望があって、密かに願っていた居谷里湿原は行けないのかと思っていたところ、たまたま美術館の模様替えなどがあったらしく休館とのことで、それではと居谷里湿原のハナノキ見学行きが実現しました。花の少ないこの時期は湿原を訪ねる人もなくひっそりとツリフネソウが咲いていました。このツリフネソウは毛深いですね。
1609290051ハナノキ自生地 posted by (C)雑草
目的のハナノキ自生地です。でも近づくこともできず、どれがハナノキか判然としません。
ハナノキは岐阜県と長野県の南部と愛知県の三県の県境が接する付近が自生地です。自生地は日本ではこの地方に限られていて国または県、市等の天然記念物に指定されています。大町市の居谷里湿原の自生地だけがかけ離れていて、いわゆる隔離分布をしていて、ハナノキの北限でもあります。
1609290046ハナノキ自生地 posted by (C)雑草
カメラの望遠で見上げるとハナノキらしい葉がみえました。
ハナノキはカエデの仲間でハナノキ節に分類され、ハナノキ節は世界に3種類があり、北米大陸にアメリカハナノキとギンカエデの2種があるそうです。太平洋をはさんで日本と北米にこれまた隔離分布しています。
ハナノキ自生地 posted by (C)雑草
ハナノキはカエデのなかでも花が際立って美しい木です。さらに新葉が展開するときも赤く、
秋の紅葉も美しく、年に3回楽しめる木です。
1609290061サワフタギか posted by (C)雑草
この木の実はサワフタギと思われます。
1609290071サラシナショウマ posted by (C)雑草
サラシナショウマです。私の印象では花穂はもっと長かったように記憶していましたが、やや短く枝分かれも多いような気がします。
1609290078湿原案内板 posted by (C)雑草
居谷里湿原は1周およそ1kmほどです。ショウブ橋のほうから反時計回りに廻りました。春にはミズバショウ、ザゼンソウなどが見られます。ほかにノハナショウブなどもあるようです。
1609290083ヤグラタケとクロハツ posted by (C)雑草
珍しいキノコ・ヤグラタケを撮影している方がいました。下の黒いキノコの上に白いキノコがはえています。黒いキノコはクロハツ、白いキノコはヤグラタケというそうです。このキノコを撮影していた写真家の方に教えていただきました。
1609290085ドクベニタケ posted by (C)雑草
可愛いキノコですが毒です。
1609290089フユノハナワラビ posted by (C)雑草
フユノハナワラビが胞子をつけていました。
1609290099ハナノキ posted by (C)雑草
ハナノキ自生地とは反対側に大きな花の木があることを写真家の方に教えていただきました。
湿原のハナノキは近くに行けなくて詳しく見ることができないので心残りのまま帰らなければならないのかと残念におもっていたのです。
1609290103ハナノキ posted by (C)雑草
ハナノキの幹、木肌は縦に裂けていました。
1609290102ハナノキ posted by (C)雑草
1609290106ハナノキ posted by (C)雑草
紅葉した葉がいくつかついていました。
1609290110ハナノキ posted by (C)雑草
紅葉した葉。すべての葉が紅葉したらどんなに美しいことでしょうか。
1609290112携帯p posted by (C)雑草
1609290113居谷里湿原14 posted by (C)雑草
大きなハナノキを教えてくださった写真家の方から、サルナシとキノコをごちそうになりました。車に寝泊まりして1~2週間過ごすそうです。この方のお住まいの地にはハナノキがたくさん自生しているそうです。
次回は早朝散策と姫川源流についてです。
信濃大町北部の青木湖畔の高台、標高855mの山小屋 鹿島クラブを拠点に居谷里湿原、姫川源流、八方尾根などを散策しました。何回かに分けます。今回は居谷里湿原です。
高床式の総二階建ての山小屋。床下は地下室風物置。1階は洗面、風呂、トイレ、キッチンと暖炉の居間と小部屋など、2階は寝室。
1609300644鹿島クラブHUAC09 posted by (C)雑草
これは5・60年くらい前の最初の山小屋です。広島大学山岳部OBの有志が出資して建てられました。現在の建物は3代目になるそうです。
1609300642鹿島クラブHUAC07 posted by (C)雑草
山小屋の当初のころメンバーです。この中のおひとりに大変お世話になった雑草です。この写真は山小屋に有ったものを複製しました。
1609290012ツリフネソウ posted by (C)雑草
初日は安曇野のちひろ美術館への希望があって、密かに願っていた居谷里湿原は行けないのかと思っていたところ、たまたま美術館の模様替えなどがあったらしく休館とのことで、それではと居谷里湿原のハナノキ見学行きが実現しました。花の少ないこの時期は湿原を訪ねる人もなくひっそりとツリフネソウが咲いていました。このツリフネソウは毛深いですね。
1609290051ハナノキ自生地 posted by (C)雑草
目的のハナノキ自生地です。でも近づくこともできず、どれがハナノキか判然としません。
ハナノキは岐阜県と長野県の南部と愛知県の三県の県境が接する付近が自生地です。自生地は日本ではこの地方に限られていて国または県、市等の天然記念物に指定されています。大町市の居谷里湿原の自生地だけがかけ離れていて、いわゆる隔離分布をしていて、ハナノキの北限でもあります。
1609290046ハナノキ自生地 posted by (C)雑草
カメラの望遠で見上げるとハナノキらしい葉がみえました。
ハナノキはカエデの仲間でハナノキ節に分類され、ハナノキ節は世界に3種類があり、北米大陸にアメリカハナノキとギンカエデの2種があるそうです。太平洋をはさんで日本と北米にこれまた隔離分布しています。
ハナノキ自生地 posted by (C)雑草
ハナノキはカエデのなかでも花が際立って美しい木です。さらに新葉が展開するときも赤く、
秋の紅葉も美しく、年に3回楽しめる木です。
1609290061サワフタギか posted by (C)雑草
この木の実はサワフタギと思われます。
1609290071サラシナショウマ posted by (C)雑草
サラシナショウマです。私の印象では花穂はもっと長かったように記憶していましたが、やや短く枝分かれも多いような気がします。
1609290078湿原案内板 posted by (C)雑草
居谷里湿原は1周およそ1kmほどです。ショウブ橋のほうから反時計回りに廻りました。春にはミズバショウ、ザゼンソウなどが見られます。ほかにノハナショウブなどもあるようです。
1609290083ヤグラタケとクロハツ posted by (C)雑草
珍しいキノコ・ヤグラタケを撮影している方がいました。下の黒いキノコの上に白いキノコがはえています。黒いキノコはクロハツ、白いキノコはヤグラタケというそうです。このキノコを撮影していた写真家の方に教えていただきました。
1609290085ドクベニタケ posted by (C)雑草
可愛いキノコですが毒です。
1609290089フユノハナワラビ posted by (C)雑草
フユノハナワラビが胞子をつけていました。
1609290099ハナノキ posted by (C)雑草
ハナノキ自生地とは反対側に大きな花の木があることを写真家の方に教えていただきました。
湿原のハナノキは近くに行けなくて詳しく見ることができないので心残りのまま帰らなければならないのかと残念におもっていたのです。
1609290103ハナノキ posted by (C)雑草
ハナノキの幹、木肌は縦に裂けていました。
1609290102ハナノキ posted by (C)雑草
1609290106ハナノキ posted by (C)雑草
紅葉した葉がいくつかついていました。
1609290110ハナノキ posted by (C)雑草
紅葉した葉。すべての葉が紅葉したらどんなに美しいことでしょうか。
1609290112携帯p posted by (C)雑草
1609290113居谷里湿原14 posted by (C)雑草
大きなハナノキを教えてくださった写真家の方から、サルナシとキノコをごちそうになりました。車に寝泊まりして1~2週間過ごすそうです。この方のお住まいの地にはハナノキがたくさん自生しているそうです。
次回は早朝散策と姫川源流についてです。
アメリカハナノキは北米でよくみられる花も紅葉も美しい木と思います。
日本のハナノキとよく似ているのですが、日本では天然記念物になるほど数が少なく、雌雄異株です。
サラシナショウマは今回の散策でよく見かけました。
クロハツは毒だそうです。似た黒いキノコでは食べられるものもあって子供のころは食べたものです。
素晴らしい方にであえておいしいものをいただきました。この時期の湿原は花も少なくあまり楽しい場所ではないようにおもわれますが、とてもよい思い出になりました。
サラシナショウマが綺麗ですね。
クロハツって食用でしょう。聞いたことがあります。
サルナシとキノコのご馳走、良いところへ行かれました。