1702280093金剛寺の梅 posted by (C)雑草
青梅駅から宮ノ平駅方向に向かってそう遠くない地に承平年間(931〜938)の創建と伝わる青梅山無量寿院金剛寺があります。
1702280092金剛寺の梅 posted by (C)雑草
寺の庭には梅の木が十数本あって、満開をやや過ぎたものや、見頃な花が咲きそろっていました。
1702280031金剛寺の青梅 posted by (C)雑草
目的の梅はこの将門誓いの梅という老木です。
木は大きくはないがかなりの老木です。
新梢が少ないようですが、ちゃんと枝先のほうには出ているようです。
1702280032金剛寺の青梅 posted by (C)雑草
向きを変えてみてみます。幹が2本あります。
1702280034金剛寺の青梅幹 posted by (C)雑草
幹の肌はかなり老木らしいです。ねじれ方向は野梅と同じ方向です。
1702280035金剛寺の青梅幹 posted by (C)雑草
ひこばえや徒長枝が少ないようです。
このため、老化が進んだ枝の先にしか新梢がみられない。
幹からの徒長枝の成長を促すようなことが必要なのかなと素人ながら考えました。
1702280036金剛寺の青梅花 posted by (C)雑草
花は小型です。花糸が曲がっていて、雄しべは雌しべを隠すがごとくです。開いていません。
1702280037金剛寺の青梅花 posted by (C)雑草
新しい花です。雌しべが見えずらいです。
雄しべが先熟なのか。それとも他花受粉をしたくない?・・・それゆえ実が熟しにくい?
撮影しながらいろいろと考えさせられます。
1702280040金剛寺の青梅花 posted by (C)雑草
この梅は平将門伝説の古木です。将門がこの地で、「我願成就あらば栄ふべし」と、梅の一枝を挿し、その枝が根づき、この梅の木になったので、「将門誓いの梅」といわれています。夏が過ぎても梅の実が熟さず青い実のままであることから「あおうめ」と名付けられ、これが青梅市の地名になったということです。
1702280041金剛寺の青梅花 posted by (C)雑草
吉野梅郷のもとの梅はこの「誓いの梅」といわれています。残念ながら吉野梅郷の梅の木はウィルス感染のためにすべて伐採処分されてしまいました。
1702280043金剛寺の青梅花 posted by (C)雑草
ようやく雌しべがはっきりわかる花を探しあてました。
1702280046金剛寺の青梅花 posted by (C)雑草
雄しべ先熟、雌しべ後熟なのでしょうか。
緑の梅の実が夏を過ぎてもなっているのは、稚態保留(ちたいほりゅう)という現象ということです。梅にはまれにあるようです。
ネットの説明では品種は白加賀であるというのもあります。でも現在の実梅の白加賀とは違うように思われました。
1702280047金剛寺の青梅花 posted by (C)雑草
稚態保留の梅としては足利学校の不断梅というものがあります。他の方のブログには実が冬になっても落ちないで木になっている様子の写真がありました。花が咲くころまで残っていることがあるそうです。
足利学校の不断梅をもぜひ見たいものと考えています。
1702280048金剛寺の青梅と同品種かも posted by (C)雑草
金剛寺には似た梅の木がもう一本ありました。天然記念物の梅の木とよく似ています。もしかしたら同じ品種かもしれません。もとの木の実からの実生?挿し木?接木?なのでしょうか。
1702280050金剛寺の青梅と同品種かも posted by (C)雑草
お近くの方が梅を見にいらっしゃいました。吉野梅郷に近いので、もうこの寺にも梅の木が無いものと思われたようで花が咲いているのに驚き、今年も花を見られたことを喜んでおられました。私が水戸からこの梅を見に来たこと、この梅の実は夏になっても青いままであるということなどをお話しましたら、梅の実が熟すころに、この梅の実がどうなっているかお知らせしてくださることになりました。うれしい限りです。
次は足利の不断梅を見に行きます。
わたくしは、かの有名な農学博士と同姓同名で、給料を間違って暫く振り込まれたこともあってか、今では、学者気取りで、梅に携わっております。
交通事故の影響で、旅には行けそうにありませんので、雑草さんには、今流行りの、竜宮小僧?として、色々な梅と楽しいお話を期待しています。
青梅まで出かけられたんですね。
青梅は脚が悪くなる前までは毎年出かけて
いまして金剛寺のお寺も知っておりますが
梅の事は知りませんでした。
かなりの古木で私も一度見に行きたいと
思います。
私は青梅には初めて行きましたがよいところですね。
同姓同名で振り込まれていたのですね。それで差額を追加振込みしますとか連絡があって気づいたとか?
何よりも梅を愛しておられる吉田様のためにも私も頑張らねがいけませんね。
青梅の梅の木はウィルスのためにあちこちで切られているようですね。心が痛みます。
もし行く機会がありましたら、この将門誓いの梅をぜひご覧になってください。
この梅の木がすべてを知っているのかと思って、向き合ってきました。