ミツバベンケイソウに今年もムカゴができました。
コモチミツバベンケイソウ1511140018 posted by (C)雑草
牧野図鑑をはじめ植物図鑑にはミツバベンケイソウにムカゴが発生するとの記述がないので、10年前くらいに初めてムカゴが発生した時には非常に驚きました。下はその時の画像です。
さらに驚いたことは、同じ年にイワタバコにもムカゴができたことです。
いろいろと調べた結果4年前にコモチミツバベンケイソウというのがあることがわかりました。
コモチミツバベンケイソウは北岳で発見されて、1986年に「植物分類・地理研究」誌に発表されたも。学名はHylotelephium verticillatum (L.) H.Ohba f. bulbiferum (N.Yonez.) Yonek.イワタバコのムカゴについては再現することができず、いまだに謎です。
茨城の山に自生するミツバベンケイソウにはムカゴはできないと聞いていますが、庭で栽培した場合、ムカゴの発生を確認されたわけです。
ただし山で発生したのはいまだ見たことがありません。
コモチミツバベンケイソウ1511140020 posted by (C)雑草
ミツバベンケイソウにムカゴが発生する条件ははっきりとは分かりません。でも草体が生存の危機に瀕した時に発生するらしいことがいくつかの事例から考えられます。
1秋深くなり凍って枯れそうになっても生きている場合。
2茎が折れてかろうじてつながっていて生きている場合。
3ネナシカズラに絡まれ草体が弱った場合。
4茎が太く草丈が50cmくらいになった場合は凍らなくても冷涼な季節になると発生しやすい。
以上のように、低温、傷、寄生などによって草体が危機に瀕してなお生き続けている場合に緊急にムカゴを発生させて子孫を残そうとするのではないかと考えられます。
コモチミツバベンケイソウ1511140021 posted by (C)雑草
今年この株に発生したのは上記2によるようです。なぜなら同じ鉢に似た株が2本あり、片方の茎が折れてムカゴが発生しましたが、もう一本は発生していません。ミツバベンケイソウは種子で子孫をの残します。でも、種子が結実するまでの日数がない緊急事態になったためにムカゴを発生させたと思いました。
コモチベンケイソウには、北岳で発見され、サハリンの標本でも確認された。きちんと観察すればさらに産地は増えるだろうと書かれています。そのように茨城産にもムカゴの発生が確認できたことになります。
もっと別の見方をすると、危機に瀕した場合ムカゴを発生させる能力はもともとどこのミツバベンケイソウに備わっているのではないでしょうか。
ただ、そのような特殊な環境にならない限りムカゴを発生させないで、種子で子孫を増やしているのではないでしょうか。
コモチミツバベンケイソウ1511140018 posted by (C)雑草
牧野図鑑をはじめ植物図鑑にはミツバベンケイソウにムカゴが発生するとの記述がないので、10年前くらいに初めてムカゴが発生した時には非常に驚きました。下はその時の画像です。
さらに驚いたことは、同じ年にイワタバコにもムカゴができたことです。
いろいろと調べた結果4年前にコモチミツバベンケイソウというのがあることがわかりました。
コモチミツバベンケイソウは北岳で発見されて、1986年に「植物分類・地理研究」誌に発表されたも。学名はHylotelephium verticillatum (L.) H.Ohba f. bulbiferum (N.Yonez.) Yonek.イワタバコのムカゴについては再現することができず、いまだに謎です。
茨城の山に自生するミツバベンケイソウにはムカゴはできないと聞いていますが、庭で栽培した場合、ムカゴの発生を確認されたわけです。
ただし山で発生したのはいまだ見たことがありません。
コモチミツバベンケイソウ1511140020 posted by (C)雑草
ミツバベンケイソウにムカゴが発生する条件ははっきりとは分かりません。でも草体が生存の危機に瀕した時に発生するらしいことがいくつかの事例から考えられます。
1秋深くなり凍って枯れそうになっても生きている場合。
2茎が折れてかろうじてつながっていて生きている場合。
3ネナシカズラに絡まれ草体が弱った場合。
4茎が太く草丈が50cmくらいになった場合は凍らなくても冷涼な季節になると発生しやすい。
以上のように、低温、傷、寄生などによって草体が危機に瀕してなお生き続けている場合に緊急にムカゴを発生させて子孫を残そうとするのではないかと考えられます。
コモチミツバベンケイソウ1511140021 posted by (C)雑草
今年この株に発生したのは上記2によるようです。なぜなら同じ鉢に似た株が2本あり、片方の茎が折れてムカゴが発生しましたが、もう一本は発生していません。ミツバベンケイソウは種子で子孫をの残します。でも、種子が結実するまでの日数がない緊急事態になったためにムカゴを発生させたと思いました。
コモチベンケイソウには、北岳で発見され、サハリンの標本でも確認された。きちんと観察すればさらに産地は増えるだろうと書かれています。そのように茨城産にもムカゴの発生が確認できたことになります。
もっと別の見方をすると、危機に瀕した場合ムカゴを発生させる能力はもともとどこのミツバベンケイソウに備わっているのではないでしょうか。
ただ、そのような特殊な環境にならない限りムカゴを発生させないで、種子で子孫を増やしているのではないでしょうか。
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