庭の梅の若木 朱鷺の舞が咲き始めました。
朱鷺の舞は偕楽園が世田谷区公園事務所のご厚意により羽根木公園の成木の枝を接木用の穂木としていたがいたことによります。
そのきっかけとなったのは、府中郷土の森公園での大坪孝之先生の梅散歩で、羽根木公園のボランテアさんと知り合いになり、ボランテアさんたちと偕楽園との交流が始まった時に、ボランテアの小嶋哲郎さんらの学習成果発表資料「梅まつりの学習」にあった、朱鷺の舞の花の写真に魅せられた当時の偕楽園の梅管理者の根本実嗣さんが偕楽園への導入を検討されたのでした。
羽根木公園頂上の北の広場には数本の朱鷺の舞が植栽されていました。
頂いてきた朱鷺の舞の枝
接木をしたときの舞@偕楽園
接ぎ木苗の芽が膨らむ@偕楽園
伸びてきた枝。接ぎ木部の乾燥を防ぐための袋掛け@偕楽園
このように接ぎ木を大事に大事にして苗木を作ったのですが、一部はこのことが徒となって、梅雨明け時の高温多湿のために失敗もありましたが、最終的にはたくさんの接ぎ木苗ができました。
接木した翌年2019年に接ぎ木に咲いた花@偕楽園
同年4月には苗木畑に植えこまれました。@偕楽園
この接ぎ木苗の1本をいただいたのが庭の朱鷺の苗です。
庭の朱鷺の舞
庭の朱鷺の舞
庭の朱鷺の舞
朱鷺の舞は後ろ姿もきれいな花です。
朱鷺はかつてはほぼ日本全国で見られた鳥ですが、日本産がぜつめつしてしまい、中国からいただき、大切に保護されてかなり復活することができました。その朱鷺の羽根色を思わせる朱鷺の舞の花です。
この他現在咲いている庭の梅の木です。
紅冬至
緋の司
佐橋紅
白加賀
まだ咲いていない梅の木
書屋の蝶 昨年の花
豊後 昨年の花
緋の司、白加賀、豊後は、他のブログでも拝見した記憶があります。
接木をしたのは偕楽園の梅の管理者です。わたしはせいぜい種を播くくらいしかできません。
朱鷺の舞は名前もよいし、きれいな花ですね。