パフィオペディラムの鉢に花芽が5個も出てきました。この鉢に一度に5個も花が咲いたら、何と豪華なことかと、花の咲くのが待ち遠しい。
とはいうものの、温室のない我が家では、咲かせるまで、寒風にあてずに無事に咲かせられるかどうか。昨シーズンは花が咲いてから寒風にさらしてしまい、半ばで花を枯らしてしまったし、緊張の日々が続きます。
このパフィオが我が家に来てからの概略経緯は
1 2019年1月末 満開の花が咲いているときに植物公園の売店から連れてきました
2 2019年10月 花芽が出たと思ったら葉芽であった。花芽がどのようなものかまだ見たことがなかったので、この葉芽を発見したときは、パフィオの花を咲かせられると喜んだものでしたが、花期が1月のはずなのに一向に成長しませんでした。
花芽が出なかったので2020年1月には花を見ることができなかった。
3 2020年10月 花芽らしいのを確認しました。今度こそ花芽であってほしいと期待を膨らませました。期待に応えるがごとくせっせと伸びてきました。葉芽の場合は夏に茂るために、この時期はゆっくりと成長しますが、花芽は12月いっぱいまでには開花させるために、成長が早いのでした。
葉芽と花芽では出てきた時の形状が違うこともわかりました。
葉芽は二つ折りになっています。花芽は折り目がありませんで、中心付近が膨らんできます。この膨らみのなかに蕾がありました。
4 2021年1月 ついに我が家に来て2年目に花を咲かせることができました。
この画像は2020年12月28日のものです。初々しい花が開き始めています。
5 2021年10月 今回出てきた芽を見てみると、葉芽が1個と花芽を5個確認できます。葉芽と花芽の違いを昨年勉強したので今度は間違いないと思います。
1 葉芽と花芽
2 花芽 2個
3 花芽 2個 それからエビネのような葉が2枚
このまま花芽を無事に成長させれば1月には一鉢で5個の花を同時にみられるのではと期待が膨らみます。
またエビネのような葉が今後どのようになるか興味深いところです。
さて今回花芽を5個も付けた株を見てみますと、若干心配なこともあります。
1 2019年1月購入したときに咲いていた花柄もまだついています。その株はすでに枯れてしまって、跡かたもありません。
2 2021年1月に咲いた花柄と完全に枯れた葉(6時方向)があります。
3 2019年夏に茂っていた葉(3時と7時方向)が枯れて残っています。葉の寿命は2年です。
これらの枯れた葉に比べると、今茂っている葉はやや小ぶりになってしまいました。今後はどうなるのでしょうか。
葉芽が1個しかないので、6株にも増えた株は、花を咲かせて5株が枯れた後は一株になってしまうのでしょうか。
植え替えなどを極力控えて、できるだけ自然に育てたいと思いながらも、自然な状態とはかけ離れた環境で花を咲かせ続けるための、試行錯誤が続きます。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます