26日は最低気温がマイナス5.4℃と今季最低を記録した。冬になってから急に寒くなった日の朝はシモバシラに霜柱が発生しやすい。そこで庭のシモバシラを見に行くと立派な霜柱ができていました。
さらに、ほかのシソ科のセキヤノアキチョウジやテンニンソウにもシモバシラが発生していました。
さらに、驚いたことにキク科のカシワバハグマにも霜柱が発生していました。これは新発見です。
もう一つおまけに名前のわからない草にもはっせいしていました。来春葉が出たら名前を確認しようと思います。
シモバシラのほかにシソ科の植物にはいくつか霜柱が発生するものがあるということで、過去には紅花サルビアに発生したことがあります。残念ながら紅花サルビアは消えてしまいました。ところが、今朝の庭では上記のように、テンニンソウ、セキヤノアキチョウジ、キク科のカシワバハグマ、さらに葉が枯れて名前がわからなくなった植物にまで発生しました。
シモバシラやセキヤノアキチョウジ(一部生きているものあり)のようにすでに枯れた茎に発生するものと、紅花サルビアやテンニンソウのように、まだ生の茎に発生するものがあります。
生の茎に発生するものは壮絶で、皮が裂けて割れ目から氷が噴き出して無残です。このあと茎が枯れてしまいます。またシモバシラやセキヤノアキチョウジでは、すでに枯れた茎からやはり皮を引き裂いて氷がでてきますが、すでに枯れているので美しく見えます。
氷が大きく生長するのはシモバシラと紅花サルビアです。これらは茎の中の水分が凍るだけではなく、茎が生きているかのように(紅花サルビアは生きていた)地下から水分を毛細管現象によって吸い上げて水分が供給されるので、シモバシラが大きく成長するものと思います。
カシワバハグマやセキヤノアキチョウジでも毛細管現象があって氷が生長していますが、シモバシラほど多く水分が供給されないのか、さほど大きくはなりませんでした。発生した庭の位置関係も大きさに関係あるようです。
この現象が起こると茎が破壊されてしまうので、一度発生すると、二度目は小さいか、二度と発生しないものです。というわけで、急に寒くなった朝、今季一度しか見られない現象です。
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