マチンガのノート

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モスル あるSWAT部隊の戦い 監督:マシュー・マイケル・カーナハン 出演 ヘール・ダッバーシ、アダム・ベッサ、イスハーク・エリヤス、感想

2021-11-07 22:06:10 | 日記

米国の雑誌「ザ・ニューヨーカー」に掲載された記事を、「アベンジャーズ」シリーズの

ルッソ兄弟がプロデュースして映画化したものです。

監督はブラピの「ワールド・ウォーZ」などの脚本を手掛け、本作が長編映画初監督となる

マシュー・マイケル・カーナハンさんです。

報道を観てどの様にイラクなどの現地の警察や軍隊が、ISと戦っていたのかについて

興味を持った人も多いでしょうが、それについて映画化した作品です。

【あらすじ】

イラク第二の都市モスルで21歳の新人警官カーワは、ISに襲撃されているところを、

SWATの一部隊に助けられます。指揮官のジャーシャム少佐はカーワが親族をISに

殺されたと知り、彼を自分のSWATチームに加えます。

そのまま彼らと行動をともにするカーワでしたが、彼らに任務を聞いても答えないのですが、

そのままISとの戦闘に加わるのでした。

【感想】

街のほとんどが廃墟と化した中でストーリーは進んでいきますが、

SWATの隊員たちはその中で米国から供与されたハンビーに乗り、

カラシニコフを抱えてISと戦っていきます。

SWATもISもお互いに小部隊でいて市街地で戦闘をするので、これまでの戦争映画などとは

かなり違ったものになっていました。

両者ともアラビア語なので、IS側が無線でSWATを脅したりして揺さぶってくるのが

いかにもありそうなところでした。

隊長をはじめSWAT側の俳優さんたちが存在感と個性があり、とても見応えがある映画です。

現代の中東の戦闘を描いた映画ですが、カーナハン監督の狙い通り、

現地の方から見た中東での紛争を描いた映画になっていました。

映画『モスル~あるSWAT部隊の戦い~』予告編

 


日本の漫画と戦いについて

2021-11-07 00:34:16 | 日記

なにかと日本の漫画には戦いを扱ったものが多いとの指摘は以前から

ありますが、中でも巨大ロボットに主人公が乗り込んで戦うものが多いというのは

日本の漫画の特徴とのことです。

研究者の中には、太平洋戦争のさまざまな影響を考える人もいるようです。

日本は戦争で米国に完膚なきまでに叩きのめされた後、占領した米軍には

意外とひどい扱いを受けず、その後は同盟国となり、さらには米国の製品を参考にした家電や自動車を

米国に大量に買ってもらい経済的に成長しましたが、ソ連が無くなった後も

それまでの立場を変えずにいるのは、それまでの成功体験に居着いてしまい、

新たな方向を考えることをしないからなのでしょう。

日本のマンガ・アニメにおける「戦い」の表象 足立加勇 現代書館